あらすじ

第10話は、戚玥(チー・ユエ)と息子の戚爍(チー・シュ)の関係を中心に展開します。戚玥(チー・ユエ)はゲームを通して戚爍(チー・シュ)の無事を確認し、巧妙な仕掛けで彼を連れ戻すことに成功します。二人は和解し、戚爍(チー・シュ)は二度と家出しないと約束しました。戚玥は戚爍(チー・シュ)がいなくなった間の心配な気持ちを吐露し、悪夢にうなされていたことも明かします。

一方、戚玥の親友である陸暁(ルー・シアオ)は、戚玥の何気ない一言がきっかけで演劇部に入部します。

また、戚玥は好意を寄せる徐兆陽(シュー・ジャオヤン)からのバスケットボールの試合の誘いを断ります。陸暁(ルー・シアオ)は自分の実力を証明するために試合に出場しますが、惜しくも僅差で敗れてしまいます。試合後、戚玥は怪我をした陸暁(ルー・シアオ)の傷を手当てし、二人の深い友情が垣間見えました。

ネタバレ

戚玥(チー・ユエ)は、戚爍(チー・シュ)が自分なりの方法で無事を伝えていることを理解し、捜索をやめることにした。二人は帰宅途中、広場でカップル向けのインタラクティブゲームを見かける。チラシを見た戚玥(チー・ユエ)は、これが戚爍(チー・シュ)が企画したものだと確信し、陸暁(ルー・シアオ)と共に参加する。

ゲーム中、戚玥(チー・ユエ)は仮面をつけた参加者が戚爍(チー・シュ)と鄧淑玲(ドン・シューリン)だと気づき、わざと二人を巻き込んでゲームを進める。結果は、他のカップルは息ピッタリで男性が女性を抱きとめる中、スタッフの戚爍(チー・シュ)だけが鄧淑玲(ドン・シューリン)を支えきれなかった。

鄧淑玲(ドン・シューリン)が友人の見舞いで病院に行った後、戚爍(チー・シュ)は一人彼女の家に残っていた。そこに戚玥(チー・ユエ)が訪ねてきて、戚爍(チー・シュ)は慌てて隠れる。鄧淑玲(ドン・シューリン)は急いで帰宅し、何とか戚玥(チー・ユエ)を帰らせるが、戚玥(チー・ユエ)は帰る前に最近誰かに尾行されている気がすると漏らす。それを聞いた戚爍(チー・シュ)は徐兆陽(シュー・ジャオヤン)の仕業だと勘違いし、戚玥(チー・ユエ)を守るため慌てて家を飛び出す。

戚玥(チー・ユエ)の後をつけていた黒服の男を徐兆陽(シュー・ジャオヤン)と思い込み、襲いかかろうとした戚爍(チー・シュ)だったが、それは戚玥(チー・ユエ)と陸暁(ルー・シアオ)が仕組んだ罠で、姿を現させるためのものだった。家に帰った戚爍(チー・シュ)は戚玥(チー・ユエ)のために夕食を用意し、理由もなく怒鳴ってしまったことを謝罪。二度と家出しないと約束し、母子は仲直りする。

酔った戚玥(チー・ユエ)は戚爍(チー・シュ)に、最近悪夢を見ていることを打ち明ける。海に消えていく男性を必死に呼び止めると、それは戚爍(チー・シュ)だったという。戚爍(チー・シュ)の失踪で不安に押しつぶされそうになり、本当に消えてしまうのではないかと恐れていたのだ。仕事から帰宅した鄧淑玲(ドン・シューリン)は、戚爍(チー・シュ)はもういないはずなのに、家の中に彼の存在を感じ、少し寂しさを感じていた。

寮に戻った戚玥(チー・ユエ)は、戚爍(チー・シュ)を見つけ、陸暁(ルー・シアオ)と休暇を過ごすことをルームメイトの謝佳佳(シエ・ジアジア)に報告する。謝佳佳(シエ・ジアジア)から陸暁(ルー・シアオ)が演劇サークルに応募したと聞き、興味を持った戚玥(チー・ユエ)はサークルを訪ねる。面接で陸暁(ルー・シアオ)は、ある女性の言葉がきっかけで、新しいことに挑戦すれば思いがけない喜びがあると気づき、応募したと語る。戚玥(チー・ユエ)は陸暁(ルー・シアオ)の相手役を申し出て、二人は無事サークルに入部する。

徐兆陽(シュー・ジャオヤン)も演劇サークルに応募するが、すでに定員に達していた。徐兆陽(シュー・ジャオヤン)は戚玥(チー・ユエ)に自分のバスケットボールの試合の応援を誘うが、戚玥(チー・ユエ)はきっぱりと断り、もう尾行はやめてほしいと伝える。徐兆陽(シュー・ジャオヤン)の挑発に乗り、陸暁(ルー・シアオ)は彼とのバスケ対決を決意し、練習を始める。

帰宅した戚玥(チー・ユエ)は、戚爍(チー・シュ)が果物を買って帰ってきたところに出くわす。戚爍(チー・シュ)から陸暁(ルー・シアオ)が体育学科と物理学科のバスケ対抗戦に出場すると聞き、戚玥(チー・ユエ)は応援に行くことに決める。翌日、戚玥(チー・ユエ)は応援用のボードを用意し、ルームメイトにも応援を頼む。試合では、戚玥(チー・ユエ)を巡り陸暁(ルー・シアオ)と徐兆陽(シュー・ジャオヤン)は一歩も譲らない。陸暁(ルー・シアオ)は善戦するも、最後は1点差で体育学科に敗れる。

試合後、怪我をした陸暁(ルー・シアオ)の傷を戚玥(チー・ユエ)が優しく手当てする。

第10話の感想

第10話は、戚玥(チー・ユエ)と戚爍(チー・シュ)の親子関係の修復、そして戚玥(チー・ユエ)と陸暁(ルー・シアオ)の関係性の進展が中心に描かれた心温まるエピソードでした。戚爍(チー・シュ)の家出という大きな出来事を通して、お互いを思いやる気持ちがより一層深まったことが感じられます。特に、戚玥(チー・ユエ)が戚爍(チー・シュ)の失踪を悪夢に見ていたという描写は、彼女の不安や愛情の深さを物語っており、胸を締め付けられました。戚爍(チー・シュ)もまた、自分の行動を仮省し、戚玥に謝罪する姿は成長を感じさせ、今後の親子関係の良好な発展を予感させます。

一方、陸暁(ルー・シアオ)と戚玥の関係も一歩前進しました。演劇サークルへの入部を通して、二人の距離はさらに縮まり、お互いを理解し合う機会が増えたように思います。陸暁(ルー・シアオ)が演劇サークルに入部した理由が「ある女性の言葉」だったという点も気になります。それが戚玥のことなのか、今後の展開に期待が高まります。徐兆陽(シュー・ジャオヤン)の存在が二人の関係にどう影響していくのかも注目すべきポイントでしょう。バスケの試合での陸暁(ルー・シアオ)の奮闘ぶりも印象的でした。徐兆陽(シュー・ジャオヤン)に敗れはしたものの、最後まで諦めない姿は、彼の誠実な人柄を表していると言えるでしょう。戚玥が陸暁(ルー・シアオ)の怪我を手当てするシーンは、二人の親密さを象徴するようで、微笑ましいと感じました。

つづく