霜花(しもばな)の姫 ~香蜜が咲かせし愛~ 第9話 あらすじ/ネタバレ
花界に足を踏み入れた旭鳳(きょくほう)は、錦覓(きんべき)への想いを長芳主(ちょうほうしゅ)に打ち明ける。しかし、長芳主(ちょうほうしゅ)は錦覓(きんべき)が天界との関わりを持たないようにと、旭鳳(きょくほう)に二度と花界に来るなと厳しく言い放つ。
錦覓(きんべき)を連れて花神塚を訪れた長芳主(ちょうほうしゅ)は、先花神(せんかしん)の前で錦覓(きんべき)に身分と感情について問いただす。錦覓(きんべき)の容姿がすでに数人の目に触れたことを知り、長芳主(ちょうほうしゅ)は世間に知られることを恐れる。しかし、錦覓(きんべき)が旭鳳(きょくほう)に対して男女の情を抱いていないと知って、少し安心する。長芳主(ちょうほうしゅ)は錦覓(きんべき)に天界との縁を切らないと誓わせ、老胡(ろうこ)に心配事を打ち明ける。老胡(ろうこ)は錦覓(きんべき)が隕丹を飲んでいることを理由に、感情の悩みは心配しなくて良いと慰める。
再び花界を訪れた旭鳳(きょくほう)は、長芳主(ちょうほうしゅ)達から冷たい言葉を浴びせられる。それでも、錦覓(きんべき)への想いを伝え、彼女に会いたいと懇願する。長芳主(ほうしゅ)達は錦覓(きんべき)の容姿に惑わされるなと忠告するが、旭鳳(きょくほう)は錦覓(きんべき)の容姿ではなく、清らかな性格に惹かれていると主張する。しかし、彼の言葉は長芳主(ほうしゅ)達の心を動かすことはできず、旭鳳(きょくほう)は先花神(せんかしん)と天帝(てんてい)の過去の出来事を思い出し、心を痛めながら去っていく。
錦覓(きんべき)は旭鳳が去っていくのを見て、千年霊力の約束を果たすために引き留めようとするが、声が届かない。実は、旭鳳は幻術によって錦覓の姿を見ることができず、二人はすれ違ってしまう。
錦覓は体内の隕丹の影響で倒れ、夢の中で霜花(しもばな)という女性に出会う。霜花(しもばな)は錦覓に、ある人物への思いを伝え、自分を救ってほしいと頼む。錦覓は助けようとするが、運命を変えることはできない。
一方、旭鳳は窮奇(きゅうき)を連れて天界に戻り、潤玉(じゅんぎょく)と共に天帝(てんてい)に引き渡す。天帝(てんてい)は花界の協力に感謝し、旭鳳は花界と天界の過去の因縁について尋ねるが、天帝(てんてい)は何も答えない。
火神(かじん)殿に戻った旭鳳は、穂禾(すいか)に鎏英(りゅうえい)との親密さを咎められる。その後、月下仙人が訪れ、鎏英(りゅうえい)を褒め称え、姻縁殿に遊びに来るように誘う。天后(てんこう)は旭鳳が怪我をしたと聞いて駆けつけ、潤玉(じゅんぎょく)を疑う。旭鳳は花界での出来事を話し、天帝(てんてい)の殿にある先花神(せんかしん)の肖像画の秘密を尋ねる。天后(てんこう)は激怒し、先花神(せんかしん)と天帝(てんてい)の過去、そして天帝が先花神(せんかしん)のために天后(てんこう)の廃位を企てたことを明かす。旭鳳は錦覓も天帝の娘だと誤解し、苦悩する。
潤玉(じゅんぎょく)は省経閣で古書を探していると、窮奇(きゅうき)のことで悩む天帝に出会う。潤玉(じゅんぎょく)は、窮奇(きゅうき)を操る黒幕は六界の均衡を乱そうとしている六界の敵だと分析する。天帝は六界を統一するという野望を思い出し、窮奇(きゅうき)を殺さずに利用することを決意する。
第9話の感想
第9話は、旭鳳と錦覓の恋が大きく動き出す回でした。旭鳳は長芳主(ほうしゅ)に対して錦覓への想いを告白しますが、拒絶されてしまいます。錦覓は旭鳳の気持ちを知りながらも、天界との縁を断ち切ろうと決意します。
一方、天界では旭鳳と潤玉(じゅんぎょく)が窮奇(きゅうき)を天帝に引き渡します。天帝は花界の協力に感謝しますが、花界と天界の過去の因縁については何も明かしません。天后(てんこう)は旭鳳が怪我をしたと聞いて駆けつけ、先花神(せんかしん)と天帝の過去を明かします。旭鳳は錦覓も天帝の娘だと誤解し、苦悩します。
つづく