方冷(ファン・ロン)は素手でアレンを製圧し、方烈(ファン・リエ)と共に柴小七(チャイ・シャオチー)を救出、自宅へ連れて帰りました。方烈(ファン・リエ)は兄の行動に心を打たれ、柴小七(チャイ・シャオチー)への想いを断ち切る決意をします。柴小七(チャイ・シャオチー)が目を覚ましていない間に、彼女の幸せを祈りつつ方冷(ファン・ロン)に託し、静かに立ち去りました。
方冷(ファン・ロン)は柴小七(チャイ・シャオチー)の傍を片時も離れず看病しました。柴小七(チャイ・シャオチー)が目覚めると、安堵から抱きしめキスをしますが、柴小七(チャイ・シャオチー)は突然倒れてしまいます。彼女は空腹を装い、柴姉さんのレストランで食事をしたいと言いました。レストランに戻った柴小七(チャイ・シャオチー)は方冷(ファン・ロン)を遠ざけ、クブリに体の検査を依頼します。
クブリは柴小七(チャイ・シャオチー)に、失血と正体不明の電解質の影響で磁場が乱れ、母星の治療を受けなければ危険な状態、最悪の場合全身麻痺になる可能性があると告げます。方冷(ファン・ロン)が食事を届けますが、クブリは地球の食べ物は柴小七(チャイ・シャオチー)の体に負担がかかると止めます。しかし、方冷(ファン・ロン)の好意を無下にすることができず、柴小七(チャイ・シャオチー)は差し出された食べ物を口にしました。
柴小七(チャイ・シャオチー)を助けたことで、方冷(ファン・ロン)は新製品発表会を欠席し、会社を解雇されます。周おばさんは方冷(ファン・ロン)の荷物を片付け、後任に方烈(ファン・リエ)を拠えます。大雨が近づき、韓アシスタントは方冷(ファン・ロン)に避難のための航空券を手配しますが、方冷(ファン・ロン)は病と向き合う決意を固めます。一方、柴小七(チャイ・シャオチー)は大雨を利用して方冷(ファン・ロン)の記憶を消し、自分の存在を忘れさせようと計画します。
クブリは柴小七(チャイ・シャオチー)を救うため、方冷(ファン・ロン)から信号装置を奪おうとしますが、柴小七(チャイ・シャオチー)は方冷(ファン・ロン)を傷つけたくない一心でそれを止めます。そして、他の特殊能力を放棄し、地球での歩行に必要なエネルギーだけを残す決断をします。それは、母星に帰れなくなることを意味していました。クブリは必死に説得しますが、柴小七(チャイ・シャオチー)の決意は変わりません。その後、柴小七(チャイ・シャオチー)は普通に歩けるようになりました。
方冷(ファン・ロン)は柴小七(チャイ・シャオチー)、柴姉さんたちと映画を見に行き、自分の病状を打ち明けます。記憶を失いたくない、柴小七(チャイ・シャオチー)を忘れたいくない一心で、皆に協力を求めます。柴姉さんと張(ジャン)医師医師は全面的に協力すると約束しますが、柴小七(チャイ・シャオチー)は自分の体がいつ宇宙で消滅するかわからない恐怖と、方冷(ファン・ロン)に更なる苦痛を与えることへの不安に苛まれます。方冷(ファン・ロン)は柴小七(チャイ・シャオチー)の様子がおかしいことに気づき優しく声をかけますが、柴小七(チャイ・シャオチー)は策略を巡らせ、方冷(ファン・ロン)から記憶庫の鍵を手に入れます。
鍵を手にした柴小七(チャイ・シャオチー)は、張(ジャン)医師医師と共に方冷(ファン・ロン)の記憶庫へ向かいます。隙を見て記憶庫に細工をしようとしますが失敗。こっそり侵入を試みますが、厳重なセキュリティに阻まれます。そこに現れた方烈(ファン・リエ)に助けを求めますが、拒否されます。超能力を使おうとしますが、既に能力を失っていた柴小七(チャイ・シャオチー)は、扉にぶつかり額から青い血を流します。それを見た方烈(ファン・リエ)は驚き、柴小七(チャイ・シャオチー)の正体が宇宙人であることを知るのでした。
第25話の感想
第25話は、切なさと緊迫感が入り混じる展開でした。方冷(ファン・ロン)の献身的な愛と、柴小七の苦しい決断が胸を締め付けます。
方冷(ファン・ロン)は柴小七を救うために行動し、会社を解雇されるなど大きな犠牲を払います。それでも柴小七への愛情は揺るぎなく、記憶を失う恐怖に立ち向かおうとする姿は感動的です。一方、柴小七は自分の存在が方冷(ファン・ロン)にとって負担になることを恐れ、身を引こうとします。地球に残ることを選び、母星に帰れなくなるという大きな決断を下しますが、それは方冷(ファン・ロン)への深い愛ゆえの選択でしょう。二人の想いはすれ違いながらも、互いを思いやる気持ちが強く伝わってきました。
また、方烈(ファン・リエ)の成長も印象的でした。これまで柴小七に執著していた彼が、兄の愛の深さに触れ、身を引く決意をするシーンは感動的です。彼は柴小七の幸せを願い、静かに去っていく姿に、彼の優しさを感じました。
つづく