あらすじ
第34話は、夏栀が怒って会場を後にした一方で、美⼈が地球上の⽣命保護を訴えるスピーチを行い、ブランド関係者の関⼼を集めることに成功、そして簡桃が保護地のオークション落札権を獲得する様子を描いています。 簡桃グループの若き社長、莊羽が思いがけず会場に姿を現し、美⼈にブランドのイメーキャラクターを依頼するという展開に。
さらに莊羽は、美⼈を両親に紹介したいと申し出、美⼈は驚きを隠せません。その後、二人の関係は急速に進展し、図書館でのロマンチックな時間や、互いに⼼の奥底を語り合う場面が描かれています。
そして、美⼈は莊羽と共に故郷へ中秋節を過ごしに帰省します。夏栀の邪魔が入るも、美⼈は落ち着いて対応し、二人の揺るぎない絆を⾒せつけます。
一方、甜甜は靳希の助けを借りて研修クラスに申し込み、夢に向かって努力を続けます。
このエピソードは、主人公たちの恋愛模様の進展や個⼈の成⻑を描きながら、過去の秘密が明らかになる伏線も含まれています。
ネタバレ
夏栀は怒って会場を後にし、小芳は引き止めようと追いかけるも、夏栀は去ってしまった。会場に残った美人はスピーチを続け、地球上の助けを必要とする命に目を向け、保護するよう訴え、盛大な拍手喝採を浴びた。多くのブランド関係者が保護区のチャリティオークションに強い関心を示し、最終的に簡桃が落札した。
その時、白いスーツをスマートに著こなした莊羽が突然バックステージに登場。美人 は、莊羽が簡桃のために尽力したからこそ、こんなに簡単に来られたのだろうと推測する。司会者に促され、莊羽がスピーチを始めると、美人 は彼を 感心するな眼差しで見つめた。莊羽は簡桃の代表として美人 にブランドアンバサダー就任を依頼するだけでなく、実は簡桃グループの御曹司であることが司会者から明かされ、美人 は驚きを隠せない。
莊羽は美人 に、今や彼女の全てを知っていると笑顔で告げる。美人 は、まるでドラマのようなベタな展開だと冗談めかし、次に彼の両親が現れて大金を渡し、別れを迫るのではないか、とからかう。莊羽は美人 に近づき、それは一緒にいることを受け入れるという意味かと尋ねる。美人 は軽く彼を押しやり、お金持ちの息子になった途端、口がうまくなったと返す。実際、今回のことは莊羽が母親に頼んだ結果だった。そしてその夜、莊羽は美人 を両親に紹介しようと誘い、美人 はその展開の速さに唖然とする。
家に帰ると、莊羽は美人の届け先住所に「張太太」と書かれていることに気づき、尋ねる。美人 は「張太太」は自分自身であり、「張」は前世の名前だと説明する。莊羽はそれが真実ではないと分かっていながらも、「張さん」のおかげでチャンスが得られたことに感謝する。美人 は他に何か隠していることはないかと莊羽に問うと、彼は「追羽計画」というあまり効果のない計画の話を持ち出す。美人 は、莊羽も自分に対してその計画を使っていたことに驚き、気づいた。莊羽は美人 をソファに押し倒し、どう償うのかと問いかけると、二人はキスを交わす。
甜甜と靳希は微博で莊羽が簡桃グループの跡取り息子だと知り、甜甜は靳希にライブ配信の台本修正を頼んでいる。美人 は莊羽の授業に出席し、周りの学生が彼を褒め称えているのを聞いて、内心喜ぶ。授業中の小テストでは、ほとんどの学生が答えられない中、美人 だけが正解する。彼女は知っている鳥の種類から植物を特定できたのだ。
美人 は両親から電話を受け、中秋節に莊羽と一緒に実家に来るよう誘われる。清水村はこの時期とても賑やかで、大美も民宿の準備に忙しくしている。父親からの音声メッセージを聞いた美人 は、わざわざ実験室にいる莊羽の様子を見に行く。彼を邪魔することはなかったが、莊羽は窓に残された美人の印に気づくのだった。
夜、美人は読書に疲れて図書館で眠ってしまう。目を覚ますと図書館は既に閉館しており、慌てて莊羽に音声メッセージを送る。すぐに駆けつけた莊羽に、美人 はぎゅっと抱きつく。書棚の陰でキスを交わしていると突然電気がつき、美人 はわざと彼をからかう。
その後、二人は手をつないで帰る。莊羽は美人 が使っている日焼け止めから、彼女の秘密の微博アカウント「懶得鳥你」を見つけ、彼女が学生であることを確信する。帰宅後、美人 は莊羽に卒業証書を見せ、過去の出来事を語る。莊羽はこれからたくさんの手紙を書くことを約束し、今の理想のタイプは美人 だと言う。
甜甜の夢を葉えるため、靳希は彼女のために華光大学のアナウンス講座に申し込む。美人 と莊羽は、精心して準備した贈り物を持って実家で中秋節を過ごす。両親は二人の帰省を心から喜ぶ。しかし、そこに夏栀が突然現れ、場を掻き乱す。莊羽は彼女に冷たく接し、大美も彼女に会いたくない様子。美人 は皆に席を外してもらい、一人でこの問題を解決することにする。
第34話の感想
第34話は、莊羽の正体が明らかになり、二人の関係が大きく前進する、まさに急展開の回でした。これまで謎めいていた莊羽の背景が、簡桃グループの御曹司という衝撃の事実と共に明かされ、物語に新たな局面をもたらしました。美人は驚きながらも、彼の誠実な想いに触れ、徐々に心を開いていく様子が印象的です。
特に、図書館でのシーンは二人の距離が縮まったことを象徴するロマンチックな場面でした。閉館後の静かな図書館、慌てる美人、そして駆けつける莊羽。二人の抱擁やキスは、見ているこちらもドキドキさせられました。また、日焼け止めから微博アカウントを見つけるという、莊羽の鋭い洞察力にも驚かされました。ただの偶然ではなく、彼がそれだけ美人 に関心を持ち、観察していることが伝わってきます。
一方で、夏栀の登場は、二人の関係に再び波乱を予感させます。彼女が何を企んでいるのか、今後の展開が気になるところです。また、甜甜と靳希の支え合う姿も心温まるものがありました。靳希が甜甜の夢を応援するために奔走する姿は、真の友情を感じさせます。
つづく
