方烈(ファン・リエ)は母の呼び出しで実家へ戻り、母の無事を確認して帰ろうとした矢先、柴小七(チャイ・シャオチー)が自分を助けるために火の中に飛び込んだという知らせを受け、慌てて方冷(ファン・ロン)の家に駆けつける。そこで安らかに眠る柴小七(チャイ・シャオチー)の姿を見て、ようやく安堵する。罪悪感と感謝の気持ちから、柴小七(チャイ・シャオチー)の看病を申し出るが、方冷(ファン・ロン)はそれを断固拒否。「柴小七(チャイ・シャオチー)は俺の彼女だ。俺が責任を持つ」と宣言し、方烈(ファン・リエ)は仕方なく引き下がる。
翌朝、柴小七(チャイ・シャオチー)は目を覚ます。ぼんやりとした視界の中で、窓辺に立つ人影を方烈(ファン・リエ)と見間違えるが、振り返ると方冷(ファン・ロン)だった。気まずい空気が流れる。嫉妬に駆られた方冷(ファン・ロン)は、柴小七(チャイ・シャオチー)が何気なく方烈(ファン・リエ)を褒めたことでさらに怒りを募らせ、厳しい言葉を放って家を出ていく。
柴小七(チャイ・シャオチー)は信号機を紛失していることに気づき、火事現場に戻るが、見つからない。そこに、方冷(ファン・ロン)の会社の研究所員である艾倫(あいらん)が調査に訪れ、柴小七(チャイ・シャオチー)をブルーサファイア盗難事件の容疑者と疑う。艾倫(あいらん)はすぐに江雪(ジャン・シュエ)に報告する。実は、彼は江雪(ジャン・シュエ)が方冷(ファン・ロン)の会社に送り込んだスパイだった。一方、信号機を再び失くした柴小七(チャイ・シャオチー)は落胆する。帰宅した方冷(ファン・ロン)は、表面上は冷淡ながらも内心では同情し、一時的に彼女を家に置くことにする。
夕食時、柴小七(チャイ・シャオチー)は落ち込んでいるにもかかわらず、食欲旺盛で、方冷(ファン・ロン)が作った料理をあっという間に平らげてしまう。その量に方冷(ファン・ロン)は唖然とする。夜、柴小七(チャイ・シャオチー)は方冷(ファン・ロン)のシャツを著て浴室から出てくると、そのセクシーな姿に方冷(ファン・ロン)はドキッとする。慌てて著替えるように促すが、男女の区別が理解できていない柴小七(チャイ・シャオチー)は、その場で服を脱ぎ始める。方冷(ファン・ロン)は驚き、慌てて止め、丁寧に男女の違いを教える。その後、自分の部屋に戻り、動揺した心を落ち著かせる。
夜、柴小七は退屈しのぎに方冷を誘い、二人で星空を眺めながらお酒を飲む。温かい時間が流れる。翌日、柴小七は方冷のために朝食を作り、仕事に戻りたいと申し出る。しかし、方冷はブルーサファイア盗難事件を厳しく調査するつもりだと告げ、柴小七は焦って仮病を使う。方冷が出勤した後、柴小七は逃げ出そうとするが、秘書の庫布裏(クブリ)に説得され、残ることを決意する。
一方、方烈(ファン・リエ)の家では緊迫した空気が漂っていた。画展が破壊されたことで、母は方烈(ファン・リエ)に絵の夢を諦めて会社で働くよう強く迫る。方烈(ファン・リエ)は断固仮対し、母子は激しく言い争う。母は自殺をほのめかし、最終的には自分が画展に火をつけたことを告白し、方烈(ファン・リエ)を脅迫する。衝撃を受けた方烈(ファン・リエ)は母と大喧嘩をし、重い気持ちで柴小七に相談する。二人が楽しそうに話しているところに方冷が現れ、その光景を目撃し、嫉妬に狂う。柴小七に方烈(ファン・リエ)への気持ちを問い詰め、柴小七は困惑する。方冷は「柴小七の心は俺のものだ」と宣言し、方烈(ファン・リエ)に近づかないよう命令する。
第9話の感想
第9話は、方冷の嫉妬心が爆発する回でしたね。柴小七を巡る方烈(ファン・リエ)との三角関係が、いよいよ本格化してきた感じです。
柴小七は相変わらず天然で、方冷のシャツを著て出てきたり、その場で服を著替えようとしたりと、ハラハラする場面もありましたが、それもまた柴小七の魅力なのかもしれません。方冷の動揺ぶりも面白かったです。
つづく