霜花(しもばな)の姫 ~香蜜が咲かせし愛~ 第19話 あらすじ/ネタバレ
縁結びの仙女が火神(かじん)殿を訪れる
天后(てんこう)から火神(かじん)殿へ呼び出された縁結びの仙女。錦覓(きんべき)の凡界での劫について、旭鳳(きょくほう)は執拗に質問を繰り返します。月下仙人が間に入り、仙女は錦覓(きんべき)に「天煞孤星」の命運を授けることを提案しますが、旭鳳(きょくほう)は拒否します。仙女はさらに、男性として転生させることを提案しますが、これも却下されます。そこで仙女は、厳しい戒律を持つ聖医族(せいいざく)の一員として転生させることを提案し、旭鳳(きょくほう)はようやく同意します。
錦覓(きんべき)の転生
縁結びの仙女は、天后(てんこう)と旭鳳(きょくほう)の両方を満足させるために、聖医族(せいいざく)の中でも最も凶悪な運命を錦覓(きんべき)に与えます。水神(すいじん)と風神(ふうじん)は錦覓(きんべき)を慰め、潤玉(じゅんぎょく)は彼女と共に凡界に降りることを決意します。
魔界が天界を侵略する気配がないことを確認した旭鳳(きょくほう)は、錦覓(きんべき)に別れを告げるために天宮へと急ぎます。天機輪盤の下で、錦覓(きんべき)は凡界へと旅立ちます。
旭鳳(きょくほう)の追跡
天宮に戻った旭鳳は、黒い影が紫方雲宮に入ったという報告を受けます。彼はその影を追跡し、天后(てんこう)が人間界で錦覓(きんべき)を殺害しようとしていることを耳にします。急いで天門に向かう旭鳳でしたが、天兵に阻まれてしまいます。錦覓(きんべき)が凡界に飛び降りるのを見届けると、旭鳳も後を追います。穂禾(すいか)もそれに続き、月下仙人は燎原君を旭鳳の世話をするために後を追わせます。
錦覓(きんべき)の凡界での生活
人間界に転生した錦覓(きんべき)は、実の親に捨てられそうになりますが、聖医族(せいいざく)に助けられます。縁結びの仙女が様子を見に人間界を訪れると、天帝(てんてい)が現れます。天帝(てんてい)は仙女の選んだ場所を気に入り、錦覓(きんべき)の周りに幹渉する者がいないか確認するよう命じます。
錦覓は聖医族(せいいざく)の聖女(せいじょ)として成長しますが、天性の不運に悩まされます。唯一の友人は、仙界の肉肉(ひにく)/羌活(きょうかつ)が転生した羌活(きょうかつ)です。一方、旭鳳は戦功を立てて熠王(えきおう)となり、穂禾(すいか)との婚約も間近に迫っていました。
羅耶山への旅
ある日、錦覓は羌活(きょうかつ)と共に羅耶山へ薬草を採りに行きますが、羌活(きょうかつ)の軽率な言動を咎めた姑姑から、薬作りを手伝うよう命じられます。熠王(えきおう)の薬と食事は聖医族(せいいざく)が担当しており、もし彼が死ねば錦覓も陪葬しなければなりません。そのため、錦覓は旭鳳の長寿を強く願っていました。
狩猟に出かけた熠王(えきおう)は、涼虢(りょうかく)人の罠に嵌ってしまいます。部下を伴わずに出かけた彼は、たった一人で奮闘しますが、ついに力尽きてしまいます。
第19話の感想
第19話は、錦覓の転生と旭鳳との再会という重要な展開が見られました。縁結びの仙女が錦覓に過酷な運命を与えたことで、今後の展開が気になるところです。
また、旭鳳が錦覓を追って人間界に降りるシーンは、二人の絆の深さを改めて感じさせました。しかし、天后(てんこう)の謀略により、錦覓は命の危険にさらされることになります。果たして、旭鳳は錦覓を救うことができるのでしょうか?
一方、人間界で聖女(せいじょ)として成長する錦覓の姿も印象的でした。不運に見舞われながらも、明るく前向きに生きる彼女の姿に勇気をもらえます。
つづく