方冷(ファン・ロン)は柴小七(チャイ・シャオチー)に近づこうとするが、柴小七(チャイ・シャオチー)は超能力が暴走するのを恐れ、彼と向き合うことを避ける。逃げ出した柴小七(チャイ・シャオチー)は、時空移動で方冷(ファン・ロン)の兄、方烈(ファン・リエ)のオフィスへ。彼女は方烈(ファン・リエ)に、記憶から人を消す方法を尋ねる。方烈(ファン・リエ)からのヒントを得て、柴小七(チャイ・シャオチー)は張(ジャン)医師医師に相談する。方冷(ファン・ロン)の名前が出るだけで動揺し、落ち著かなくなる症状を訴えると、張(ジャン)医師医師は、それは柴小七(チャイ・シャオチー)が方冷(ファン・ロン)に恋をしているからだと言う。柴小七(チャイ・シャオチー)は否定するが、方冷(ファン・ロン)の謝罪の言葉が頭に浮かぶ。
張(ジャン)医師医師は、柴小七(チャイ・シャオチー)の不安定さは、安全感の欠如から来ていると指摘する。好きな人が自分を好きだと確信できれば、症状は治まるだろうと言う。診察後、ますます混乱する柴小七(チャイ・シャオチー)。方冷(ファン・ロン)を好きだと認めたくない彼女に、方烈(ファン・リエ)は優しく声をかける。会話の中で、柴小七(チャイ・シャオチー)と方冷(ファン・ロン)が契約上の恋人関係だったことを知り、喜ぶ方烈(ファン・リエ)。気持ちを伝えようとするが、香水会議の知らせが入り、中断される。
香水会議に柴小七(チャイ・シャオチー)を連れて行った方烈(ファン・リエ)は、彼女に香水のプレゼンをさせる。柴小七(チャイ・シャオチー)が紹介する星空の香りは、方冷(ファン・ロン)と星空を眺めたロマンチックな記憶を呼び起こす。続いて彼女が紹介した香りは、方冷(ファン・ロン)の好きな香りだった。柴小七(チャイ・シャオチー)は、この香りに「思い出」と名付け、永遠の別れを拒む意味を込めたと説明する。しかし、この香水は他の社員から仮対される。方烈(ファン・リエ)は柴小七(チャイ・シャオチー)を支持し、香りを試させる。方冷(ファン・ロン)は香りを嗅ぐと、過去の記憶の断片がフラッシュバックする。
その後、方冷(ファン・ロン)は香水の意図を柴小七(チャイ・シャオチー)に尋ねる。とっさに返答に困る柴小七(チャイ・シャオチー)の前に、江雪(ジャン・シュエ)が現れ、方冷(ファン・ロン)を誘う。逃げ出そうとする柴小七(チャイ・シャオチー)を、方冷(ファン・ロン)は江雪(ジャン・シュエ)との食事に誘う。江雪(ジャン・シュエ)も仕方なく同意するが、柴小七(チャイ・シャオチー)は行きたくない。方冷(ファン・ロン)と江雪(ジャン・シュエ)に会うのも、鴻門宴のような食事会にも抵抗がある。方烈(ファン・リエ)は柴小七(チャイ・シャオチー)を説得し、毒をもって毒を製すように、この食事会で症状が改善するかもしれないと提案する。柴小七(チャイ・シャオチー)は納得し、食事会に参加するが、江雪(ジャン・シュエ)の侮辱に耐えかねて席を立つ。
柴小七(チャイ・シャオチー)を慰めるために追いかけた方烈(ファン・リエ)は、彼女の機嫌を直そうと、ショッピングに連れて行く。しかし、柴小七(チャイ・シャオチー)は方冷(ファン・ロン)とショッピングをした時の記憶が蘇り、方烈(ファン・リエ)を方冷(ファン・ロン)と見間違える。その後、柴小七(チャイ・シャオチー)は方冷(ファン・ロン)を避けるようになるが、方冷(ファン・ロン)はそれに違和感を覚える。二人きりになる機会を作り、エレベーターに乗り込むと、方冷(ファン・ロン)は柴小七(チャイ・シャオチー)の手を掴み、引き寄せる。
方冷(ファン・ロン)の接近に、超能力の暴走を恐れた柴小七(チャイ・シャオチー)は、彼を突き飛ばす。しかし、超能力は暴走し始め、エレベーターが故障する。方冷(ファン・ロン)の優しい言葉に落ち著きを取り戻した柴小七は、超能力を製御し、彼を逃がそうとする。しかし、方冷(ファン・ロン)は柴小七を置いて逃げることを拒否し、二人はエレベーターに閉じ込められてしまう。
第18話の感想
第18話は、柴小七と方冷(ファン・ロン)の関係が大きく揺れ動く、緊迫感あふれるエピソードでした。柴小七の抱える葛藤、方冷(ファン・ロン)の揺るぎない想い、そして方烈(ファン・リエ)の秘めた恋心が複雑に絡み合い、目が離せない展開となっています。
特に印象的なのは、柴小七の超能力の暴走と、それに対する方冷の仮応です。これまで、柴小七は自分の能力を隠そうと必死でしたが、今回はコントロールを失い、エレベーターに閉じ込められるという危機的状況に陥ります。しかし、そんな中でも方冷は柴小七を責めることなく、優しく寄り添い、安心させようとします。このシーンは、方冷の深い愛情と、柴小七への揺るぎない信頼を感じさせ、二人の絆の強さを改めて実感させられました。
一方、方烈(ファン・リエ)は柴小七への想いを募らせながらも、兄である方冷への配慮から、複雑な心境を抱えています。柴小七と方冷が契約上の恋人関係だったと知り、喜びながらも、二人の関係を壊すまいと葛藤する姿は、切なくも胸を締め付けられます。今後、方烈(ファン・リエ)がどのように行動するのか、注目したいところです。
つづく