あらすじ
第18話は、戚爍(チー･シュ)、陸暁(ルー・シアオ)、そして戚玥(チー･ユエ)の三人を中心とした物語で、彼らの交流と直面する試練が描かれています。
戚爍(チー･シュ)は、妹の戚玥(チー･ユエ)を優しく見守ってくれる陸暁(ルー・シアオ)に感謝の気持ちを伝えました。一方陸暁(ルー・シアオ)は、戚爍(チー･シュ)の将来を案じていました。三人は一緒に、徐兆陽(シュー・ジャオヤン)が出場するバスケットボールの試合を観戦に行きました。徐兆陽(シュー・ジャオヤン)は戚玥(チー･ユエ)の存在が気になって集中できず、試合は思うように進みませんでした。戚爍(チー･シュ)は徐兆陽(シュー・ジャオヤン)に助言し、母親を連れて家を出て、家庭内暴力から逃れるように励ましました。
その後、陸暁(ルー・シアオ)は戚玥(チー･ユエ)の気持ちを落ち着かせるため、思い出の写真館へ連れて行き、写真を撮りました。そして卒業式の日、陸暁(ルー・シアオ)は皆の前で戚玥(チー･ユエ)にプロポーズし、戚玥(チー･ユエ)はそれを受け入れました。戚爍(チー･シュ)はこの幸せな瞬間に立ち会い、母親の運命を変えることができたと実感しました。
戚爍(チー･シュ)はさらに、鄧淑玲(ドン・シューリン)と徐兆陽(シュー・ジャオヤン)を訪ね、戚玥(チー･ユエ)の結婚式への招待状を渡しました。それと同時に、二人の成長と変化を見守っていました。最後に、戚玥(チー･ユエ)は陸暁(ルー・シアオ)を連れて父親に結婚の報告をし、父親は二人の結婚を祝福しました。
この物語は、友情、愛情、そして家族の大切さを描いたものであり、登場人物たちが互いに支え合い、成長していく姿が印象的です。
ネタバレ
食堂で戚爍(チー･シュ)は陸暁(ルー・シアオ)と会い、陸暁(ルー・シアオ)が戚玥(チー･ユエ)のために好きな料理を先に買っておいてくれたことに感謝する。陸暁(ルー・シアオ)は最近の状況が掴めず、戚爍(チー･シュ)がいつか消えてしまうのではないかと不安を抱いていた。戚玥(チー･ユエ)が食堂にやってきて、二人の会話は中断される。
食堂の学生たちがグラウンドに集まっているのを見て、戚玥(チー･ユエ)は戚爍(チー･シュ)と陸暁(ルー・シアオ)を連れて行くと、徐兆陽(シュー・ジャオヤン)が他校とのバスケットボールの試合に出ていた。戚玥(チー･ユエ)は帰りたがったが、陸暁(ルー・シアオ)と戚爍(チー･シュ)は男同士のプライドから試合を見守ることに。徐兆陽(シュー・ジャオヤン)は戚玥(チー･ユエ)の姿を見て気が散り、試合はうまくいかない。チームメイトからも非難される。戚爍(チー･シュ)は徐兆陽(シュー・ジャオヤン)にカードを渡し、母親と校外に引っ越すよう勧める。母親を暴力から守りたい、そして徐兆陽(シュー・ジャオヤン)が自分自身を嫌うような人間になってほしくないという思いからだった。
徐兆陽(シュー・ジャオヤン)のせいで機嫌を損ねた戚玥(チー･ユエ)を元気づけるため、陸暁(ルー・シアオ)は彼女を写真館へ連れて行く。写真館のショーウィンドウに飾られた三人の写真を見て、戚玥(チー･ユエ)は喜び、陸暁(ルー・シアオ)に写真を撮ってもらう。遠くから戚玥(チー･ユエ)の笑顔を見つめる戚爍(チー･シュ)も、その温かい瞬間を携帯電話で撮影する。
卒業が近づき、陸暁(ルー・シアオ)はタイムリープ計画のメンバーとなる。戚玥(チー･ユエ)と陸暁(ルー・シアオ)は無事卒業し、戚爍(チー･シュ)は二人の卒業写真をたくさん撮る。戚玥(チー･ユエ)は４年間で得た友情、愛情、家族愛に感謝し、皆がこれからもずっと幸せでいられることを願う。大学最後のこの日、陸暁(ルー・シアオ)は皆の前で戚玥(チー･ユエ)にプロポーズする。戚玥(チー･ユエ)は喜びの涙でプロポーズを受け入れる。母の幸せを目の当たりにした戚爍(チー･シュ)も涙を流し、母の不幸な運命を変えられたと実感する。
帰宅後、卒業写真を見た戚玥(チー･ユエ)は、戚爍(チー･シュ)が写っていないことに気づく。人生の大切な瞬間に戚爍(チー･シュ)がいないことを残念に思うが、ウェディングドレス姿や百日記念の写真など、これからたくさんの機会があるとすぐに気持ちを切り替える。陸暁(ルー・シアオ)は招待状を持ってきて、10月17日に結婚式を挙げると戚爍(チー･シュ)に伝える。
戚爍(チー･シュ)は自分の正体がバレたら陸暁(ルー・シアオ)の気持ちが変わるのではないかと心配していたが、陸暁(ルー・シアオ)は自分がそうすればもっと身勝手だと考える。物語の流れが変わってしまった以上、登場人物はその流れに沿って生きていくべきであり、戚爍(チー･シュ)にもこれ以上後悔してほしくないという思いだった。
戚爍(チー･シュ)は鄧淑玲(ドン・シューリン)に招待状を渡そうと病院を訪れるが、彼女はすでに退職していた。戚爍(チー･シュ)は鄧淑玲(ドン・シューリン)の家の前で、戚玥(チー･ユエ)の親友として彼女の幸せな瞬間を一緒に祝ってほしいと伝える。ちょうど帰宅した鄧淑玲(ドン・シューリン)は戚爍(チー･シュ)を家の中へ招き入れる。戚爍(チー･シュ)は鄧淑玲(ドン・シューリン)が以前とは変わり、自分のことをきちんとこなし、中山医科大学の看護学科に合格したことを知る。
戚玥(チー･ユエ)は陸暁(ルー・シアオ)を連れて父親に会い、結婚することを伝える。父親は結婚式の日にちを聞いて、二人と食事をする。父親は卒業式の日、陸暁(ルー・シアオ)のプロポーズを見ていたことを明かし、これまで娘のことにあまり関心を示してこなかったが、人生の大切な瞬間にはいつもそばにいると伝える。父親の変化に戚玥(チー･ユエ)は感動する。
徐兆陽(シュー・ジャオヤン)は母親と新しい生活を始めるため、引っ越しをする。戚爍(チー･シュ)は招待状を持ってきて、戚玥(チー･ユエ)の結婚式に出席してほしいと伝える。徐兆陽(シュー・ジャオヤン)は借用書を書き、戚爍(チー･シュ)からもらったお金は必ず返すと約束する。別れ際、戚爍(チー･シュ)は徐兆陽(シュー・ジャオヤン)を抱きしめ、彼の新しい人生を心から願う。
第18話の感想
「運命は時空を超えて」第18話は、様々な変化と温かい感動に満ちた、まさに最終回にふさわしいエピソードでした。これまでの伏線が回収され、それぞれのキャラクターが未来へと歩み出す姿に、胸が熱くなりました。
特に印象的だったのは、陸暁(ルー・シアオ)のプロポーズシーンです。大学最後の日に、多くの学生が見守る中で愛を誓う姿は、まさに青春の輝きそのもの。戚玥(チー･ユエ)の幸せそうな表情、そしてそれを涙で見守る戚爍(チー･シュ)の姿は、これまでの苦労や葛藤を乗り越えたからこその感動的なシーンでした。戚爍(チー･シュ)が母親の不幸な運命を変えられたと実感する場面は、この物語のテーマを象徴する重要なシーンと言えるでしょう。
また、徐兆陽(シュー・ジャオヤン)の更生も大きな変化でした。戚爍(チー･シュ)の励ましと支えによって、彼は母親と共に新しい生活を始める決意をします。過去の過ちを仮省し、未来へ向かって歩み出す彼の姿は、希望に満ち溢れていました。鄧淑玲(ドン・シューリン)もまた、自らの力で成長を遂げ、看護師という夢に向かって努力する姿を見せてくれました。
そして、戚玥(チー･ユエ)の父親の変化も心温まるものでした。娘の大切な瞬間に立ち会うという彼の言葉は、これまであまり関心を示してこなかった父親の、娘への深い愛情を感じさせます。
つづく
