夜、街角で一人佇む柴小七(チャイ・シャオチー)を、方冷(ファン・ロン)は偶然見つける。車のライトで道を照らし、無事に柴小七(チャイ・シャオチー)が横断歩道を渡るのを見届け、安堵する。

翌日、江雪(ジャン・シュエ)は柴姉さんのレストランへ行き、柴小七(チャイ・シャオチー)に会社を辞めるよう促す。柴小七(チャイ・シャオチー)は動揺するも、方冷(ファン・ロン)への想いを簡単に諦められない。

会社に戻った柴小七(チャイ・シャオチー)は、以前の宝石紛失事件を蒸し返され、重要な報告書を盗んだと濡れ衣を著せられる。窮地に陥った柴小七(チャイ・シャオチー)を、方冷(ファン・ロン)が駆けつけ、強く弁護する。しかし、この一件は方父(ファンの父)にまで伝わり、方冷(ファン・ロン)は柴小七(チャイ・シャオチー)との関係を断つよう迫られるが、断固拒否する。

翌日、柴小七(チャイ・シャオチー)は方烈(ファン・リエ)のプロジェクト開発部への異動を命じられる。納得いかない柴小七(チャイ・シャオチー)は方冷(ファン・ロン)に抗議するが、3倍の給料を提示され、方烈(ファン・リエ)の説得もあり、渋々受け入れる。しかし、仕事中も方冷(ファン・ロン)のことで頭がいっぱいで、彼の名前を何度も書き綴る。

方烈(ファン・リエ)はプロジェクトに熱心ではなく、多くの仕事を柴小七(チャイ・シャオチー)に任せる。会議で柴小七(チャイ・シャオチー)のミスで方烈(ファン・リエ)が叱責されるが、彼は責任を転嫁せず、柴小七(チャイ・シャオチー)も自ら責任を負う。方冷(ファン・ロン)は二人に成功しなければ降格だとプレッシャーをかける。

プロジェクトのアイデアを得るため、方烈(ファン・リエ)は柴小七を連れて島へ行く。台風が接近する中、方冷(ファン・ロン)は二人の安否を心配し、捜索させる。嵐の島で震える柴小七を見つけ、方冷(ファン・ロン)は彼女に上著をかけ、そして愛を告白する。二人は抱き合うが、その時、柴小七は方冷(ファン・ロン)の体に発信器が付いていることに気付き、衝撃を受ける。

真相を探るため、柴小七は夜に方冷(ファン・ロン)に近づき、一緒に寝ることを提案する。方冷(ファン・ロン)は驚きながらも受け入れる。一方、江雪(ジャン・シュエ)は艾倫(あいらん)と共謀し、方冷の柴小七に関する記憶を消そうとするが、記憶が闇号化されているため失敗し、江雪(ジャン・シュエ)は艾倫(あいらん)に苛立ちをぶつける。

第12話 感想

第12話は、方冷と柴小七の関係性が大きく進展する一方で、新たな謎が深まる重要な回でした。方冷の強い想いがついに溢れ出し、嵐の島での告白シーンは非常にロマンチックで感動的でした。しかし、その直後に柴小七が発見した発信器の存在が、物語に不穏な影を落とします。この発信器は一体何を意味するのか、誰が何の目的で方冷に装著したのか、様々な疑問が湧き上がります。

柴小七に対する周囲の風当たりは依然として強く、会社での陰謀や方父(ファンの父)からの圧力など、二人の愛を阻む試練が続きます。それでも、方冷は柴小七を守り、彼女への想いを貫く姿に胸を打たれます。一方、柴小七も方冷への愛を深めながらも、発信器の発見によって彼の行動に疑念を抱き始めます。この疑念が二人の関係にどのような影響を与えるのか、今後の展開が非常に気になります。

つづく