あらすじ
第20話は、莊羽の海外での学術訪問が恋人である美人との間に様々な感情の波乱を巻き起こす様子を描いています。
莊羽は美人に出国することを伝えようとしていましたが、美人 がお酒に酔っていたため、うまく話ができません でした。
翌日、美人から莊羽に会いたいと連絡がありましたが、すでに莊羽は出国していたため会うことができず、美人 は莊羽にわざと約束を破られたと誤解し、ひどく落ち込んでしまいます。そして、莊羽を連絡先から削除してしまうほどでした。
一方、靳希と甜甜の関係は以前の誤解からより複雑になっており、甜甜は靳希の気持ちを理解しようと努め、二人の関係を修復しようと試みています。
失恋のショックを受けた美人 は、仕事に打ち込むことで気を紛らわせ、持ち前の高い能力を発揮していきます。
ネタバレ
莊羽は美人に論文完成のお祝いをしてもらっている最中、自分が留学することを彼女がまだ知らないことに気付く。美人はケーキを一口食べ、甘さに驚き冷蔵庫へ水を飲みに行く。莊羽は話があると切り出し、今回の実験と論文の成功、そしてずっと行きたいと思っていた研究所への留学が決まったことを伝える。研究の壁を突破できるかもしれないと期待に胸を膨らませる美人に、莊羽は一年、もしかしたらそれ以上になるかもしれない留学を告げる。既に果実酒で酔っていた美人は、莊羽の手を取り「帰ってこなくてもいい、二人で桃源郷で暮らそう」と呟く。莊羽は彼女が酔っていることに気づき、お姫様抱っこで家まで送る。美人は莊羽の顎にキスをし、彼は一瞬にして心を奪われる。
靳希は甜甜に手作りのミルクティーを振る舞うが、甜甜も車椅子に座っていることに気づき、どうしたのかと尋ねる。返事がないので嫌味を言われているのかと思うが、甜甜は昨日のデリカシーのない発言を謝罪する。靳希と一緒にいると気楽で、何でも言いたいことが言え、やりたいことができるのは彼の愛のおかげだと伝える。そして、彼の痛みを自分の感情の道具として使うべきではなかったと仮省する。靳希は誤解が深まっている現状に言葉が見つからない。
目覚めた美人はテーブルの上の風邪薬を見て、昨夜のキスのことを思い出し、少し照れながらも自分を褒める。教授は莊羽の様子がおかしいことに気づくが、彼はチーム全体の成果を世界に示したいという意欲に燃え、留学先の飛行機に乗り込む。美人にメッセージを送ろうとするが、機内モードであることに気づき送信できない。
美人はミルクティーを飲み、美味しいと感じる。甜甜に莊羽とのその後を聞かれるが、あの後連絡を取っていないと答える。自分から連絡するのは気が進まない美人に、甜甜はもっと積極的に行動するように促す。美人は莊羽にメッセージを送り、明日の朝10時に植物園の入り口で、先日話した鳩の話を聞かせると約束する。
翌日、美人は時間通りに植物園で待つが、莊羽は現れない。蚊に刺されながらも、日が暮れるまで待ち続けるが、結局莊羽は来なかった。美人は莊羽の家を訪ねるが応答がなく、研究所に行くと彼が留学したことを知る。落胆した美人を呂倹が慰める。
甜甜と靳希はカフェで呂倹から電話で事情を聞き、店を後にする。美人は家で怒りのあまり莊羽をブロックし、こんなことで泣くのはバカバカしいと自分に言い聞かせる。
甜甜が帰宅すると、美人はヨガをしたり、家の掃除をしたり、野菜ジュースを作ったりと、普段とは違う様子で過ごしている。怪我をしても気にせず、ハイテンションな状態だ。一方、莊羽は到著したばかりの場所で美人のメッセージを受け取るが、既にブロックされていることに気づく。美人は夜通し鳥の糞を集め続け、朝まで眠らなかった。甜甜が朝食を届けると、美人はぼんやりしていて受け取るのも危うい。
家に戻った美人は濃いメイクをし、新しい企画を考え、精力的に仕事に取り組む。彼女のブログはライバルたちを驚かせる。靳希は美人に電話をかける際、甜甜に聞かれないように細心の注意を払う。
第20話の感想
第20話は、すれ違いと行き違いがテーマの切ないエピソードでした。莊羽の突然の留学というサプライズは、視聴者も美人と一緒に驚かされたことでしょう。良かれと思ってしたことが、結果的に美人を深く傷つけてしまうという皮肉な展開は、見ていて胸が締め付けられました。
美人の酔った勢いのキスは可愛らしく、二人の関係に進展の兆しを感じさせましたが、その直後に訪れる離別はあまりにも残酷です。莊羽が留学を告げた時の美人の茫然とした表情、そして植物園でひたすら待ち続ける姿は、彼女の純粋な愛情と、裏切られたような気持ちを見事に表現していました。
一方、莊羽も美人にきちんと伝えようとしていたものの、タイミングが悪く、結果的に誤解を生んでしまいます。飛行機の中でメッセージを送ろうとするも送信できないシーンは、彼の焦りと無力さを象徴しているようで、見ていてもどかしい気持ちになりました。
つづく