あらすじ
第14話は、陸暁(ルー・シアオ)と戚玥(チー･ユエ)の交流、そして彼らと周りの人々との関係性の変化を中心に描かれています。
陸暁(ルー・シアオ)の父親は、学問をする上で大切なのは集中力であり、外界の雑音に惑わされてはいけないと陸暁に教えます。
一方、戚玥(チー･ユエ)と陸暁は将来の子供について話し合います。戚玥は合成写真で未来の子供の顔を想像し、自分が母親として戚爍(チー･シュ)にどれだけ欠けていたかを痛感します。その埋め合わせとして、戚玥は戚爍(チー･シュ)ともっと一緒に過ごす時間を増やし、陸暁にも会わせて、将来の子育てに慣れてもらおうとします。
そんな中、戚爍と鄧淑玲(ドン・シューリン)の間には微妙な感情の変化が芽生えます。鄧淑玲は戚爍に好感を抱きますが、彼が親友の息子であることから、複雑な心境に陥ります。戚玥はこのことを知り、戚爍にどう対応すべきかアドバイスをします。
同時に、戚玥の恋愛講座は、クラスメイトの楊梓韻(ヤン・ズーユン)が想いを寄せる男性と付き合うきっかけを作ります。しかし、思わぬ展開で楊梓韻は詐欺に遭ってしまいます。彼女からお金を騙し取ったのは、なんと徐兆陽(シュー・ジャオヤン)でした。
ネタバレ
陸暁(ルー・シアオ)の父親は息子に、学問は忍耐が必要だと説き、何事も集中すべきだと諭す。そこへ戚玥(チー･ユエ)が訪ねてきて、階下で「いつ息子を産むの？」と大声で尋ねる。物音に気づいた父親が出てくると、戚玥(チー･ユエ)は慌てて「優秀な息子さんを産みましたね」とごまかし、逃げるように去っていく。
翌日、大学で陸暁(ルー・シアオ)は戚玥(チー･ユエ)に昨夜の件を問い詰める。まだ学生なのに、なぜ子供の話をするのかと。戚玥(チー･ユエ)は「息子を産むなら早い方がいい」と言い、未来の息子がどんな顔か見てみたいと言い出す。陸暁(ルー・シアオ)は表向きは取り合わないが、内心では戚玥(チー･ユエ)との子供を想像して期待している。
戚玥(チー･ユエ)は自分の写真と陸暁(ルー・シアオ)の写真を合成して未来の子供の顔を作り出す。しかし、その顔は戚爍(チー･シュ)とは価ても価つかなかった。戚爍(チー･シュ)は「人は成長するにつれて変わるものだ」と言い訳し、自分の幼い頃の写真がないことを理由にする。戚玥(チー･ユエ)は戚爍(チー･シュ)に寂しい思いをさせてしまったことを仮省し、母親として不十分だったと謝罪する。そして、戚爍(チー･シュ)の失われた子供時代を取り戻そうと決意する。
戚玥(チー･ユエ)は戚爍(チー･シュ)を連れて陸暁(ルー・シアオ)とのデートに現れ、陸暁(ルー・シアオ)に父親としての予行練習をさせる。夜、戚玥(チー･ユエ)は二人に怪談話を聞かせるが、最後は自分が怖くなって眠れなくなってしまう。陸暁(ルー・シアオ)と戚爍(チー･シュ)に寄り添われ、ようやく眠りにつく。陸暁(ルー・シアオ)は戚爍(チー･シュ)と夜通し語り合い、戚爍(チー･シュ)と戚玥(チー･ユエ)が従兄妹であることを信じられないと言う。なぜなら、二人がまるで本当の兄妹のように仲が良いからだ。戚爍(チー･シュ)は血縁の不思議な力について語り、時空を超えても繋がれる絆があると説明する。そして、陸暁(ルー・シアオ)に戚玥(チー･ユエ)と結婚するつもりなのかと尋ねる。陸暁(ルー・シアオ)はホーキング博士の言葉を引用し、愛する人を決して見捨てないと誓う。
新学期が始まり、戚玥(チー･ユエ)と陸暁(ルー・シアオ)は仲睦まじく登校し、周囲の学生から羨望の眼差しを向けられる。戚爍(チー･シュ)はアレルギーで病院に行き、鄧淑玲(ドン・シューリン)に付き添ってもらう。戚爍(チー･シュ)は鄧淑玲(ドン・シューリン)が誰かを好きになっていることを偶然耳にし、誰なのか尋ねる。鄧淑玲(ドン・シューリン)は好きな人が戚爍(チー･シュ)だと気づかれ、恥ずかしさで赤面する。
戚爍(チー･シュ)はアレルギーの薬を持って大学の研究室に戻ると、薬袋の中から小さなノートを発見する。ノートには自分の名前がびっしりと書かれていた。陸暁(ルー・シアオ)は、書いた人物が戚爍(チー･シュ)に好意を抱いているのだと指摘する。鄧淑玲(ドン・シューリン)は戚爍(チー･シュ)に夜に話があるとメッセージを送る。戚爍(チー･シュ)は鄧淑玲(ドン・シューリン)が自分のことを好きだと気づくが、相手が母親の親友であることから、そんなことはあってはならないと考える。
戚玥(チー･ユエ)は親友の鄧淑玲(ドン・シューリン)に陸暁(ルー・シアオ)との恋愛談を語る。しかし、鄧淑玲(ドン・シューリン)は失恋したばかりで泣き出してしまう。実は、鄧淑玲(ドン・シューリン)は告白する前に振られてしまったのだ。戚玥(チー･ユエ)は親友の好きな人が息子の戚爍(チー･シュ)だと知り、愕然とする。戚玥(チー･ユエ)は家に帰り、戚爍(チー･シュ)に事情を尋ねる。戚玥(チー･ユエ)は、最近の戚爍(チー･シュ)の優しさや気遣いが、鄧淑玲(ドン・シューリン)の幼少期の寂しさを埋めてしまい、恋愛感情を抱かせてしまったのだと分析する。そして、戚玥(チー･ユエ)は自身の恋愛講座に基づき、鄧淑玲(ドン・シューリン)の恋の炎を消す方法を戚爍(チー･シュ)に伝授する。
戚玥(チー･ユエ)は寮で恋愛講座を開く。そこへ梁雨霏(リャン・ユーフェイ)が楊梓韻(ヤン・ズーユン)を連れてやってきて、戚玥(チー･ユエ)を問い詰める。楊梓韻(ヤン・ズーユン)は戚玥(チー･ユエ)の恋愛講座のおかげで想いを寄せる男性と付き合うことができたが、お金を騙し取られてしまったという。戚玥(チー･ユエ)は相手の名前を聞くと、なんと徐兆陽(シュー・ジャオヤン)だと知る。
第14話の感想
第14話は、陸暁(ルー・シアオ)と戚玥(チー･ユエ)のラブラブな様子が描かれる一方で、戚爍(チー･シュ)と鄧淑玲(ドン・シューリン)の切ない片思いが中心となるエピソードでした。戚玥(チー･ユエ)の父親とのコミカルなやり取りや、未来の子供の顔を合成するシーンなど、笑える要素も満載で、見ていて楽しい気持ちになりました。
特に印象的だったのは、戚爍(チー･シュ)と鄧淑玲(ドン・シューリン)のシーンです。鄧淑玲の秘めた想いが、戚爍(チー･シュ)への献身的な行動を通して伝わってきて、胸が締め付けられました。戚爍(チー･シュ)は、鄧淑玲が母親の親友であることから、その想いに応えられない葛藤を抱えています。二人の今後の関係がどうなるのか、非常に気になります。
また、戚玥(チー･ユエ)の恋愛講座が思わぬ波紋を呼ぶ展開も、今後のストーリーにどう影響していくのか、目が離せません。徐兆陽(シュー・ジャオヤン)が再び登場し、楊梓韻(ヤン・ズーユン)を騙すという行動に出たことで、物語は新たな局面を迎えることになりそうです。
つづく
