前回のランチ事件の後も、方冷(ファン・ロン)は方柴小七(チャイ・シャオチー)に冷淡な態度を取り続けていました。しかし、柴小七(チャイ・シャオチー)は諦めず、任務達成に執著し、まるでそれが彼女の全てになっていました。ある日、彼女は再び方冷(ファン・ロン)のオフィスに現れ、強引にランチを差し出します。方冷(ファン・ロン)は面倒くさそうにしながらも、結局それを食べてしまいます。しかし、食後まもなく、方冷(ファン・ロン)は体に異変を感じ始めます。実は彼は海鮮アレルギーだったのです。
ちょうどその時、江雪(ジャン・シュエ)が訪ねてきます。方冷(ファン・ロン)の様子に驚き、すぐに病院へ連れて行こうとします。そこに、車の鍵を返しに来た柴小七(チャイ・シャオチー)が遭遇。状況を察した柴小七(チャイ・シャオチー)は、何も言わず方冷(ファン・ロン)を連れ出し、病院へ向かいます。道中、大渋滞に巻き込まれますが、柴小七(チャイ・シャオチー)は超能力を使って電動バイクを空中に浮かべ、車列の上を走り抜け、方冷(ファン・ロン)を無事に病院へ送り届けます。
翌日、罪悪感に苛まれた柴小七(チャイ・シャオチー)は方冷(ファン・ロン)を見舞います。すると方冷(ファン・ロン)は冗談めかして彼女にかゆみ止めを頼み、二人の間には和やかな空気が流れます。そんな中、医師を名乗る男が現れ、方冷(ファン・ロン)に危害を加えようとしてきます。実は彼は方冷(ファン・ロン)の継母に雇われていたのです。危機一髪、戻ってきた柴小七(チャイ・シャオチー)が男を阻止し、方冷(ファン・ロン)を救います。この出来事をきっかけに、方冷(ファン・ロン)は柴小七(チャイ・シャオチー)の純粋さと勇敢さに心を動かされ、彼女に対する見方を変え始めます。
レストランに戻った柴小七(チャイ・シャオチー)は、柴姉さんに方冷(ファン・ロン)を助けたことを報告し、同時に彼がレストランの料理でアレルギーを起こした事実も打ち明けます。柴姉さんは驚き、方冷(ファン・ロン)が責任を追及することを恐れて、誠意を見せるため柴小七(チャイ・シャオチー)を病院へ送り、方冷(ファン・ロン)の世話をするように指示します。病院で柴小七(チャイ・シャオチー)は献身的に方冷(ファン・ロン)を看病するだけでなく、超能力を使って宇宙の星空を見せ、方冷(ファン・ロン)を幻想の世界へと誘います。
次の日、大雨の予報を知った方冷(ファン・ロン)は、天候によって記憶障害が悪化することを心配し、張(ジャン)医師医師に助けを求めます。一方、柴小七(チャイ・シャオチー)のレストランは方冷(ファン・ロン)の入院騒動が拡散されたことで風評被害を受け、看板を壊されるなどの嫌がらせを受けます。柴姉さんは一時的に店を離れ、柴小七(チャイ・シャオチー)は一人で困難に立ち向かわなければならなくなります。
孤立無援の柴小七(チャイ・シャオチー)は方冷(ファン・ロン)に助けを求め、レストランのために事実を説明してほしいと頼みますが、急いで外出する必要があった方冷(ファン・ロン)は冷たく断ります。しかし、テレビで記者に囲まれる柴小七(チャイ・シャオチー)の姿を見た方冷(ファン・ロン)は、彼女を見捨てることができず、秘書に車をUターンさせるよう指示します。
秘書は驚きながらも方冷(ファン・ロン)の指示に従います。現場に到著した方冷は、人混みをかき分け、倒れそうになった柴小七(チャイ・シャオチー)を支えます。この光景は柴小七(チャイ・シャオチー)を感動させるだけでなく、そこにいた全ての人々に方冷の意外な一面を見せることになります。一連の出来事を経て、二人の関係は温まり始めていました。
第4話 感想
第4話は、方冷と方柴小七(チャイ・シャオチー)の関係性が大きく変化する重要なエピソードでした。これまで、柴小七(チャイ・シャオチー)の一方的な好意と、それに戸惑い冷淡な態度を取り続けていた方冷でしたが、今回の一連の出来事を経て、互いを理解し、距離を縮めていく様子が丁寧に描かれていました。
特に印象的だったのは、病院での二人のやり取りです。アレルギーで苦しむ方冷を献身的に看病する柴小七(チャイ・シャオチー)の姿は、彼女の純粋でひたむきな愛情を表現していました。そして、超能力で星空を見せるシーンは、ファンタジー要素が加わりながらも、二人の心の距離が縮まっていく様子を象徴的に表しており、とてもロマンチックでした。
また、レストランが風評被害に遭い、孤立無援になった柴小七(チャイ・シャオチー)を、方冷が助けに行くシーンも感動的でした。最初は冷たく突き放した方冷でしたが、テレビで柴小七(チャイ・シャオチー)の窮状を知り、いてもたってもいられずに駆けつける姿は、彼の優しさや責任感、そして柴小七(チャイ・シャオチー)への想いが芽生え始めていることを感じさせました。
つづく