ストーリー
上古の力を持つ蓮の花の精霊、顔淡は、双子の姉と共に人間へと姿を変えます。しかし、それは彼女にとって大きな試練、愛の劫の始まりでした。彼女は心を半分捧げることで愛する應淵君の真心を得ようとしますが、結局800年もの長い歳月を彼を忘れようとすることに費やします。
顔淡を見守り、彼女の物語に寄り添ってきた九鰭の魚は、彼女を探し求め、仙界を捨てて妖へと姿を変えます。そして、余墨山主として、新たな人生を歩み始めた顔淡の心の支えとなります。二人は铘闌山で穏やかな日々を過ごしますが、力をつけようと「日行一善」を続ける中で、前世で愛した應淵君、現世では妖退治の天師である唐周と再会し、対立しながらも共に困難を乗り越えていくことになります。
唐周と共に古代の神器を探す旅の中で、顔淡は様々な謎に遭遇します。そして、すべての神器が揃い、帝君が元の地位に戻った時、彼女はついに自分の本当の居場所を見つけます。
各話あらすじ(全21話)
- 19 - 21
- 16 - 18
- 13 - 15
- 10 - 12
- 7 - 9
- 4 - 6
- 1 - 3
21話(最終回)
第21話は、玄夜が応淵に修羅族の血脈を利用して三界を覆す計画を持ちかけるも、応淵の強い仮対に遭う場面から始まります。応淵は玄夜との対話を通して、玄夜に自身の過ちを悟らせ、最終的に母である染青と和解へと導きます。
しかし、桓欽は応淵の体内に流れる修羅の血脈が三界に災いをもたらすことを恐れ、仙魔大戦を再開し、応淵に戦いを挑みます。激しい戦いの末、応淵、顔淡、余墨の三人は力を合わせ、桓欽を打ち破ります。
勝利を祝おうとしたその時、修羅の亡霊軍が三界への攻撃を開始します。三界の平和を守るため、応淵は自らを犠牲にし、元神を使って結界を築くことを決意します。顔淡は必死に止めようとしますが、応淵は決意を貫き、ついに姿を消します。
深い悲しみに暮れる顔淡は、自らの元神を破壊して応淵の後を追おうとさえしますが、葉いません。応淵の犠牲により、三界は再び静寂と平和を取り戻します。
20話
第20話は、桓欽の暴走を阻止するため、応淵が司沐を囮に用いる場面から始まります。司沐は応淵の三大神器奪還計画を桓欽に漏らした後、自爆して果てました。神器の主となるのは容易ではなく、応淵は余墨と顔淡の協力を得て、仙気を回復させるための結陣の儀式を準備します。冷疆は修羅族の神力を用いて桓欽に対抗するよう進言しますが、応淵はそれを拒否します。一方、朝瀾は余墨に顔淡への想いを伝えるよう促します。応淵と顔淡は過去の秘密や後悔を語り合い、互いの絆を深めます。
翌日、三人は結陣の儀式を開始します。桓欽はそれを阻止しようとしますが、顔淡が応戦し時間を稼ぎます。ついに応淵と桓欽は激しく戦い、冷疆は応淵を助けるために自らを犠牲にします。そして、帝尊の元神が解放され、復活への道を歩み始めます。
19話
第19話は、桓欽が陶紫炁を利用して仙魔大戦を引き起こし、陶紫炁が桓欽のために命を落とすという悲劇を描いています。柳維揚は深い悲しみに暮れ、桓欽は復讐を誓い、応淵たちと激しい戦いを繰り広げます。結果、桓欽は片腕を失いますが、柳維揚は桓欽の逃亡を阻止しようと、命を顧みず戦いに加わります。
応淵は一時的に天界の政務を執り、桓欽の残党を粛清し、司沐を人間界へ追放します。亡くなった英雄たちを弔うため、応淵は葬儀を執り行い、顔淡はこの愛憎劇を記録に残そうと決意します。
一方、桓欽は陶紫炁の仇を討つべく、自らの仙霊を修復することに専念します。月瑶仙君と火徳元帥は、桓欽が再び天界に脅威をもたらすことを懸念し、追捕計画を立てます。司沐は桓欽の魔力が大幅に衰えていることを知り、応淵に三大神器を集めて桓欽を完全に倒すよう進言します。
18話
第18話は、余墨、応淵、顔淡が桓欽に対抗するための一連の行動を描いています。応淵は山境を巻き込んだことを深く悔やみ、顔淡は花びらで滋養スープを煎じて彼を労わりました。応淵は顔淡に愛を告白しますが、顔淡は事態の深刻さを鑑みて拒絶します。応淵は帝君の座を退き、顔淡と余生を共に過ごしたいと願いますが、顔淡は二人の関係はもはや元には戻らないと考えています。
応淵は神器を使って仙力を取り戻し、桓欽との決戦に備えます。三人は陶紫炁を問い詰め、彼女の首筋の傷跡が魔族の追跡術「比鄰訣」によるものだと気付きます。応淵たちは柳維揚を無事に救出し、柳維揚は陶紫炁を許すことを選びます。そして皆は、柳維揚に桓欽の罪を証言させることに決めます。
桓欽が開いた宴席で、応淵たちは姿を現します。柳維揚は傀儡術を用いて桓欽の正体を暴きます。桓欽は弁解も虚しく、罪を認めます。
最後に、桓欽は乾坤引を使って多くの仙人の仙霊を吸い取ろうとします。応淵は天兵を率いて仙人たちを守り、柳維揚と余墨も応淵と共に桓欽に立ち向かいます。陶紫炁は桓欽への情から、彼が氷漬けにされるのを助けてしまいます。
17話
第17話は、桓欽に操られている顔淡を救うため、応淵の奮闘を描いています。彼はまず、陶紫炁の身上的に仕込まれた追息香を解き、天兵の追跡をかわしました。そして、菡萏の真気を頼りに天界を捜索し、顔淡の幻影を見つけ出します。顔淡は捕らえられている間も、碁盤にわざと間違った手を打ち、応淵に居場所を知らせる機転を利かせます。ついに応淵は夜忘川にて顔淡を救出することに成功します。
しかし、桓欽は夜忘川の妖の命を盾に、応淵に仙霊を差し出すよう迫ります。絶体絶命の窮地に陥りますが、応淵と顔淡は力を合わせ、桓欽に立ち向かいます。激しい戦いの末、二人は步離鎖を用いて桓欽を捕らえ、応淵がとどめを刺します。
一方、火徳元帥は北天門にて天界の衆仙を集め、桓欽の悪事を暴きます。追い詰められた桓欽は、応淵の冤罪について再審議することを承諾します。最後は顔淡が步離鎖を解き、桓欽は敗走。応淵は衆仙の支持を取り戻し、名誉を回復するのでした。
16話
第16話は、玄夜が染青との愛を取り戻そうと幾度も歴史を変えようと試みるも、結局は悲劇を回避できない物語です。玄夜が染青と初めて出会った時から、彼女を強いて皇后にしたこと、そして染青が自ら命を絶つまでの、二人の愛憎劇が全編を通して描かれています。
染青は玄夜の真の目的を知った後、息子である応淵を産み落とすだけでなく、彼の修羅族の血筋を隠蔽し、天界の神仙の恋愛を禁じる天規を製定しました。そしてついに、玄夜と染青は戦場で対峙します。染青は応淵の存在を玄夜に告げた後、彼を刺殺し、自らも後を追うように自害します。
両親の物語を知った応淵は、母の遺誌を守り、冷疆から修羅の力を解放するようにとの提案を拒否します。
その他にも、陶紫炁の身分に関する疑念、顔淡の逮捕、桓欽の計画といった出来事も描かれています。
15話
第15話は、帝尊が配下を遣わし、顔淡と応淵を探させる場面から始まります。同時に、冷疆は帝尊に対し、応淵が修羅族の少主であるという事実を隠蔽していたことを問い詰め、両者は対立します。帝尊は修羅族の復興を目論み、応淵を利用しようとしますが、冷疆は乾坤引を完成させたとしても、応淵には敵わないと警告します。
一方、顔淡、余墨、応淵の三人は天界に潜入し、桓欽の遺体を調べます。そこで桓欽が傀儡術を使い、帝尊に成りすましていたこと、そして本当の帝尊は既に殺害されていたことが判明します。応淵は真相を明らかにするため、帝尊を蘇生させることを決意します。
蘇生した帝尊は、応淵の母である染青と玄夜の過去を語ります。二人の出会い、結婚、そして最終的な決裂に至るまでの過程が明かされます。玄夜は修羅族を支配するという野望のため、染青の愛情を利用して神器を盗み、二人の運命は悲劇へと向かいます。玄夜は修羅族の尊主となった後も戦いを続け、最終的には染青を自らの手で殺めてしまいます。深い苦悩に苛まれた玄夜は、二人の運命を書き換えることを誓います。
14話
第14話は、顔淡と応淵が怨刃の刑に処され、筆舌に尽くしがたい苦痛に苛まれる様子を描いています。二人は互いを支え合いながら、極限の苦しみの中、ついに応淵は怨刃を用いて天門を打ち破り、顔淡を連れて脱出します。しかし、帝尊の追撃は執拗で、応淵は帝尊との戦闘の末、気を失ってしまいます。芷昔は身を挺して二人を守り、命を落とします。その後、余墨は皆を率いて南海へと避難しますが、道中、顔淡は芷昔の死を悼み、深く悲しみます。南海では、顔淡、余墨、そして応淵が今後の対策を協議し、現在の帝尊は桓欽が成り代わって天界を掌握しているのではないかと疑念を抱きます。同時に、顔淡は陶紫炁の身分にも疑念を抱き、彼女が内通者ではないかと考えます。この話は、顔淡と応淵の深い愛情と、困難に立ち向かう不屈の精神を描いています。
13話
第13話は、応淵が桓欽の仙霊が消滅したことを発見し、何者かに殺害されたと考えたことから始まります。その後、天界に異例の九度の鍾の音が高らかに響き渡り、重大な事件の発生を予兆しました。
応淵は帝尊に凌霄殿へ呼び出され、多くの仙人の疑念と非難に晒されます。特に下界へ降りた真の目的と顔淡との関係について、厳しい追及を受けました。顔淡は芷昔と名を変え、凌霄殿へ潜入し応淵を助けようとします。
帝尊の詰問に対し、応淵は顔淡に好意を抱いていることを認めつつも、未だ果たすべき重要な任務があると主張します。そして、録鳴が残した鮫の涙の玉を証拠として提示し、帝尊が録鳴を殺害し、仙界を掌握しようと企んでいた陰謀を暴きました。
帝尊は陶紫炁たちを使って応淵に濡れ衣を著せようと画策しますが、応淵の清廉潔白を覆すことはできませんでした。しかし、帝尊はなおも応淵に謀仮の罪を著せ、天刑台での刑罰を命じ、火徳元帥と月瑶仙君の仙籍を剝奪しました。
太幽星君に顔淡を人質に取られた応淵は、大局を鑑みて降伏することを選びました。
12話
第12話では、柳維揚が余墨からの急報を受け铘闌山へ向かう途中、帝尊に捕らえられた陶紫炁と遭遇します。帝尊は万魔の眼を要求し、柳維揚はそれを渡した後に殺されてしまいます。
一方、顔淡は録鳴の遺品を整理していた際に、芷昔が用意した嫁入り衣装と手紙を見つけ、余墨が自分のために大きな犠牲を払っていたことを知ります。顔淡は芷昔に扮して妙法閣へ向かい、芷昔と再会し、彼女と応淵が録鳴の死の真相を調べていることを明かします。応淵は帝尊と酒を酌み交わしながら、特に帯への態度から、帝尊の異変に気付きます。
顔淡と応淵は録鳴の部屋と布星亭を調べ、九曜連珠を利用した帝尊の修練の秘密に迫り、計都星君と帝尊の繋がりに疑念を抱きます。その過程で二人の関係は深まり、帝尊の正体と陰謀が徐々に明らかになっていきます。
11話
第11話では、顔淡が應淵に帝君の職務を全うさせるため、人間界に留まり家族を守ると決意する一方、應淵は仙力を使って山間の繁栄を取り戻し、顔淡と再び縁を結ぶことを望む気持ちを伝えました。
應淵は天信観の火事の真相を調査するため天界に戻り、その間、太幽星君は謎の人物にこのことを報告します。顔淡は山間で菡萏の霊力を使って小妖の治療を行い、録鳴の失踪を知ると北海へ探しに行くことを決めます。
北海で顔淡は應淵と再会し、二人は共に瑠璃瀑へ手がかりを探しに向かいます。そこで録鳴が既に死んでいることを発見し、顔淡は鮫珠鏡を通して録鳴が殺害された真相を目の当たりにし、帝尊が黒幕ではないかと疑いを抱きます。應淵は帝尊がそのようなことをするとは信じられませんが、顔淡と共に調査を続けることに同意します。
二人は蔵書閣で九曜連珠現象を発生させ、乾坤引を精製する秘密を発見します。その後、彼らは棺を開けて遺体を調べ、北溟仙君の仙霊が盗まれていることを確認し、真相を解明する決意をさらに固めます。應淵は仲間を率いて懸心崖へ向かい、次の行動に備えます。
10話
第10話は、芷昔が帝尊の任務を無事に終え、天界に戻り、その功績により多大な褒美を受け、位も上がったことを描いています。帝尊は顔淡と応淵の恋仲に興味を示し、芷昔は応淵を守るため、顔淡はもう彼への想いを断ち切ったと嘘をつきます。しかし、帝尊は二人の再会を画策しているようです。
一方、応淵は顔淡の回復を知り、下界の様子を気にかけ、謎の人物の手がかりを探していましたが、文通が妨害されている可能性に気づきます。天信観で火事が発生し、応淵は背後に陰謀が潜んでいるのではないかと疑念を抱きます。
そんな中、応淵は苟誕居の日記を読み、顔淡が自分のために命を懸けたことを知り、深く心を打たれます。
そしてついに、応淵は顔淡の誕生日を祝うため彼女のもとを訪れます。しかし、顔淡は冷淡な態度で応じ、きっぱりと彼との縁を切ることを告げます。そして、応淵には九重天に戻り、自らの責務を果たすべきだと諭します。
9話
第9話では、重傷で昏睡する唐周を救うため、顔淡は残りの半分の菡萏の心を捧げ、自らの霊力を使い果たし、最後は応淵の腕の中で息を引き取ります。応淵は記憶と仙力を取り戻した後、顔淡が二度も自分のために心を剜り出したことを知り、悲しみに暮れます。芷昔は顔淡の恩に報いるため、危険を冒して自らの半分の心を剜り出し、顔淡を救おうとします。同時に、冷疆は謎の人物に応淵の状況を報告し、謎の人物は冷疆に当初の計画を続行するよう命じます。天界に戻った応淵は、帝尊に謎の人物のことを報告し、仙籍を捨てて顔淡と余生を共に過ごす決意を表明します。芷昔は天界からの召集令を受け、天界に戻る前に余墨に顔淡の世話を頼みます。さらに、録鳴は応淵に五日後が顔淡の誕生日であり、夜に菡萏の花が咲く時であることを伝えます。
8話
第8話は、地止神器が铘闌山に現れたという知らせが天界の注目を集めたことから始まります。謎の人物は、神器が応淵の手に渡れば争いが起きることを懸念し、泠疆に下界へ行き応淵を始末するよう命じ、必要であれば殺すことも許可しました。一方、芷昔は自ら誌願して地止を取り戻すため下界へ降り、そこで枯石掌の毒により瀕死の状態にある唐周と出会います。そこで顔淡は、自らの残りの心臓を犠牲にして唐周を救う決意をします。
下界で芷昔と再会した顔淡は、姉を許し、共に地止を探し始めます。芷昔は唐周を安全な場所へ誘導しようと計略を巡らせますが、唐周に見破られてしまいます。最終的に、顔淡は芷昔の束縛を振り切り、唐周と共に困難に立ち向かうことを決意します。彼女は自らを犠牲にすることで、唐周に「死」を経験させ、地止の承認を得て枯石掌の毒を解くことに成功します。
7話
第7話では、顔淡が紫麟の正体を暴く場面が描かれています。彼は天界の神亀であり、仙霊を持つ身でした。紫麟は琳琅との結婚の条件として仙霊を提供しようとしますが、狐族の長老は伝統を理由にそれを拒否します。しかし、琳琅の懸命な説得と子炎の助力により、長老はついに結婚を承諾。さらに、かつて唐周が狐族に救いの手を差し伸べた恩義に報いるため、流水の宴の慣習を免除し、琳琅に一族秘伝の宝典を贈ります。顔淡はこの宝典を頼りに唐周の治療法を探し始めます。一方、剣霊は唐周に永夜功を伝授し、彼の修為を高めます。それと同時に、紫麟と琳琅の仲は急速に進展し、紫麟は独特な方法で愛を表現、二人の絆はより一層深まっていきます。琳琅と紫麟の婚礼当日、衰弱した唐周は最後の力を振り絞り、二人に特別な祝福を贈ります。しかし、過剰な仙力の消耗により、彼はそのまま意識を失ってしまいます。この行動は、顔淡への深い愛情を物語るものでした。
6話
第6話は、紫麟と琳琅の愛の物語と、彼らが捕らわれる事件を中心に描かれています。紫麟は自らの劣等感から琳琅に釣り合わないと思い悩んでいましたが、琳琅の真心のこもった愛情表現に、彼は深い幸福を感じます。
一方、顔淡と唐周の仲も進展を見せ、唐周は顔淡こそ自分が守りたい存在だと気付きます。しかし、顔淡は二人の未来に希望を持てずにいました。また、余墨は顔淡が自分の傷跡を治すために月光を集めていたことを知り、深く感動します。
そんな中、唐周は琳琅と紫麟の交換を要求する知らせを受け、神器を持って鳳泉穀へ向かうことになります。様々な困難を乗り越え、余墨たちは紫麟と琳琅の侍女を救出しますが、本当の琳琅は見つかりません。
再び姿を現した謎の人物は、唐周に神器を渡すよう迫り、彼に呪いをかけます。余墨は唐周を铘闌山へ送り治療を受けさせることを決意し、同時に謎の人物がもたらす脅威への対策を講じ始めます。
5話
第5話は、凌霄派が直面する一連の試練と内部対立を描いています。
まず、謝老爷の娘に猫妖が言い寄ったことから、凌霄派弟子の秦綺と道遠は妖怪退治の最中に意見の食い違いを見せます。道遠の軽率な行動が退治計画を台無しにしてしまいます。この事態を知った唐周は、当初は関与を避けていましたが、道遠が怪我を負ったことで彼と協力して猫妖を撃退し、秦綺と道遠にわだかまりを捨て、共に敵に立ち向かうよう諭します。
一方、顔淡は妖怪退治に協力するため策を提案し、最終的に猫妖は無事に捕らえられ、凌霄派の名誉は回復します。
また、唐周と顔淡の仲もさらに進展します。唐周は夢の中で顔淡の身に危険が及ぶのを見て心配しますが、彼女を守ると決意します。
最後に、秦綺と道遠は凌霄派へ戻る準備をし、顔淡は彼らに旅の食料を用意します。唐周も兄弟弟子たちと別れを告げます。
4話
第4話では、唐周が顔淡に迷惑をかけまいと彼女に別れを告げますが、余墨は唐周が顔淡を引き留めようとしているのだと勘違いし、二人の間に誤解が生じます。その後、唐周、顔淡、余墨の三人は協力して、凌霄派の掌門である蒼鴻が小妖を使って丹药を精製しているという悪事を暴きます。捕らわれていた丹蜀を救出し、蒼鴻と激しい戦いを繰り広げ、ついに彼を打ち負かします。しかし、蒼鴻は自爆して果て、唐周は激しい戦闘で力を使い果たし、意識を失ってしまいます。顔淡と余墨は唐周を看病し、心の傷を乗り越え、新たな人生の目標を見つけるよう励まします。二人の支えもあり、唐周は徐々に立ち直り、もう捉妖師を続けるのはやめようと決意し、仙衣を修復するための神器を探す旅に出ます。また、顔淡は凌霄派がやり残した猫妖退治の任務を引き継ぐことを約束します。
3話
第3話は上元節の賑わいの中、紫麟と琳琅は祭りを満喫していました。一方、顔淡と余墨は子炎の錦鯉放流を手伝っていました。顔淡は唐周が流した水燈籠に目を留めます。燈籠に書かれた言葉から、唐周が彼女の笑顔を願っていることに気付きます。唐周は凌霄派掌門から恋情を咎められますが、諦めることを拒みます。顔淡は余墨の治療薬を探すため奔走しますが、丹蜀と共に凌霄派の首席弟子である道遠に捕らえられてしまいます。時を同じくして、铘闌山の小妖たちが次々と姿を消す事件が発生、紫麟と琳琅の調査で、凌霄派の仕業であることが判明します。顔淡と丹蜀が捕らわれたことを知った余墨は、二人を救うため凌霄派へと向かいます。そして、余墨の助力もあり、唐周は顔淡を連れて凌霄派の追っ手を振り切り、逃走に成功するのでした。
2話
第2話は主に、顔淡が気分が優れず酒で憂さを晴らしていたこと、そして余墨がもうすぐ顔淡と別れなければならないため悲しみの涙を流していたことを描いています。皆が余墨を見つけ出した後、余墨は顔淡を铘阑山に帰るよう、そして丹蜀の誕生日会に参加するよう誘い、顔淡は承諾します。宴会の後、顔淡は立ち去ろうとしますが、余墨は再び引き止めますが葉わず、大切な異眼を顔淡に贈ります。顔淡は川に飛び込んで異眼を探し出し、余墨への想いの深さを示します。唐周は顔淡の身を案じますが、止められて水中に飛び込むことはできませんでした。その後、顔淡は師弟に玉珀氷蟾の毒で襲われ、余墨たちは力を合わせて治療に当たります。唐周は危険を冒して熔炎を手に入れ、顔淡の寒さを追い払い解毒します。回復した顔淡は神霄宮に残り小妖を守ると決め、余墨と共に小妖の失踪事件を調査する計画を立てます。大晦日の夜、皆で年越しをします。翌日、紫麟と余墨は小妖の失踪に唐周が関わっているという手がかりを見つけ、余墨は唐周を問い詰めます。唐周は否定し調査することを約束しますが、余墨は唐周に一時的に立ち去るよう求めます。
1話
第1話は、応淵が七曜神玉など三神器を見つけ、仙霊を修復して仙班に復帰しようとする物語です。一方、唐周は柳維揚の助けを借り、三神器を体内に取り込み、病状は少し良くなりました。唐周は思い切って顔淡に気持ちを伝えようとしますが、過去の傷が癒えない顔淡は唐周の好意を拒絶し、きっぱりと去ってしまいます。深く傷ついた唐周は、再び法環の発作に襲われます。余墨は唐周を慰める一方で、顔淡の心の中で自分が応淵に及ばない存在であることを悟ります。夜、顔淡は酒で悲しみを紛らわそうとし、唐周は外でひたすら待ち続け、苦しみに耐えます。余墨は顔淡に寄り添い、かつて応淵が彼女を守った事実を明かします。最後に、顔淡は翌日余墨と別れることを決め、二人は夜通し酒を酌み交わし、互いの悩みを忘れようとします。
全21話ネタバレ
キャスト、登場人物
顔淡(がんたん)
楊紫(ヤン・ズー)
応淵(おうえん)
成毅(チョン・イー)
玄夜(げんや)
成毅(チョン・イー)
余墨(よぼく)
張睿(チャン·ルイ)