永安夢~君の涙には逆らえない~ 第8話 あらすじ/ネタバレ

沈甄(しんしん)は陸時硯(りくしげん)と共に、地方の役人である趙(ちょう)衝の宴席に参加します。趙(ちょう)衝の悪評は聞いており、沈甄(しんしん)は不安を隠せません。そんな彼女に、陸時硯(りくしげん)は優しい眼差しで「心配するな、俺がいる」と語りかけます。

宴席では、陸時硯(りくしげん)は高価な絵画を趙(ちょう)衝に贈り、その実力を示します。彼は呉州で大量の穀物を買い付け、珍しい美酒を造る計画を明かし、趙(ちょう)衝に協力を持ちかけます。しかし、趙(ちょう)衝は巧みに話題を逸らし、舞姫の扶曼(ふまん)に舞を披露させます。

陸時硯(りくしげん)は扶曼(ふまん)の美しさに見惚れますが、沈甄(しんしん)はわざとやきもちを焼いた様子を見せます。趙(ちょう)衝は沈甄(しんしん)に酒を勧め、彼女が断れないように仕向けます。沈甄(しんしん)は機転を利かせ、酔ったふりをして様子を伺います。扶曼(ふまん)が何度も酒を勧めますが、沈甄(しんしん)はわざとグラスを倒し、破片で指を切って、意識を保ちます。趙衝(ちょうしょう)の探りにも、完璧に対応します。

宴席後、沈甄は気分転換のために席を外します。趙衝(ちょうしょう)は陸時硯(りくしげん)に、沈甄を妾にしたいと無礼な要求をします。陸時硯(りくしげん)は毅然と断り、彼女を守る決意を示します。趙衝(ちょうしょう)は不快に思い、陸時硯への監視を強めます。

一方、金庫から脱出した沈姌は、李棣(りてい)と再会します。複雑な心境の沈姌は、李棣(りてい)から持ち帰った闇号文を解読しようとしますが、特殊な道具が必要だと周述安(しゅうしゅつあん)に指摘されます。沈姌は李棣(りてい)の部屋に忍び込み、闇号解読の道具を複製します。

夜になり、屋敷中に趙衝(ちょうしょう)の眼線が張り巡らされているため、沈甄と陸時硯は夫婦を装って同じ部屋で過ごします。夢の話になり、沈甄は陸時硯への深い感情に驚き、陸時硯は夢の中で沈甄を苦しめたこと、そして沈甄の仮撃に戸惑いを隠せません。不思議な縁に、二人は困惑しつつも、大切に思うようになります。

翌朝、陸時硯は沈甄と共に庭を散歩し、わざと仲睦まじい様子を見せます。商人たちへのアピールです。趙衝(ちょうしょう)は焦りを感じ、陸時硯への接触を図ります。陸時硯と沈甄は、計画通りに事が進んでいることに喜びを感じます。

永安夢 第8話 感想

第8話は、沈甄と陸時硯の絆が深まる重要な回でした。沈甄は趙衝(ちょうしょう)の宴席で不安を隠せませんでしたが、陸時硯の温かい言葉に安心します。また、宴席での陸時硯の機転と沈甄の賢さが光りました。特に、沈甄が趙衝の探りに対して完璧に対応するシーンは、彼女の知性と強さを印象付けます。

一方、沈姌は李棣(りてい)との再会に複雑な心境を抱き、闇号解読に奔走します。彼女の行動は、今後の展開に大きな影響を与えそうです。

また、陸時硯と沈甄が夫婦を装って過ごすシーンは、二人が互いに惹かれ合っていることを闇示しています。夢の中で沈甄を苦しめた過去を持つ陸時硯が、彼女を大切に思うようになる様子は、今後の二人の関係に期待を持たせます。

つづく