あらすじ

第8話は、戚爍(チー・シュ)の誕生日当日に起こった一連の出来事を描いています。戚爍(チー・シュ)は母親の戚玥(チー・ユエ)からの誕生日プレゼントには期待していませんでしたが、戚玥(チー・ユエ)は徐兆陽(シュー・ジャオヤン)という男性からの猛アタックを避けるため、病気と偽って授業を欠席していました。それを知った陸暁(ルー・シアオ)は戚玥に薬を買い、戚爍(チー・シュ)の誕生日会に出席することを約束します。徐兆陽は戚玥に告白しますが、戚玥は陸暁(ルー・シアオ)に想いを寄せているため、丁重に断ります。戚爍(チー・シュ)は戚玥が徐兆陽の告白を受け入れたと勘違いし、怒りに任せて徐兆陽を殴ってしまいます。家に帰ると、戚玥の行方が分からず、戚爍(チー・シュ)は彼女を責め立て、激しい口論の末、戚爍(チー・シュ)は家を飛び出してしまいます。戚玥は陸暁と共に戚爍(チー・シュ)を探し、最終的には鄧淑玲(ドン・シューリン)の助けを借りて彼を見つけ出します。こうした出来事を通して、母子の間の確執が徐々に明らかになる一方で、二人の間に流れる深い愛情も描かれています。

ネタバレ

戚爍(チー・シュ)の誕生日。母、戚玥(チー・ユエ)はプレゼントを何にするか尋ねるが、過去のプレゼントが気に入らなかった戚爍(チー・シュ)は期待していなかった。徐兆陽(シュー・ジャオヤン)は戚玥(チー・ユエ)を食事に誘うが、息子との約束を守るため、戚玥(チー・ユエ)は断る。

徐兆陽(シュー・ジャオヤン)を避けるため、戚玥(チー・ユエ)は授業も欠席。陸暁(ルー・シアオ)は戚玥(チー・ユエ)の不在に気づき、腹痛で休んでいると知る。心配した陸暁(ルー・シアオ)は薬を持って駆けつける。生理痛だと知り安心した陸暁(ルー・シアオ)は、戚爍(チー・シュ)の誕生日会に出席することを約束する。

徐兆陽(シュー・ジャオヤン)は改めて戚玥(チー・ユエ)に告白するが、戚玥(チー・ユエ)は陸暁(ルー・シアオ)への想いを告げ、断る。徐兆陽(シュー・ジャオヤン)は失望しながらも、戚玥(チー・ユエ)の気持ちを尊重する。

戚爍(チー・シュ)は偶然、陸暁(ルー・シアオ)から戚玥(チー・ユエ)の診察券を見つけ、体調不良を知り、宿捨へ。ルームメイトから、戚玥(チー・ユエ)の腹痛はサボりの常套手段だと聞かされる。戚爍(チー・シュ)は心配して戚玥(チー・ユエ)を探しに行く途中、体育会係の男子が告白成功したという噂を耳にし、徐兆陽(シュー・ジャオヤン)のことだと勘違いする。

戚爍(チー・シュ)は徐兆陽(シュー・ジャオヤン)を誤解から殴ってしまう。戚玥(チー・ユエ)は家族写真という誕生日プレゼントを用意していたが、帰宅すると戚爍(チー・シュ)の顔に怪我があるのを発見。日中の行動を問い詰められ、徐兆陽(シュー・ジャオヤン)に近づくなと警告される。口論となり、幹渉にうんざりした戚玥(チー・ユエ)は陸暁(ルー・シアオ)への想いを諦める決意をする。戚爍(チー・シュ)は戚玥(チー・ユエ)の態度に怒り、戚玥(チー・ユエ)はなぜ陸暁(ルー・シアオ)に直接言わないのかと仮論。最終的に、戚玥(チー・ユエ)は戚爍(チー・シュ)が他人に依存していることを批判し、戚爍(チー・シュ)は家を飛び出す。

戚爍(チー・シュ)の誕生日のため、陸暁(ルー・シアオ)はシフトを調整して駆けつけるが、戚玥(チー・ユエ)は戚爍(チー・シュ)を知らないと言い放ち、追い返す。戚爍(チー・シュ)は友人、鄧淑玲(ドン・シューリン)の家へ向かうが、戚玥(チー・ユエ)もそこにいると知り、隠れる。戚玥(チー・ユエ)は鄧淑玲(ドン・シューリン)に愚痴をこぼし、戚爍(チー・シュ)は徐兆陽(シュー・ジャオヤン)の告白を断り、自分にプレゼントを用意していたことを知る。鄧淑玲(ドン・シューリン)は戚玥(チー・ユエ)を慰め、何とか家に帰らせる。鄧淑玲(ドン・シューリン)は戚爍(チー・シュ)の傷を手当てし、リビングに泊める。

宿捨に戻った戚玥(チー・ユエ)は、陸暁(ルー・シアオ)を追い返したことを思い出す。戚爍(チー・シュ)がいないため、勉強の督促がなく、論文のことさえ忘れてしまう。陸暁(ルー・シアオ)は戚爍(チー・シュ)に実験レポートを届けてほしいと頼むが、戚玥(チー・ユエ)は戚爍(チー・シュ)の名前が出た途端、怒り、拒否する。

陸暁(ルー・シアオ)は謝佳佳(シエ・ジアジア)から戚爍(チー・シュ)の家出を知り、戚玥(チー・ユエ)も戚爍(チー・シュ)を見つけられず、焦る。陸暁(ルー・シアオ)は戚玥(チー・ユエ)と共に戚爍(チー・シュ)を探す。戚玥は、戚爍(チー・シュ)が子供の頃、アイスクリーム売りの老婦人のところに行っていたことを思い出し、陸暁(ルー・シアオ)と共に向かう。店は無人だったが、陸暁(ルー・シアオ)は戚玥にイチゴ味のアイスを買ってあげる。陸暁(ルー・シアオ)が戚玥の好きな味を知っていたのは口紅の色からだと分かり、二人は初めてのキスの場面を思い出し、気まずい雰囲気になる。

第8話の感想

第8話は、母と子のすれ違い、そして恋の行方が複雑に絡み合い、見ていて胸が締め付けられるような展開でした。戚爍(チー・シュ)の誕生日というおめでたい日であるにも関わらず、誤解と行き違いが重なり、最後は戚爍(チー・シュ)の家出という悲しい結末を迎えてしまいます。

戚爍(チー・シュ)は思春期特有の仮抗心と、母への複雑な感情を抱えています。過去のプレゼントへの不満から、母からの愛情を素直に受け取ることができず、それが誤解を生む一因となっています。一方、戚玥は息子を大切に思う気持ちとは裏腹に、自分の気持ちに正直になろうとするあまり、息子の気持ちをないがしろにしてしまっているように見えます。徐兆陽(シュー・ジャオヤン)からの告白を断り、陸暁(ルー・シアオ)への想いを貫こうとする姿は、母としてではなく、一人の女性としての葛藤が描かれており、共感できる部分も多いのではないでしょうか。

陸暁(ルー・シアオ)は戚玥と戚爍(チー・シュ)の間を取り持とうとしますが、なかなかうまくいきません。戚爍(チー・シュ)の誕生日会に出席しようと約束するなど、誠実な人柄が伺えますが、今回は二人の衝突を止めることはできませんでした。

つづく