あらすじ

第6話では、戚玥(チー・ユエ)が新しく現れた恋敵、梁雨霏(リャン・ユーフェイ)に対抗するため、陸暁(ルー・シアオ)との距離を縮めようと奮闘する様子が描かれています。戚玥(チー・ユエ)は、もし陸暁(ルー・シアオ)がロボットだったら、プログラミングで自分に惚れさせることができると妄想しますが、現実はそう簡単ではありません。彼女は、実際に何か行動を起こさなければ彼の注意を引くことはできないと悟ります。そこで、ユーフェイと陸暁(ルー・シアオ)の交流を阻止しようと、尾行や邪魔をしたりとあの手この手で試みますが、どれも効果がありません。

一方、戚玥の兄、戚爍(チー・シュ)は、自身の能力を活かして研究所のボランティアとなり、妹の陸暁への接近を助けます。ある飲み会の席で、戚玥は陸暁への好意を公言しますが、陸暁は彼女の罰ゲームの酒をうっかり飲んでしまいます。その後、戚玥は陸暁が研究所で寝ていると勘違いして近づき、思いがけずファーストキスをしてしまいます。この出来事で二人の関係は気まずくなりますが、戚爍(チー・シュ)の巧みな計らいにより、二人は更に多くの時間を共に過ごすことになります。戚玥が怪我をした際に、陸暁が彼女をおんぶして寮まで送るシーンも含まれています。

ネタバレ

戚玥(チー・ユエ)は大学で、陸暁(ルー・シアオ)がまだ自分に振り向いてくれないことにやきもきし、兄の戚爍(チー・シュ)に愚痴をこぼす。彼女は陸暁(ルー・シアオ)がロボットなら、戚爍(チー・シュ)にプログラムを書いてもらって自分に恋させることができると夢想する。充電方法は手をつなぐことで、なんとロマンチックなことか、と。

ある夜、悪夢にうなされて目を覚ました戚玥(チー・ユエ)は、様子を見に来た戚爍(チー・シュ)に、未来の自分と陸暁(ルー・シアオ)の関係について尋ねる。しかし、戚爍(チー・シュ)も二人の関係が初恋かどうかは分からず、分かっているのは戚玥(チー・ユエ)にすぐに恋敵が現れることだけだった。

恋敵に対抗するため、戚玥(チー・ユエ)は大学で陸暁(ルー・シアオ)に言い寄る女子学生たちを追い払い、ルームメイトと共に数日間陸暁(ルー・シアオ)を尾行する。そして、ついに梁雨霏(リャン・ユーフェイ)が恋敵であることを突き止める。梁雨霏(リャン・ユーフェイ)は陸暁(ルー・シアオ)の幼馴染で、以前は学校に通うため陸暁(ルー・シアオ)の祖母の家に住んでいたこともあるという。梁雨霏(リャン・ユーフェイ)はあらゆる面で有利な立場にいるが、戚爍(チー・シュ)も新たな計画を立て始める。

翌日、戚爍(チー・シュ)は大学の講義に出席し、専門知識を活かして青大大学の研究所のボランティアの職を得る。戚玥(チー・ユエ)は自ら梁雨霏(リャン・ユーフェイ)に近づき、陸暁(ルー・シアオ)と二人きりになる時間を邪魔する機会を伺う。戚玥(チー・ユエ)が陸暁(ルー・シアオ)を好きだと分かっている梁雨霏(リャン・ユーフェイ)だが、彼女の度重なる邪魔に辟易する。戚玥(チー・ユエ)は研究所に入れず、陸暁(ルー・シアオ)と梁雨霏(リャン・ユーフェイ)が二人きりになるのを見ていることしかできない。そこで戚爍(チー・シュ)に助けを求めると、戚爍(チー・シュ)は研究所に駆けつけ、無事中に入ることに成功する。

研究所のボランティアとして潜入した戚爍(チー・シュ)は、ことあるごとに陸暁(ルー・シアオ)と梁雨霏(リャン・ユーフェイ)の会話を遮る。研究所の仲間が戚爍(チー・シュ)の歓迎会を開き、戚爍(チー・シュ)は戚玥(チー・ユエ)に鄧淑玲(ドン・シューリン)と共に参加するよう促す。歓迎会の夜、皆でゲームをして質問を出し合う中、戚爍(チー・シュ)は好きな異性がいるかどうか尋ねる。すると陸暁(ルー・シアオ)は、今は好きな人がいないと答える。ゲームの最後に負けた戚玥(チー・ユエ)は、皆の前で「陸暁(ルー・シアオ)が好き」という自分の秘密を告白してしまう。結果、その場にいた全員が戚玥(チー・ユエ)の気持ちを知ることになる。戚玥(チー・ユエ)が罰ゲームの酒を飲もうとすると、陸暁(ルー・シアオ)は心配して彼女の代わりに酒を飲んでしまう。

歓迎会後、梁雨霏(リャン・ユーフェイ)は陸暁(ルー・シアオ)に送ってもらう機会を伺うが、陸暁(ルー・シアオ)は周りの学生に促され、渋々承諾する。歓迎会を通して、戚玥(チー・ユエ)は陸暁(ルー・シアオ)に今は好きな人がいないことを知り、長年の付き合いにも関わらず、梁雨霏(リャン・ユーフェイ)は既に競争に負けていることに気づく。

戚爍(チー・シュ)から、今夜研究所には陸暁(ルー・シアオ)しかいないと聞いた戚玥(チー・ユエ)は、研究所を訪れ、陸暁(ルー・シアオ)が寝ているのを発見する。眠っている陸暁(ルー・シアオ)の顔を間近で見ているうちに、思いがけずキスをしてしまう。初めてのキスに二人は気まずくなり、戚玥(チー・ユエ)は慌てて寮に帰る。

その後、二人は初めてのキスのせいでお互いを避けるようになる。戚玥(チー・ユエ)の陸暁(ルー・シアオ)に対する態度がおかしいことに気づいた戚爍(チー・シュ)は、二人に接する機会を作るため、わざと戚玥(チー・ユエ)の学生証を陸暁(ルー・シアオ)に渡し、夜に返却するよう頼む。戚爍(チー・シュ)からのメッセージを受け取った戚玥(チー・ユエ)は、夜に研究所へ学生証を取りに行くが、廊下の電気工事で電気が点滅し、怖くなった戚玥(チー・ユエ)は怪我をしてしまう。物音に気づいた陸暁(ルー・シアオ)が駆けつけ、戚玥(チー・ユエ)は陸暁(ルー・シアオ)に寮まで背負って帰るよう頼む。

第6話 感想

第6話は、戚玥(チー・ユエ)の恋心が大きく前進する、ドキドキの展開でしたね!恋敵の梁雨霏(リャン・ユーフェイ)の存在が明らかになり、三角関係の幕開けかと思いきや、戚爍(チー・シュ)の活躍によって意外な方向へ進んでいきました。

まず印象的だったのは、戚玥(チー・ユエ)の恋する乙女っぷりの爆発です。陸暁がロボットだったらプログラムで恋を操作できるのに…という妄想は、可愛らしくもあり、彼女の切実な想いが伝わってきました。好きな人の前でつい空回りしてしまう、等身大の女の子の姿に共感した方も多いのではないでしょうか。

そして、そんな戚玥(チー・ユエ)を陰ながらサポートする兄・戚爍(チー・シュ)の存在も光っていました。大学の講義に潜り込み、研究所のボランティアにまでなって、戚玥(チー・ユエ)と陸暁の距離を縮めるために奔走する姿は、まさに「お兄ちゃん最高!」と言いたくなります。彼の機転と行動力には脱帽です。

つづく