第四皇子は、大広間にて二番目の皇后(こうごう)が第五皇子を害したと公然と非難し、二番目の皇后(こうごう)は大きな衝撃を受けました。李公公(りこうこう)は皇帝に調査結果を報告し、元宵に毒はなく、珍児(ちんじ)が当日第四皇子に会っていないことが侍医によって証明されました。証拠を突きつけられ、第四皇子は二番目の皇后(こうごう)に罠に嵌められたことに気づき、長年の努力も二番目の皇后(こうごう)の愛情を得られなかったと悲嘆に暮れます。皇帝は第四皇子の無清白さを承知していましたが、現状では庇うことができず、宗人府行きを命じました。

二番目の皇后(こうごう)は袁春望(えんしゅんぼう)への疑念には目もくれず、第四皇子を黒幕と思い込んでいます。実子ではないものの、長年育ててきた第四皇子を救いたいと思いつつも、もはやどうすることもできません。事態の進展に、二番目の皇后(こうごう)は頭痛を覚えます。一方、魏瓔珞(ぎえいらく)は名医・葉天士(ようてんし)を探し、第五皇子を救おうと奔走します。皇帝に面会し、第五皇子への仇討ちを訴えますが、皇帝は板挟みとなり決断できずにいます。魏瓔珞(ぎえいらく)は、第五皇子を安心させるため、皇帝自ら見舞うよう進言します。

魏瓔珞(ぎえいらく)は二番目の皇后(こうごう)の関与を確信し、第十五皇子への危害を懸念します。皇帝は第十五皇子の安全を約束し、親王位を授け、皇子府の警備を強化することを決めます。李公公(りこうこう)は二番目の皇后(こうごう)の体調不良を報告しますが、皇帝は仮応が薄いです。

病に伏せる二番目の皇后(こうごう)は、それでも身なりを整えます。袁春望(えんしゅんぼう)は二番目の皇后(こうごう)付きの宮女・雲香(うんこう)に言い寄り、髪に花を挿します。二番目の皇后(こうごう)はこれを挑発行為とみなし、雲香(うんこう)を叩いてしまいます。この場面を皇帝が目撃してしまいます。二番目の皇后(こうごう)は第五皇子も第四皇子も傷つけていないと弁明しますが、皇帝は信じ切れません。二番目の皇后(こうごう)は退出後、怒り狂って雲香(うんこう)に重い罰を与えさせます。

虐待を受けた雲香(うんこう)は袁春望(えんしゅんぼう)に会い、恨み言をぶらせます。袁春望(えんしゅんぼう)は皇帝と二番目の皇后(こうごう)の仲を裂くため、冷酷に雲香(うんこう)を殺害します。李公公(りこうこう)は雲香(うんこう)の死を皇帝に報告し、皇帝の二番目の皇后(こうごう)への疑念は深まります。弘昼(こうちゅう)から贈られた鸚鵡に喜んでいた二番目の皇后(こうごう)でしたが、雲香(うんこう)の「自殺」の知らせに喜びは消え失せ、再び顔に皺が寄ります。精神的に追い詰められた二番目の皇后(こうごう)をよそに、珍児(ちんじ)は袁春望(えんしゅんぼう)の陰謀に気づきますが、その真意は分かりません。袁春望(えんしゅんぼう)は珍児(ちんじ)の好意を利用し、第十二皇子を擁立するため協力させようと唆します。

雲香(うんこう)の死は宮中で大きな話題となり、二番目の皇后(こうごう)の責任を問う声が上がります。納蘭淳雪(ならんじゅんせつ)らは太后(たいこう)に訴え、太后(たいこう)は二番目の皇后(こうごう)に冷淡な態度をとります。魏瓔珞(ぎえいらく)は機転を利かせてその場を収めます。皇帝の南巡が決まり、宮中は沸き立ちます。二番目の皇后(こうごう)が宮中に残れば皇子たちに危険が及ぶと考えた魏瓔珞(ぎえいらく)は、二番目の皇后(こうごう)を南巡に同行させるよう画策します。

納蘭淳雪(ならんじゅんせつ)は慶貴人(けいきじん)が自分に疑念を抱き、第十五皇子への贈り物を受け取らないことに不満を漏らします。魏瓔珞(ぎえいらく)は嫌いだが、第十五皇子には愛情があると訴え、慶貴人(けいきじん)は仮省します。この様子を袁春望(えんしゅんぼう)は見ていました。二番目の皇后(こうごう)は自身の立場を守るため、南巡への同行を皇帝に強く求めますが、拒否されます。袁春望(えんしゅんぼう)は第十二皇子に、二番目の皇后(こうごう)の南巡は彼の将来のためだと告げます。二番目の皇后(こうごう)への恩義を感じた第十二皇子は、皇帝に同行を願い出ます。皇帝は首を縦に振りませんが、第五皇子も二番目の皇后(こうごう)の同行を説得し始めます。

第67話の感想

第67話は、二番目の皇后(こうごう)の孤立と追い詰められていく様子が痛々しく描かれた回でした。袁春望(えんしゅんぼう)の陰謀によって、二番目の皇后(こうごう)は自分の立場をどんどん失っていく。周りの人々は疑いの目を向け、信頼を失っていく様は、見ていて辛くなるほどです。

特に印象的なのは、雲香(うんこう)に対する仕打ちです。二番目の皇后(こうごう)は、袁春望(えんしゅんぼう)の挑発によって雲香(うんこう)を叩いてしまい、それが皇帝の目に触れてしまう。この一件で、皇帝の二番目の皇后(こうごう)への不信感はさらに深まり、二番目の皇后(こうごう)の孤立は決定的になります。袁春望(えんしゅんぼう)の策略の巧妙さと残酷さが際立ち、彼が何を目的としているのか、ますます謎が深まります。

一方、魏瓔珞(ぎえいらく)は冷静に状況を分析し、五皇子や十五皇子を守るために行動しています。皇帝との駆け引きや、太后(たいこう)への対応など、彼女の知略と機転は今回も光ります。二番目の皇后(こうごう)を南巡に同行させるという策は、皇子たちの安全を確保するためのものですが、同時に二番目の皇后(こうごう)をさらに追い詰める結果にもなりかねません。今後の展開が非常に気になります。

二番目の皇后(こうごう)は、悪女として描かれることが多いですが、この回では、彼女の人間らしい弱さや苦悩が垣間見えます。愛する皇子に拒絶され、信頼していた側近にも裏切られ、精神的に追い詰められていく様子は、哀れみを誘います。果たして、彼女はここから立ち直ることができるのでしょうか?

つづく