江雪(ジャン・シュエ)が方冷(ファン・ロン)の家に来た時、柴小七(チャイ・シャオチー)は鉢植えを割ってしまい、方冷(ファン・ロン)の家に侵入していたことがバレてしまった。江雪(ジャン・シュエ)は柴小七(チャイ・シャオチー)を方冷(ファン・ロン)につきまとうなと責めたが、方冷(ファン・ロン)は逆に江雪(ジャン・シュエ)を帰らせた。
二人きりになった方冷(ファン・ロン)は柴小七(チャイ・シャオチー)に家に来た理由を問い詰めたが、柴小七(チャイ・シャオチー)自身も理由が分からなかった。説明を終えた柴小七(チャイ・シャオチー)が帰ろうとすると、方冷(ファン・ロン)は柴小七(チャイ・シャオチー)を壁ドンし、「ここは君の好きなように出入りできる場所じゃない」と言い、キスをしようとした。慌てた柴小七(チャイ・シャオチー)は逃げ出した。方冷(ファン・ロン)はそんな柴小七(チャイ・シャオチー)を見てニヤリと笑った。
家に帰った柴小七(チャイ・シャオチー)は、方冷(ファン・ロン)のことを考えると超能力が暴走することに改めて気づき、秘書のクーブリと共に脱感作療法を始めることにした。柴小七(チャイ・シャオチー)は「方冷(ファン・ロン)と江雪(ジャン・シュエ)はベストカップルだ」と自己闇示をかけ、方冷(ファン・ロン)への想いを断ち切ろうとした。
方冷(ファン・ロン)の継母である周おばさんは、方烈(ファン・リエ)から柴小七(チャイ・シャオチー)と方冷(ファン・ロン)が喧嘩したことを聞き、方冷(ファン・ロン)の秘密を暴露させるため柴小七(チャイ・シャオチー)に近づき、お金で釣ろうとした。
周おばさんは柴小七(チャイ・シャオチー)の前でわざと方冷(ファン・ロン)の話を出し続け、柴小七(チャイ・シャオチー)は超能力の暴走を抑えるのに必死だった。ついに耐えきれなくなった柴小七(チャイ・シャオチー)は、周おばさんの要求に一時的に従うことにした。しかし、後で気が変わった柴小七(チャイ・シャオチー)は方冷(ファン・ロン)に事情を説明しようとしたが、方冷(ファン・ロン)は会ってくれなかった。
周おばさんは方父(ファンの父)と共に柴小七(チャイ・シャオチー)を呼び出した。柴小七(チャイ・シャオチー)は方冷(ファン・ロン)の病気については一切触れず、お金に目がくらんだ女性を演じ、方父(ファンの父)から大金を受け取った。そして、適当な話をでっち上げてその場をやり過ごした。
しかし、周おばさんは柴小七(チャイ・シャオチー)に騙されたと思い、柴小七(チャイ・シャオチー)を平手打ちした。柴小七(チャイ・シャオチー)は方冷(ファン・ロン)の継母であることを考慮して我慢したが、方冷(ファン・ロン)を傷つけないようにと警告した。
方冷(ファン・ロン)は柴小七(チャイ・シャオチー)が両親と会い、大金の入った小切手を受け取ったことを知り、怒って柴小七(チャイ・シャオチー)を問い詰めた。柴小七(チャイ・シャオチー)は必死に説明したが、方冷(ファン・ロン)は信じず、その場を去ってしまった。柴小七は諦めずに追いかけ、誤解を解こうとしたが、方冷(ファン・ロン)の心無い言葉に深く傷ついた。
方冷(ファン・ロン)は方父(ファンの父)と話した。方父(ファンの父)は柴小七を愛慕虚栄の女性だと非難し、方冷(ファン・ロン)を利用しているだけだと告げた。しかし、方冷は柴小七が自分の秘密を誰にも言っていないことを知り、自分が誤解していたことに気づき、車で柴小七を探しに行った。
その頃、誤解され傷ついた柴小七は一人空を見上げ、故郷の星を想っていた。方冷は柴姉さんのレストランに行ったが、柴小七には会えなかった。方冷が帰った後、柴小七はレストランに戻り、柴姉さんから方冷が来たことを聞かされたが、柴小七はもう方冷の話を聞きたくなかった。
柴小七は再び元気を取り戻し、会社に出勤した。同僚たちは相変わらず柴小七のことを噂していたが、柴小七は気にせず仕事に集中した。会社で方冷に会い、どうすればいいのか分からずにいた柴小七に、方冷は突然謝罪と感謝の言葉を述べた。柴小七は驚き、呆然と立ち尽くした。
第17話の感想
第17話は、誤解とすれ違いが中心となる切ないエピソードでした。柴小七と方冷の間に、またもや大きな壁が立ちはだかります。
柴小七は方冷への想いが強すぎるあまり、超能力が製御できなくなるというジレンマを抱えています。その純粋な想いが、皮肉にも周おばさんの策略に利用されてしまう展開は、見ていて胸が締め付けられました。お金で釣られたと思われても、方冷の秘密を守ろうとする柴小七の健気な姿には感動させられます。
一方、方冷は柴小七の行動の裏にある真意を理解しようとせず、父親の言葉に惑わされてしまいます。柴小七を信じられない、信じたくないという葛藤が伝わってきて、もどかしい気持ちになりました。真実を知った後の彼の焦燥感も印象的です。誤解が解けたと思った矢先に、柴小七の心に深い傷を負わせてしまうという、皮肉な展開に心が痛みます。
つづく