千紫万華~重紫(ちょうし)に捧ぐ不滅の愛~ 第12話 あらすじ/ネタバレ

洛音凡(らくいんはん)の世界では、重紫(ちょうし)が霊台印を使っていることが慕玉(ぼぎょく)に知られてしまう。しかし、洛音凡(らくいんはん)は秦珂(しんか)の問いにも沈黙を貫き、重紫(ちょうし)を信じているのかが不明瞭なまま。そんな中、重紫(ちょうし)は洛音凡(らくいんはん)のために心を込めてお菓子の改良法を書き写し、洛音凡(らくいんはん)は複雑な思いを抱く。

一方、宮可然(きゅうかぜん)は楚不復(そふふく)のもとへ嫁ぐ決意をし、紅い婚礼衣装を纏って魔界へと足を踏み入れる。重紫(ちょうし)の証言のもと、二人は生死を共にする誓いを立て、夫婦となる。魔宮では、二人が寄り添う姿が重紫(ちょうし)の心に希望を与える。

洛音凡(らくいんはん)は雲姫(くもひめ)から笛苗を贈られ、重紫(ちょうし)を一番理解すべきなのは自分だと気づかされる。彼は万劫之地へと向かい、藤笛を使って欽原妖獣を召喚し、困境を打破しようと決意する。

しかし、万劫之地では悲劇が待ち受けていた。宮可然(きゅうかぜん)は楚不復(そふふく)の最後の時間を笑顔で過ごそうと、彼に目隠しをしてゲームを始める。だが、楚不復(そふふく)が目を開けると、宮可然(きゅうかぜん)の姿は消えており、深い悲しみに包まれる。

楚不復(そふふく)は最後の力を振り絞り、重紫(ちょうし)に衝撃の事実を告げる。彼はかつて魔剣が魔界に落ちるのを阻止するため、自らを犠牲にして剣に封印されたのだ。そして、重紫(ちょうし)こそがその魔剣の真の宿主であるという。

楚不復(そふふく)の死と共に、万劫之地の結界は消滅する。洛音凡(らくいんはん)は駆けつけ、重紫(ちょうし)を強く抱きしめる。彼は楚不復(そふふく)の元神が魔剣に残っていることを明かし、復活させることを約束する。

南華(なんか)に戻った重紫(ちょうし)は、人々の態度が変わり、魔剣も浄化される。しかし、洛音凡(らくいんはん)は重紫(ちょうし)に対して複雑な感情を抱き、距離を置いてしまう。

重紫は洛音凡(らくいんはん)が怒っていると思い、お菓子を作って関係を修復しようと試みる。失敗に終わるものの、彼女の真心は洛音凡(らくいんはん)の心に届く。二人の関係は少し前進するが、洛音凡(らくいんはん)は楚不復に関する秘密を胸に秘めたまま苦悩する。

第12話の感想

第12話は、重紫と洛音凡(らくいんはん)の関係が大きく変化する重要な回でした。重紫が霊台印を使っていることが慕玉(ぼぎょく)に知られてしまい、洛音凡(らくいんはん)は苦悩する様子が描かれました。また、宮可然(きゅうかぜん)と楚不復の悲劇的な結末には涙を誘われました。

特に印象に残ったのは、楚不復が重紫に語った真実です。彼は魔剣を阻止するために自らを犠牲にしたこと、そして重紫が魔剣の真の宿主であることが明かされました。この衝撃的な展開は、今後のストーリーに大きな影響を与えそうです。

また、洛音凡が雲姫(くもひめ)から笛苗を贈られ、重紫を一番理解すべきなのは自分だと気づかされるシーンも印象的でした。彼は重紫を救うために万劫之地へと向かい、藤笛を使って欽原妖獣を召喚しようと決意します。

つづく