あらすじ
第23話は、靳希が自分の気持ちに正直になれず、美人に問い詰められ、ついに甜甜に申し訳ないことをしたと認める場面から始まります。一方、シャ・ジーから告白されたショウ・ユウは、美しさに対する本当の気持ちに気づかされ、自分の心を見つめ直すようになります。美人は、甜甜からの電話をきっかけに人生の意味を考え、過去の恋愛に囚われることなく、新たな人生を歩み始め、大学教授になります。
ショウ・ユウは、美人をクズ男から守るなど、様々な行動を通して美人に近づこうとしますが、美人は依然として距離を置き、簡単には受け入れません。リュ・ジァンのからかいによって、ショウ・ユウは美人への想いを改めて自覚し、翌朝、美人に会う機会を積極的に作ろうとします。
このエピソードは、登場人物たちの複雑な感情の変化と、それぞれの成長過程を描いています。
ネタバレ
靳希は美人に真剣な態度を求められ、返す言葉もありませんでした。結局、「怖い」と呟くばかりで、何が怖いのか、美人からの問いにも答えられませんでした。甜甜への謝罪を美人を通して伝え、姿を消しました。
一方、夏栀の告白を受けた莊羽は、自分の気持ちと向き合い始めます。夏栀は美人の幸運を妬みますが、莊羽は奨学金は成績次第だと仮論し、二人の関係は誤解に基づいていると告げます。しかし、夏栀の「別れの辛さが愛の証」という言葉が、莊羽の心に美人の存在を深く刻みます。
眠れない夜、莊羽は美人との思い出や、「芝蘭の室に入るが如く、久しくしてその香りを聞かず」という彼女の言葉を仮芻します。同じ頃、美人も落ち込んだ様子で、自販機でさえも上手くいかないことに苛立ち、一人ブランコに揺られていました。甜甜からの電話を受け、彼女の涙を察しますが、甜甜は強がり、美人も家族の健康を第一に考えるよう励まします。そして、ある貞節な愛の物語を語りながら、密かに主人公を自分と莊羽に置き換えていました。
時が流れ、庄教授は黄花蒿の抽出実験に成功し、講演で喝採を浴びます。美人も大学教授となり、成熟した女性へと成長しました。呂倹は陰ながら美人を見守り、支え続けています。
美人は講義で、物語の主人公のように幸運でなくても、努力することの大切さを学生たちに説きます。莊羽は師母の家で幸運のクッキーを引き当て、師母は彼に恋愛への勇気を促します。莊羽は毎晩美人のWeiboをチェックし、監視カメラの映像で美人が自分のために雨よけを出しているのを見て、師母に電話で自分の気持ちを確認します。
甜甜から送られてきた甘い葡萄を味わった後、美人があるカフェで偶然、隣のカップルの男性の浮気を耳にします。正義感から、彼女は女性に警告のメモを渡します。帰り道、その男に追いかけられますが、莊羽が現れ、男を追い払います。驚きと感動で幻覚かと疑う美人でしたが、現実だと分かると、冷たく莊羽を突き放します。
莊羽は美人の帰りを待ち伏せしますが、彼女は冷たい態度を崩しません。エレベーターのボタンを押してあげても、乗ることを拒否します。
家に帰った美人 は、莊羽にチャンスを与えないと心に決め、買ってきたケーキを冷蔵庫に入れます。莊羽は二人の思い出が詰まった部屋で複雑な気持ちを抱きます。
呂倹は莊羽の様子の変化に気づき、彼をからかいます。最初は気にしていなかった莊羽ですが、呂倹から美人と朝食を共にした話を聞くと、急に怒りを感じます。翌日、美人 はタクシーを予約していましたが、ドアを開けると、既に莊羽が車内で待っていました。
第23話の感想
第23話は、すれ違う二人の想いが切なく描かれていました。特に、莊羽の美人を想う気持ちが溢れ出ているシーンが印象的です。監視カメラで美人が自分のために雨よけを出しているのを見て、すぐに師母に電話で確認する場面は、彼の真剣さが伝わってきて胸が締め付けられました。一方、美人はまだ莊羽への気持ちを素直に受け入れられずにいる様子。甜甜からの葡萄の甘さや、カフェでの出来事を通して、彼女の優しさや正義感が際立っていましたが、莊羽に対しては依然として冷たく、その複雑な心境が見て取れます。
二人の間には、過去の出来事や、互いの気持ちを確かめ合うための時間が必要なのでしょう。それでも、莊羽の諦めない姿勢、そして美人の心の奥底にある莊羽への想いを感じることができ、今後の展開に期待が膨らみます。
靳希の「怖い」という言葉も気になります。何が彼をそこまで怯えさせているのか、そして甜甜との関係が今後どうなるのか、注目したいポイントです。
つづく