あらすじ
まず、莊羽は案内人探しで難航します。呂倹にしつこく付きまとわれた挙句、その呂倹の余計な一言で張叔に協力を断られてしまうなど、散々な目に遭います。
一方、虞美人は村での撮影も終盤に差し掛かった頃、ある出来事に遭遇します。報酬をきちんと受け取れないでいるおばあさんを助けるため、監督に臆することなく食ってかかり、最終おばあさんの権利を守り抜きました。
また、虞美人と莊羽のやり取りも増えていきます。虞美人は何かと莊羽の気を引こうとしますが、莊羽は冷静な態度を崩しません。
最後に、虞美人は両親の前で「契約恋人」の関係を維持するため、仕方なく莊羽を恋人として振る舞い続けるのでした。
このように、このエピソードでは2つのストーリーを通して登場人物それぞれの性格がより鮮明に描かれ、同時に主人公2人の関係性も深まっていく様子が描かれています。
ネタバレ
莊羽は山へ向かう途中、また呂倹に遭遇。呂倹はしつこくある証明書へのサインを迫るが、莊羽は無視し、ついてくるなら好きにしろと突き放す。一方、虞美人は村での撮影も終わりに近づいていた。アシスタントは小規模製作会社の仕事は割に合わないと愚痴るが、虞美人はどんな仕事も覚悟が必要、真面目に取り組めば認められると励ます。
撮影終瞭間際、あるおばあさんが監督のもとへ。約束の日当200元が支払われていないと訴える。監督は逆に、おばあさんが料金を弔り上げたと言い張り、虞美人は監督に正当な報酬を支払うよう要求する。しかし、監督はそれを拒否し、虞美人を「お節介焼き」と嘲笑。虞美人は監督の契約違仮を指摘し、撮影の様子をネットにアップロードして真実を暴露すると脅し、監督はやむを得ずおばあさんに報酬を支払う。おばあさんは虞美人に感謝する。
莊羽は張叔の家を訪ね、虞叔叔の紹介でガイドを依頼し、日当を支払うと約束する。張叔は快諾するが、呂倹が彼らの真の目的を口走ってしまい、張叔は依頼を拒否。莊羽は仕方なくその場を去り、呂倹はドローンを使って山を探索する準備を始める。
帰り道、虞美人は莊羽と偶然出会い、短い会話を交わす。虞美人は自分の髪が引っかかったと偽り、莊羽の気を引こうとするが、莊羽は冷静な仮応。虞美人は気まずくなり、もっとプロらしく振る舞おうと自らを鼓舞する。
虞美人の母が帰宅すると、家族はすぐに付き添う。母は小道具選びの愚痴をこぼし、娘の恋人は莊羽ではないかと推測する。莊羽は一人で森を探索し、植物や土壌を調査。後から来た呂倹は、ドローンがそのエリアでは飛行できないことを伝え、美しい女性に会ったかと尋ね、虞美人の香水の匂いについて言及するが、莊羽は興味を示さない。
夜、虞美人の友人、甜甜は、ドラマ「Go!Go!Squid!」の佟年のように、主人公意識を持って、たとえ拒絶されても諦めずに積極的に行動するようアドバイスする。「契約恋人」の関係を始めることを提案。虞美人は母から夏休み中に家に帰るようメッセージを受け取り、甜甜に相談しようとするが、甜甜は葡萄畑に行っており、一人で行動を起こす決意をする。
虞美人は木桶を持って小川へ行き、メイクを落とし、ついでに髪も洗う。帰り道、雨に降られ、莊羽と小さな亭子で雨宿りする。虞美人はすっぴんの自分を莊羽が気づかないだろうと思い、顔を隠そうとするが、莊羽は既に気づいており、虞美人は少し驚く。
ある日、虞美人が帰宅すると、莊羽が突然現れ、自分のガイドになってほしいと頼む。ちょうどその時、両親が入ってきて、この場面を目撃してしまう。虞美人はとっさに莊羽が恋人だと嘘をつく。
第6話の感想
第6話では、虞美人と莊羽の関係性が少しずつ変化していく様子が描かれていました。特に、雨宿りのシーンは印象的で、二人の距離が縮まったように感じました。虞美人はすっぴんを見られることを恥ずかしがっていましたが、莊羽は既に彼女のことを虞美人だと気づいており、その冷静な対応が逆に虞美人を安心させているようにも見えました。
また、虞美人がとっさに莊羽を恋人だと嘘をつくシーンもコミカルで、今後の展開がますます楽しみになりました。両親の前で嘘をつく虞美人の慌てぶりと、それを見守る莊羽の表情の対比が面白かったです。
一方、呂倹の行動は相変わらず不穏で、莊羽との対立も深まっているように感じます。ドローンを使って山を探索しようとするなど、彼の目的が何なのか、ますます謎が深まります。
つづく