千紫万華~重紫(ちょうし)に捧ぐ不滅の愛~ 第25話 あらすじ/ネタバレ

六界碑の騒動が収まってから、洛音凡(らくいんはん)は重紫(ちょうし)を重華宮へ連れ帰りました。彼は温かい言葉で重紫(ちょうし)の心を癒し、誤解と孤独で張り詰めていた心を徐々にほぐしていきます。

しかし、慕玉(ぼぎょく)が訪ねてきて、洛音凡(らくいんはん)に忠告します。閔雲中(ぴんうんちゅう)長老の厳しさは、洛音凡(らくいんはん)が私情に囚われて六界を守るという重責をないがしろにすることを心配しているからだと。洛音凡(らくいんはん)は複雑な気持ちになり、同門の思いやりと重紫(ちょうし)の安危の間で、前例のない選択に苦悩します。

夜が更けて静寂が訪れると、洛音凡(らくいんはん)は祖師殿を訪れ、雲丘天尊(うんきゅうてんそん)の肖像を見つめます。師匠の深い眼差しから答えを得たかのように、彼は重紫(ちょうし)を守りながら蒼生を守ることを誓います。そして、熟考の末、彼は苦渋の決断をします。

六合殿では、審判の日がやってきました。司馬妙元(しばみょうげん)と聴雪(ちょうせつ)は手を組み、重紫(ちょうし)を奈落の底に突き落とそうとします。秦珂(しんか)は重紫(ちょうし)をかばい、閔雲中(ぴんうんちゅう)を激怒させます。重紫(ちょうし)への厳しい罰が下されそうになった時、洛音凡(らくいんはん)は立ち上がり、重紫(ちょうし)を崑崙氷牢に一時的に幽閉することで命を救うことを提案します。この決断は目の前の危機を回避しましたが、洛音凡(らくいんはん)の心は氷のように冷たくなっていました。

崑崙氷牢は、六界に恐れられている場所です。重紫(ちょうし)の運命は風前の灯火となりました。洛音凡(らくいんはん)は心苦しめられながらも、慕玉(ぼぎょく)と秦珂(しんか)に重紫(ちょうし)を託し、彼女を守ってくれることを願います。しかし、司馬妙元(しばみょうげん)の私心が災いし、重紫(ちょうし)は氷牢の中で非人道的な拷問を受け、琵琶骨を刺され、死の淵をさまよいます。

一方、雲姫(くもひめ)の死により、卓耀(たくよう)は犯人を追うことを誓い、南華(なんか)全体が復讐の影に包まれます。魔宮は時を待ち、重紫が絶望の中で目覚め、自分たちの武器となることを期待していました。

洛音凡(らくいんはん)は紫竹峰で修行に励み、境心術を磨いて、一日も早く重紫を救い出そうとします。卓昊(たくこう)は理解できませんが、秦珂(しんか)は洛音凡(らくいんはん)の苦衷を信じることを選びます。重紫は氷牢の中で悪夢に悩まされ、魔界の夢の中で謎の雪衣人(ゆきころもひと)と出会い、絶望の中で心が強くなっていきます。

ある日、月喬(げつきょう)が隙を見て重紫に襲いかかろうとしますが、重紫の激しい抵抗に遭って逃げ出してしまいます。ペンダントを失った重紫は魔性が爆発しますが、体力の限界で倒れてしまいます。司馬妙元(しばみょうげん)の登場で、事態はさらに複雑になります。

南華(なんか)派は紫色の星煞の異変に気づき、閔雲中(ぴんうんちゅう)たちは崑崙へ向かいます。重紫が煞気に囚われていることを知ると、閔雲中(ぴんうんちゅう)は重紫を殺そうとしますが、洛音凡(らくいんはん)が駆けつけて重紫を連れ去ります。洛音凡(らくいんはん)は重紫に心を開き、煞気を解消する方法を見つけ、絶対に離れないことを誓います。

第25話の感想

第25話は、重紫と洛音凡の愛が試されるエピソードでした。洛音凡は重紫を守るために苦渋の決断を下し、重紫は氷牢の中で非人道的な拷問を受けます。しかし、洛音凡は諦めず、重紫を救い出すために修行に励みます。また、重紫も絶望の中で心を強くし、魔性をコントロールしようとします。

このエピソードは、重紫と洛音凡の強い絆を描いており、見る人の心を打つものでした。また、重紫の成長と変化も見どころです。

つづく