柴小七(チャイ・シャオチー)の宇宙船到著までまだ時間があることが分かり、二人は残された時間を大切に過ごそうと決意し、甘い日々を送り始めます。方冷(ファン・ロン)と柴小七(チャイ・シャオチー)は一緒にキッチンに立ち、豪華な料理をたくさん作ります。皆で食卓を囲み、柴小七(チャイ・シャオチー)は写真をたくさん撮り、方冷(ファン・ロン)とラブラブな様子を見せつけ、周りの人たちは気まずそうにしています。その後、みんなで楽しく食事をし、食後、柴小七(チャイ・シャオチー)は方烈(ファン・リエ)に別れを告げ、プレゼントを渡します。方烈(ファン・リエ)は柴小七(チャイ・シャオチー)との別れを惜しみ、強く抱きしめると、方冷(ファン・ロン)は嫉妬し、二人の親密な行動を止めさせます。
方冷(ファン・ロン)は柴小七(チャイ・シャオチー)を力強く抱きかかえ、家に連れて帰ります。柴小七(チャイ・シャオチー)はぐっすり眠りますが、方冷(ファン・ロン)は一晩中眠れず、静かに柴小七(チャイ・シャオチー)を見守ります。柴小七(チャイ・シャオチー)がいついなくなるか不安で、寝る時も柴小七(チャイ・シャオチー)の手を握りしめ、紐で結んでしまいます。それでも柴小七(チャイ・シャオチー)がいなくなるのが辛く、夢の中でもその不安に苛まれます。柴小七(チャイ・シャオチー)は目を覚ますと、方冷(ファン・ロン)を優しく慰めます。翌朝、方冷(ファン・ロン)は柴小七(チャイ・シャオチー)に朝食を作り、二人は甘い時間を過ごしますが、突然外で風が吹き始め、宇宙船が到著したのではないかと感じます。柴小七(チャイ・シャオチー)は急に地球を離れたくなくなり、二人は別れを惜しみます。方冷(ファン・ロン)は柴小七(チャイ・シャオチー)の手を取り、覚悟を決めますが、それはただの勘違いでした。
実は、カーテンが揺れていたのは、方烈(ファン・リエ)が柴小七(チャイ・シャオチー)へのプレゼントとしてたくさんの風船を用意していたためでした。二人は安堵します。方冷(ファン・ロン)は柴小七(チャイ・シャオチー)を連れてショッピングモールに行き、惜しみなくお金を使い、柴小七(チャイ・シャオチー)にたくさんの買い物をさせます。周りの女性店員たちは羨望の眼差しを向けます。その中の一人が方冷(ファン・ロン)に色目を使うと、柴小七(チャイ・シャオチー)は嫉妬します。方冷(ファン・ロン)は嫉妬する柴小七(チャイ・シャオチー)が可愛くて、からかいます。二人はモールを出て、楽しく話しながら歩いていると、突然時空が歪み、柴小七(チャイ・シャオチー)が方冷(ファン・ロン)の目の前から消えてしまいます。方冷(ファン・ロン)は地面に座り込み、泣き崩れます。
方烈(ファン・リエ)は方冷(ファン・ロン)の助けを借りて会社の業績を大きく伸ばし、その功績を全て方冷(ファン・ロン)のものとして報告書に書きます。母親はそれを知り激怒し、報告書を書き直すように命じます。方烈(ファン・リエ)は母親に方冷(ファン・ロン)の功績を説明し、説得します。そして、勝ち負けにこだわるのをやめ、方冷(ファン・ロン)を許すようにと訴えます。周阿姨(チョウおばさん)も方烈(ファン・リエ)の言葉に心を打たれ、考えさせられます。
方冷(ファン・ロン)は気を取り直し、会社に戻って仕事を続け、普段通りの生活を送ります。大晦日の夜、方冷(ファン・ロン)は一人で家で静かに新年を迎えようとしますが、心の中では柴小七(チャイ・シャオチー)の帰りを待ち続けています。しかし、柴小七(チャイ・シャオチー)の姿はありません。方冷(ファン・ロン)は静かな部屋で一人寂しく過ごします。方烈(ファン・リエ)は兄の孤独を心配し、お見合いを勧めます。方冷(ファン・ロン)はそれを快諾します。柴小七(チャイ・シャオチー)を地球に呼び戻すために、お見合いを利用しようと考えたのです。しかし、なんとお見合い相手は柴小七でした。二人は再会し、幸せな結末を迎えます。一方、方烈(ファン・リエ)は方冷(ファン・ロン)の恋を成就させた後、パリへと旅立ちますが、空港で江雪(ジャン・シュエ)と再会し、二人の関係は再び動き始めます。
第28話の感想
「恋した彼女は宇宙人」の最終回、第28話は、ハラハラドキドキの展開と感動的な再会が詰まった、まさに最終回にふさわしいエピソードでした。柴小七との残された時間を大切に過ごす方冷(ファン・ロン)の姿は、切なくも温かい気持ちにさせてくれます。二人のキッチンでの共同作業や、食卓での仲睦まじい様子は、見ているこちらも幸せな気分になりました。しかし、幸せな時間も束の間、柴小七の突然の消失はあまりにも衝撃的でした。方冷(ファン・ロン)の悲痛な叫びは、視聴者の心に深く突き刺さったことでしょう。
一方、方烈(ファン・リエ)と母親の確執、そして方烈(ファン・リエ)と江雪(ジャン・シュエ)の再会など、サブストーリーも丁寧に描かれており、物語全体の深みを増していました。特に、方烈(ファン・リエ)が母親に方冷の功績を訴えるシーンは、兄弟愛の強さを感じさせ、感動的でした。最終的に、方冷と柴小七が再会を果たし、ハッピーエンドを迎えることができたのは、本当に嬉しかったです。お見合いという形での再会は、少し意外でしたが、運命的なものを感じさせられました。
全体を通して、笑いあり、涙ありの、とても素晴らしい最終回だったと思います。宇宙人との恋愛というファンタジー要素を取り入れながらも、家族愛や兄弟愛といった普遍的なテーマが描かれており、多くの視聴者の共感を呼んだのではないでしょうか。特に、柴小七の明るく天真爛漫な性格は、物語全体を明るく彩り、見ているこちらも元気を貰えました。最終回まで、本当に楽しい時間を過ごすことができました。