柴小七(チャイ・シャオチー)は方冷(ファン・ロン)の会社で秘書として働き始めました。初日から、仕事中のカリスマ性あふれる方冷(ファン・ロン)に心を奪われます。方冷(ファン・ロン)は柴小七(チャイ・シャオチー)に仕事の話を持ちかけ、自然な流れで夕食に誘います。ロマンチックな雰囲気の中、江雪(ジャン・シュエ)が現れ方冷(ファン・ロン)に送迎を頼みます。柴小七(チャイ・シャオチー)は気を利かせたつもりで代わりに承諾しますが、方冷(ファン・ロン)は内心不快感を覚えます。

柴小七(チャイ・シャオチー)を送り届けた後、方冷(ファン・ロン)は仕方なく江雪(ジャン・シュエ)を送ります。車中、方冷(ファン・ロン)は江雪(ジャン・シュエ)に二人の関係に未来はないとはっきり告げ、これ以上時間を無駄にするなと突き放します。江雪(ジャン・シュエ)は諦めきれないながらも、受け入れるしかありません。一方、柴小七(チャイ・シャオチー)は方冷(ファン・ロン)が江雪(ジャン・シュエ)を送ったことに平静を装いながらも、内心動揺していました。方冷(ファン・ロン)の仮応を探るため、風邪をひいたと嘘のメッセージを送ると、方冷(ファン・ロン)はすぐに風邪薬を買ってきて、柴小七(チャイ・シャオチー)が飲むのを見届けて帰ります。この行動に柴小七(チャイ・シャオチー)は深く感動します。

感動しながらも、方冷(ファン・ロン)の優しさに依存することを恐れた柴小七(チャイ・シャオチー)は、あまり良くしてくれなくてもいいと伝えます。方冷(ファン・ロン)は少しがっかりしますが、それでも柴小七(チャイ・シャオチー)の体調を気遣います。翌日、柴小七(チャイ・シャオチー)は方冷(ファン・ロン)の好意を利用し、書類を届けるふりをして研究室に忍び込み、探し求めていた信号機を発見、密かに鞄に隠します。

その後、方冷(ファン・ロン)は柴小七(チャイ・シャオチー)を連れて方烈(ファン・リエ)の絵画展を訪れますが、そこでまた江雪(ジャン・シュエ)と遭遇します。二人は話し合い、関係は少し改善したように見えます。柴小七(チャイ・シャオチー)は一人で絵画展を見ていると、方烈(ファン・リエ)と出会い、絵の説明を受けます。その頃、研究部の艾倫(あいらん)はブルーサファイアの紛失に気づき、方冷(ファン・ロン)に報告します。その日研究室に入ったのは柴小七(チャイ・シャオチー)だけだったため、艾倫(あいらん)は柴小七(チャイ・シャオチー)を疑います。

方冷(ファン・ロン)は柴小七(チャイ・シャオチー)を問い詰めます。艾倫(あいらん)は警察に通報しようとしますが、江雪(ジャン・シュエ)は柴小七(チャイ・シャオチー)に身の潔白を証明するために検査を受けるよう提案します。方冷(ファン・ロン)は柴小七(チャイ・シャオチー)を守るように強く仮対します。柴小七(チャイ・シャオチー)はこの機に信号機を方冷(ファン・ロン)のポケットに移し、鞄の中身を見せて潔白を証明した後、急いで立ち去ります。柴小七(チャイ・シャオチー)を誤解したかもしれないと思った方冷(ファン・ロン)は、すぐに追いかけて謝罪しようとします。

謝罪しようとする方冷(ファン・ロン)に、柴小七(チャイ・シャオチー)は信号機を取り戻すことばかり考えていました。方冷(ファン・ロン)に触れた拍子に、思わず彼の胸筋に気を取られ、もみ合いになります。方冷(ファン・ロン)は柴小七(チャイ・シャオチー)を壁際に追い詰め、謝罪の印にキスをしようとしますが、柴小七(チャイ・シャオチー)の慌てた様子に止めます。方冷(ファン・ロン)は優しく柴小七(チャイ・シャオチー)に上著をかけ、その隙に柴小七(チャイ・シャオチー)は信号機を取り戻します。

一方、方烈(ファン・リエ)の絵画展は母親が来ないため延期が決まります。周夫人は方冷(ファン・ロン)のことを調べていたため、方父(ファンの父)に叱責されていました。方父(ファンの父)は方烈(ファン・リエ)が母親の影響を受けることを心配し、絵画に専念させようと会社には入れないようにしていました。納得いかない周夫人は、方烈(ファン・リエ)を会社に戻すために絵画展を妨害しようとします。

絵画展に戻った柴小七は異臭に気づき、その後火災報知器が鳴り響きます。人々が逃げ惑う中、柴小七は方烈(ファン・リエ)の身を案じ、火の中に飛び込みます。しかし、煙に巻かれ意識を失ってしまいます。その時、方冷は柴小七を助け出すため火の中に飛び込み、人工呼吸を施します。この一部始終を江雪(ジャン・シュエ)は目撃していました。

第8話の感想

第8話は、柴小七と方冷の関係が進展する一方で、様々な思惑が交錯する波乱の展開でした。柴小七の秘書としての初日から、方冷への想いが募っていく様子が丁寧に描かれており、見ているこちらもドキドキさせられました。夕食のシーンはロマンチックで、二人の距離が縮まったように感じましたが、そこに江雪(ジャン・シュエ)が現れることで、二人の関係はより複雑なものになっていきます。

柴小七は方冷の優しさに触れ、さらに惹かれていく一方で、依存することを恐れる葛藤も抱えています。そんな繊細な心情の変化が、彼女の表情や行動から伝わってきて、共感せずにはいられません。信号機を探すという目的のために、方冷の好意を利用する柴小七の姿には、少し複雑な気持ちにもなりましたが、彼女の切実な事情を考えると、応援したくなります。

つづく