方冷(ファン・ロン)は、柴小七(チャイ・シャオチー)の心の中に自分が兄の方烈(ファン・リエ)に及ばないと思い込み、嫉妬に苦しんでいた。そんな中、継母の周おばさんが訪ねてきて、方冷(ファン・ロン)の亡き母の話に触れ、彼の心を掻き乱す。過去の辛い記憶がフラッシュバックし、方冷(ファン・ロン)は感情を爆発させてしまう。幸いにもアシスタントが駆けつけ、周おばさんを丁重に帰した。
一方、方烈(ファン・リエ)は創作活動に没頭していた。柴小七(チャイ・シャオチー)が画室を訪ねた矢先、方冷(ファン・ロン)から緊急の電話が入る。フィルナが突然帰国することになり、空港へ引き留めに行ってほしいというのだ。柴小七(チャイ・シャオチー)は方烈(ファン・リエ)の創作を邪魔したくない一心で、自ら電動バイクでフィルナを追跡し、超能力で小さな"事故"を起こして時間を稼ごうとする。方冷(ファン・ロン)と柴小七(チャイ・シャオチー)の協力もあり、方烈(ファン・リエ)はフィルナを説得することに成功するが、危険を顧みない柴小七(チャイ・シャオチー)の行動に方冷(ファン・ロン)は激怒する。
祝杯の後、方冷(ファン・ロン)は車内で沈んだ表情を浮かべていた。方烈(ファン・リエ)の喜びとは対照的に、柴小七(チャイ・シャオチー)への複雑な感情で胸がいっぱいだった。ついに彼は方烈(ファン・リエ)を車から降ろし、柴小七(チャイ・シャオチー)に愛の告白をする。突然の出来事に柴小七(チャイ・シャオチー)は驚きを隠せない。
レストランに戻った柴小七(チャイ・シャオチー)は、柴姉さんに告白されたことを打ち明ける。柴姉さんは驚きながらも、方冷(ファン・ロン)を受け入れるよう柴小七(チャイ・シャオチー)を励ます。しかし、柴小七(チャイ・シャオチー)の心は依然として方烈(ファン・リエ)に向いていた。
方冷(ファン・ロン)は諦めず、アシスタントに恋愛相談をする。アシスタントは女心が分かっていないと笑うが、方冷(ファン・ロン)は自分のやり方で柴小七(チャイ・シャオチー)の心を掴もうと決意する。夜、柴小七(チャイ・シャオチー)からの連絡を待ちわびるが、結局虚しく眠りにつく。
翌日、柴小七(チャイ・シャオチー)に会うため、方冷(ファン・ロン)はアシスタントに柴姉さんのレストランの前を通るように指示する。その時、信号探知機の信号を追っていた柴小七(チャイ・シャオチー)が、道路に飛び出してしまう。方冷(ファン・ロン)はとっさに車を飛び出し、柴小七(チャイ・シャオチー)を抱きしめる。この行動は柴小七(チャイ・シャオチー)の心に深く刻まれた。
信号の行き先は、なんと方冷(ファン・ロン)の会社の研究所だった。柴小七(チャイ・シャオチー)は何度も侵入を試みるが失敗し、方烈(ファン・リエ)に助けを求める。二人は研究所に潜入するが、すぐに発見されてしまう。方冷(ファン・ロン)は二人を叱責するが、柴小七(チャイ・シャオチー)だけを残し、告白への返事を改めて尋ねる。柴小七(チャイ・シャオチー)ははっきりと答えないものの、方冷(ファン・ロン)は自信を深める。
帰宅後、方冷(ファン・ロン)は恋愛指南書を読み漁り、実践練習まで始める。翌日、スーツに身を包み、花束を持った方冷(ファン・ロン)は、柴小七(チャイ・シャオチー)の働くレストランに現れる。この大胆な行動は、柴小七(チャイ・シャオチー)の心を動かすことができるのだろうか?
第6話の感想
第6話は、方冷(ファン・ロン)の焦りと柴小七(チャイ・シャオチー)への募る想いが爆発した回でした。嫉妬に駆られ、継母の心無い言葉に傷つき、それでも柴小七(チャイ・シャオチー)への愛を貫こうとする方冷(ファン・ロン)の姿は、不器用ながらも胸を打つものがありました。特に、柴小七が危険に晒された際に、身を挺して守るシーンは、彼の深い愛情を象徴する名シーンと言えるでしょう。
一方、柴小七は相変わらず方烈(ファン・リエ)への想いを断ち切れない様子。方冷(ファン・ロン)の突然の告白に驚き、戸惑う彼女の心情は理解できます。柴姉さんの応援も虚しく、二人の恋の行方はさらに複雑さを増しています。
また、方烈(ファン・リエ)の存在もこの三角関係をより一層かき乱しています。才能あふれる芸術家である彼は、柴小七にとって憧れの存在であり、方冷(ファン・ロン)にとっては大きな壁となっています。無意識に柴小七の心を惹きつける方烈(ファン・リエ)と、必死に自分の想いを伝えようとする方冷(ファン・ロン)。二人の対比が、今後の展開をより一層面白くさせてくれるでしょう。
方冷(ファン・ロン)の不器用な愛情表現や、柴小七の揺れ動く心情、そして方烈(ファン・リエ)の存在感。これらの要素が絶妙に絡み合い、目が離せないストーリーが展開されています。今後の展開では、柴小七が誰を選ぶのか、そして三人の関係性がどう変化していくのか、期待が高まります。
つづく