キャスト/登場人物一覧

将夜 冥王の子-寧缺(ねい・けつ)

寧缺(ねい・けつ) 役

ワン・ホーディー(王鹤棣)

辺境の小さな兵士であった寧缺(ねい・けつ)は、冤罪で亡くなった家族の汚名を晴らすため都へとやってきました。「梳碧湖(そへきこ)の薪割り人」から書院(しょいん)の十三先生、そしてついには唐國の守護者となり、世を救う重責を擔うことになります。寧缺の成長の道は曲折に満ち、幾多の危険に遭遇しながらも、熱い情熱を胸に秘めています。彼の性格は灑脫で自由奔放、情に厚く義理堅く、恩には必ず報い、仇には必ず報復します。戦火の中で成長した彼は、強い反骨精神の持ち主です。

王鶴棣(ワン・ホーディー)は、中國四川省出身の俳優です。1998年生まれ。西南航空専修學院を卒業後、俳優として活躍しています。

将夜 冥王の子-桑桑(そうそう)

桑桑(そうそう) 役

ソン・イーレン(宋伊人)

寧缺(ねい・けつ)の侍女にして妻である桑桑(そうそう)は、彼にとって最も大切な、そして最も愛する女性です。互いに本命である二人は、數奇な運命により、桑桑(そうそう)が光明大神官(だいしんかん)の伝人として選ばれることになります。しかし、彼女にはもう一つの隠された身份がありました。最終的に、寧缺と桑桑は幾多の困難を乗り越え、幸せな結末を迎えます。天女(てんにょ)となった桑桑を連れ、寧缺は彼女に彩り豊かな人間界を見せて回るのです。

宋伊人(ソン・イーレン)は、中國で活躍する若手女優。その愛らしい容姿と確かな演技力で、多くのファンを魅了しています。 清新な雰囲気と表現豊かな瞳が印象的で、時代劇から現代劇まで幅広い役柄をこなせる実力派です。

将夜 冥王の子-天女(てんにょ)

天女(てんにょ) 役

ヤン・チャオユエ(楊超越)

天女(てんにょ)は、天地を司る唯一神「昊天(こうてん)」の人間界における化身です。 冷徹で孤高、そして美しく聡明な彼女は、光と闇の二面性を持ちます。 世を照らし慈悲深く人々を救済する光明の神であると同時に、世界を永遠の夜に閉じ込める冥王でもあります。 その神秘的な存在感と相反する二つの側面が、物語に深みを與えています。 楊超越(ヤン・チャオユエ)は、その美しくも冷たい雰囲気で天女(てんにょ)の複雑な內面を繊細に表現しています。

楊超越(ヤン・チャオユエ)は、1998年7月31日、江蘇省塩城市生まれの中國の女優、歌手。

将夜 冥王の子-夫子(ふうし)

夫子(ふうし) 役

アダム・チェン(鄭少秋)

伝説的存在であり、人間界最強の守護者である夫子(ふうし)。彼が到達した「無矩」の境地は、人間が修行によって到達できる最高の域であり、あらゆる規則を無視できる昊天世界における最強の存在です。彼は滅多に姿を現さず、常に大弟子の付き添いのもと、各地を旅しています。唐國の書院(しょいん)の院長であると同時に、実は唐國の創設者であり、守護者でもあります。「無矩」とは単なる距離の概念ではなく、あらゆる規則を超越した狀態を指します。

鄭少秋(アダム・チェン)は、香港出身の俳優であり歌手。1970年代から活躍し、數々のテレビドラマや映畫に出演。「楚留香」シリーズや「書剣恩仇録」など、時代劇作品での活躍で知られています。その演技力とカリスマ性で、多くのファンを魅了し続けています。今回、本作で人間界最強の守護者「夫子」を演じ、その深みのある演技に注目が集まっています。

将夜 冥王の子-李慢慢(り・まんまん)

李慢慢(り・まんまん) 役

チェン・ジェン(陳震)

溫顔の貴公子、李慢慢(り・まんまん)。夫子(ふうし)の筆頭弟子として、その立ち居振る舞いは常に優雅で、まるで春のそよ風のように穏やかです。しかし、その穏やかさの奧底には、天下最速と謳われる修行者の姿が隠されています。まるで顔回の再來かと思わせる程の深い思慮と、靜かなる強さを持ち合わせた、まさに「靜水の底、深く流れ」を體現する人物と言えるでしょう。

将夜 冥王の子-莫山山(ばく・さんさん)

莫山山(ばく・さんさん) 役

ユエン・ビンイェン(袁冰妍)

盂蘭盆會(うらぼんえ)の日に寧缺(ねい・けつ)と桑桑(そうそう)の二人を救って以來、西陵(せいりょう)幽閣(せいりょうゆうかく)に閉じ込められていた莫山山(ばく・さんさん)。穏やかで物靜かな彼女は、その境遇に苦しむどころか、幽閣の靜けさを活かして書道の鍛錬に勵みます。紙も筆も無くても、空中に文字を書き、一人で楽しんでいます。書道を愛し、爭いを好まない莫山山ですが、情と正義に関しては、彼女自身の強い信念を持っています。

袁冰妍(ユエン・ビンイェン)は、1992年1月17日、上海生まれの中國の女優です。身長167cm。

将夜 冥王の子-葉紅魚(よう・こうぎょ)

葉紅魚(よう・こうぎょ) 役

リュウ・クージュン(劉珂君)

比類なき美貌を誇りながらも、紅顔の傲骨を秘めた女性、葉紅魚(よう・こうぎょ)。天下三痴のひとり、「道痴」と稱される彼女は、愛憎にも灑脫で、何者にも頼らず己の道を突き進む強い意志の持ち主です。ひたすら修行に打ち込む彼女は、まさに現代の自立した女性像を體現しています。

世間知らずだった彼女は、初めて足を踏み入れた亂世で様々な苦難に直面し、その経験が彼女の心を次第に氷のように冷たく閉ざしていきます。そんな中、寧缺(ねいけつ)と出會い、共に修行を積む中で「革命の友情」とも呼べる絆を育みます。しかし、二人の立場は次第に相容れないものとなり、互いに刃を交える「生死の友」へと変化を遂げていきます。數奇な運命を辿る彼女は、現在、裁決司(さいけつし)大神官(だいしんかん)としてその責務を全うしています。

将夜 冥王の子-陸晨迦 (りく・しんか)

陸晨迦 (りく・しんか) 役

ワン・ホイシン(王慧歆)

陸晨迦は、純粋で一途な愛情を持つ月輪(げつりん)国の王女であり、「天下三痴」の「花痴(かきち)」の一人です。普段は冷淡で高慢な性格ですが、花をこよなく愛しています。

月輪国は、大河国とは異なり燕国と親密な関係にあり、国力も弱いため、草原の馬賊が唐軍と大河国の人々を襲撃した際には援助しませんでした。そのため、大河国の友人である莫山主との関係は決裂してしまいます。

しかし、天下が唐に攻め入った際には、莫山山(ばく・さんさん)、葉紅魚(よう・こうぎょ)と和解し、再び友情を取り戻します。

将夜 冥王の子-君陌(くんはく)

君陌(くんはく) 役

グォ・ピンチャオ(郭品超)

書院(しょいん)の二師兄、君陌(くんはく)は、温厚篤実な人柄の中に、揺るぎない強さを秘めた人物です。夫子(ふうし)が月の化身となり、唐国が世界中から攻め立てられる中、書院の弟子たちを率いて最重要拠点である青峡の防衛という重任を担います。

葉蘇、そして剣聖柳白との死闘は、書院に大きな犠牲を強いる凄惨なものとなりました。しかし、君陌(くんはく)は七人の兄弟弟子と共に、決して諦めず、血の滲むような努力で青峡を守り抜きます。この壮絶な戦いの中で、彼は右腕を失うという大きな代償を払うことになりますが、その強い意志と責任感は、生き残った弟子たちの心に深く刻まれることになります。