あらすじ
第2話は、虞美人が莊羽の気を引こうと奮闘する様子を描いています。
まず、虞美人は立ち去るふりをして莊羽の注意を引こうとしますが、莊羽は彼女に葡萄を持って行ってくれるよう頼んだだけでした。次に、彼女は早起きして莊羽の出待ちを試みます。近所のおばさんの助けもありましたが、莊羽は彼女との共通点や未来はないとはっきり告げます。
その後、虞美人は携帯電話を忘れたまま撮影に出かけた際に莊羽と偶然出会いますが、すっぴんだったため声をかけられませんでした。さらに、ネット上に悪意のある編集動画が出回ったことで、靳希からしばらく人前に出ないよう警告を受けます。
家で退屈していた虞美人は落ち込んでいましたが、莊羽は在宅ワークの傍ら、体調を崩して部屋に迷い込んだ虞美人の面倒を見ます。酔いつぶれた彼女を介抱する場面も。
そして、虞美人は酔いのため体調を崩し、莊羽に看病されます。翌朝、莊羽は虞美人の代わりに母親からの電話に出ますが、虞美人はそれを機に莊羽を恋人だと偽ってしまうのでした。
このエピソードは、二人の間の微妙な感情の変化、そして虞美人が莊羽に抱く好意と積極的なアプローチを描いています。
ネタバレ
虞美人はブドウを莊羽の家の前に置き、気を引こうとするも、莊羽はブドウを持って帰るように言うだけだった。彼女は莊羽がブドウ嫌いなのではないかと考え込む。夜、新たな作戦を思いつき、莊羽はわざと惚けているだけだと確信する。
翌日早朝、虞美人は再びブドウを抱えて莊羽の家の前で待つ。隣のおばさんが登場し、莊羽に虞美人が長い時間待っていること、恋人同士なら喧嘩をしても話し合うべきだと説教する。虞美人は泣きそうな声で、怒っているわけではないと分かっていると演技をする。莊羽は呆れた様子で虞美人の真意を問う。虞美人は諦めたくないと訴え、ブドウを受け取らないのは自分に会いたいからだと詰め寄る。莊羽はそれを否定し、ブドウを受け取るも、二人に共通点も未来もないと言い放ち、立ち去る。
虞美人は携帯を家に忘れたまま、珍しい鳥「仙八」の写真を撮るため外出。偶然ジョギング中の莊羽に会うが、すっぴんだったため隠れてしまう。逃げようとして物を落とし、莊羽が拾ってくれた際に、外国人風の言葉を喋り逃走する。莊羽は特に気に留めなかった。
帰宅後、虞美人は念入りにメイクをし、自らを「メイク界のカリスマ、変顔術の達人」と自画自賛する。靳希から電話があり、以前撮影した動画が悪意のある編集でネットに投稿されたことを知る。紗也はブランドへの悪影響を懸念し、靳希は虞美人に自宅待機を指示。犯人捜索中だと伝えるが、虞美人は朝早くの電話に出られず、準備もしていないと強がる。電話を切った後、一人でもパーティーはできると自分に言い聞かせるも、すぐに落ち込んでしまう。
莊羽は家で仕事をし、疲れたらパズルをする。ネット上の称賛を見て喜んでいる。虞美人は大量のお菓子を食べ、体調を崩し、夜に薬を買いに行く。薬を飲んでフラフラになり、部屋を間違えて莊羽のベッドで寝てしまう。莊羽はゴミ出しから戻り、虞美人を発見。藿香正気水を見て飲み過ぎだと理解し、靴を脱がせ毛布をかける。自分は外で仕事を続け、休憩も取らずに作業する。
虞美人は寝ている間に起き上がり、莊羽を獲物に見立てた狩りの真価事をする。その後、吐き気に襲われ、莊羽は彼女の口を塞ぎトイレに連れて行く。
莊羽は徹夜でパズルを完成させる。朝になっても虞美人は目を覚ましておらず、彼女の携帯が鳴る度に莊羽は電話を切る。しかし、電話が鳴り続け、虞美人がうるさいと仮応したため、莊羽は電話に出る。電話の相手は虞美人の母親だった。虞美人は目を覚まし、電話を奪い、莊羽を彼氏だと偽る。
第2話の感想
第2話は、虞美人と莊羽のぎこちない関係性がコミカルに描かれていて、二人の性格がよく表れたエピソードでした。虞美人は、積極的でちょっとおバカな行動で莊羽にアプローチしますが、ことごとく空回り。莊羽の冷たい態度にもめげずに、めげないどころか、むしろ楽しんでいるように見える虞美人の明るさが印象的です。一方、莊羽はクールで冷静を装っていますが、虞美人の突拍子もない行動に振り回され、内心では困惑している様子が伺えます。
特に印象的だったのは、虞美人がすっぴんを隠すために外国人風の言葉を喋って逃げるシーン。彼女の機転の良さと、ちょっと天然なところが面白かったです。また、体調を崩した虞美人を莊羽が介抱するシーンでは、彼の不器用ながらも優しい一面が垣間見え、二人の距離が少し縮まったように感じました。
つづく