第11話 恋した彼女は宇宙人 あらすじ
柴小七(チャイ・シャオチー)は、方冷(ファン・ロン)のオフィスでリラックスできる音楽をかけながらマッサージをして、ストレスを和らげようとしました。しかし、思わず方冷(ファン・ロン)の体に触れてしまい、陶酔する柴小七(チャイ・シャオチー)を方冷(ファン・ロン)は製止します。方冷(ファン・ロン)は、柴小七(チャイ・シャオチー)の突然の親切は会社を辞めるための口実だと疑い、柴小七(チャイ・シャオチー)の好意は裏目に出てしまいます。しかし、方冷(ファン・ロン)の病気のことを思い出し、柴小七(チャイ・シャオチー)は彼を許します。
翌朝、柴小七(チャイ・シャオチー)は方冷(ファン・ロン)の家の前で一緒にジョギングしようと誘います。方冷(ファン・ロン)はニヤリと笑うと、柴小七(チャイ・シャオチー)と一緒に走り始めますが、すぐに一人で走り去ってしまいます。柴小七(チャイ・シャオチー)は息を切らしながら追いかけますが、追いつけません。横断歩道を渡ろうとする柴小七(チャイ・シャオチー)のそばに、突然方冷(ファン・ロン)が現れます。彼は柴小七(チャイ・シャオチー)が横断歩道を渡るのが苦手だと知っていて、手を引いて一緒に渡ります。そして、改めて退職の意思を確認しますが、柴小七(チャイ・シャオチー)は考えを変えたと告げます。地球に残る理由を見つけた、それはある人を助けるため、つまり方冷(ファン・ロン)のためだと、それとなく伝えます。
方烈(ファン・リエ)からヒントを得た柴小七(チャイ・シャオチー)は、方冷(ファン・ロン)を男性モデルのショーがあるバーに連れて行きます。方冷(ファン・ロン)は嫉妬し、その場を立ち去ろうとしますが、柴小七(チャイ・シャオチー)の強い意誌に負け、渋々バーの中へ。そして、責任者に対し、ショーを中止するよう指示し、損失は自分が負担すると宣言します。ショーが中止になったことを知った柴小七(チャイ・シャオチー)は、ステージに上がり、方冷(ファン・ロン)のために歌を歌い始めます。皆が期待する中、柴小七(チャイ・シャオチー)の歌声は聞くに堪えないものでした。
柴小七(チャイ・シャオチー)は音程を外しながらも熱唱しますが、方冷(ファン・ロン)は嬉しそうに聴いています。観客は柴小七(チャイ・シャオチー)をステージから降ろそうと騒ぎ始めますが、方冷(ファン・ロン)はステージに上がり、美声で歌を引き継ぎ、場を収めます。歌い終えると、陶酔している柴小七(チャイ・シャオチー)を連れてバーを後にします。二度とこんな場所に来るなと柴小七(チャイ・シャオチー)に警告し、二人は口論になります。柴小七(チャイ・シャオチー)が自分の病気治療のためにした事だと知った方冷(ファン・ロン)は、同情されていると思い込み、激怒します。そして、柴小七(チャイ・シャオチー)に対して冷淡になり、会社に戻ると韓アシスタントに、柴小七(チャイ・シャオチー)の治療と仕事への参加を一時停止するよう指示します。
江雪(ジャン・シュエ)は、柴小七(チャイ・シャオチー)と方冷(ファン・ロン)が手をつないで横断歩道を渡るのを目撃し、激怒します。そして、艾倫(あいらん)に柴小七(チャイ・シャオチー)が以前にブルーサファイアを盗んだ写真をネットに流すよう指示します。会社の同僚たちはその事実を知り、柴小七を孤立させ始めます。柴小七は皆から無視され、雑用ばかりさせられるようになります。夜、会社で残業した柴小七は、一人で帰る途中、また横断歩道で立ち往生します。超能力を使おうとしますが、方冷(ファン・ロン)の言葉を思い出し、勇気を出して方冷(ファン・ロン)が教えた方法で渡ろうとします。遠くから方冷(ファン・ロン)は柴小七の様子を心配そうに見守っています。しかし、柴小七は途中で怖くなり、頭を抱えて立ち止まってしまいます。
第11話の感想
第11話では、柴小七の懸命な努力と方冷(ファン・ロン)の複雑な感情が交錯し、二人の関係性が大きく揺れ動く様子が描かれています。柴小七は方冷(ファン・ロン)の病気を治そうと、様々な方法を試みますが、その行動は時に空回りし、方冷(ファン・ロン)の誤解を招いてしまいます。特に、バーでの一幕は、柴小七の純粋な思いと方冷(ファン・ロン)のプライドがぶつかり合い、見ていて切なくなりました。
柴小七が一生懸命に歌を歌うシーンは、彼女の健気さが伝わってきて、思わず応援したくなりました。しかし、その歌声がひどいというギャップもまた、柴小七の魅力の一つと言えるでしょう。方冷(ファン・ロン)がステージに上がり、歌を引き継ぐシーンは、二人の間に流れる特別な空気を感じさせ、胸が高鳴りました。
つづく