愉貴人は、魏瓔珞<ぎえいらく>が皇后を裏切り純妃側についたため、第五皇子<ごあか>に危害を加えたと糾弾した。侍医の診断では第五皇子はトリカブト中毒だったが、瓔珞自身も落馬で怪我をし、葉天士<ようてんし>が処方した薬にトリカブトが含まれていたため、証拠は揃っていた。愉貴人の激しい抗議もあり、瓔珞は窮地に陥る。二番目の皇后は事態を不審に思い瓔珞を弁護しようとするが、純妃と愉貴人は皇帝に厳罰を要求する。
愉貴人は自害をも示唆し、皇帝を追い詰める。皇帝は瓔珞を信じたい気持ちがあったものの、周囲の圧力に屈し、事実かどうか問い詰める。瓔珞は否定し、第五皇子の病の真相究明のため、葉天士を証人として呼ぶことを提案する。
瓔珞は催吐で真の原因を突き止めようと提案する。純妃と愉貴人は仮対するが、皇帝はこれを許可。葉天士の診察の結果、第五皇子はトリカブトではなく、過剰な高麗人参の服用による虚弱状態だと判明する。侍医の誤診が露見し、愉貴人の指示であったことが自白される。
真相が明らかになり、愉貴人は罪を認め、全ての黒幕が純妃であると暴露。鍾萃宮<しゅすいきゅう>の薬剤使用記録が証拠になると証言する。事態の複雑さを認識した皇帝は、純妃と愉貴人を一時幽閉し、日没までに宮中の関係者を調査するように命じる。
二番目の皇后は玉壺<ぎょくこ>を尋問し、家族を人質に純妃による第七皇子<しちあか>謀害の事実を白状させる。この情報は皇帝の認識を覆し、第七皇子の死の真相と純妃への失望を知る。皇帝は純妃が皇子を産んだことを考慮し、答應<とうおう>に降格、冷宮送りとする。愉貴人は太后の指示で宮外へ修行に出される。
夜、瓔珞は全てが二番目の皇后の画策であったことに気付く。翌日、純妃の死を知り、事態はまだ終わっていないと悟る。純妃の死は隠蔽されるが、凧糸で首を絞められ惨死したという噂が広まる。瓔珞は第五皇子を探し、愉貴人について聞き出す。愉貴人の真の目的は純妃を倒し、我が子を守ることだったと知る。
瓔珞は愉貴人を見舞い、感謝を伝える。愉貴人の行動が純妃の正体を暴く助けになったためだ。瓔珞が愉貴人に敬礼する場面で幕を閉じ、窮地にあっても正しい選択をした者への敬意が示される。
第52話の感想
第52話は、怒涛の展開で息もつけないほどでした。瓔珞の窮地、愉貴人の悲痛な訴え、そして明らかになる真の黒幕。次々と繰り出される策略と陰謀に、見ているこちらも翻弄されっぱなしでした。
特に印象的だったのは、愉貴人の覚悟です。我が子を守るため、自ら窮地に飛び込み、命を懸けて純妃を追い詰める姿は、母としての強さを感じさせ、胸を打たれました。純妃の冷酷なまでの策略と、それに対抗する瓔珞の機転、そして二番目の皇后の闇躍。それぞれの思惑が複雑に絡み合い、物語はますます混沌としていきます。
純妃の最期は、あっけないものでした。あれだけの悪事を重ねてきたにもかかわらず、静かに幕を閉じるその姿は、どこか物悲しささえ感じさせます。しかし、彼女の死によって全てが終わったわけではありません。残された謎、そして瓔珞の戦い。物語はまだまだ続きそうです。
つづく