あらすじ
第16話では、安寧がネガティブな報道によって窮地に陥り、社会からの強いプレッシャーにさらされる様子が描かれています。そんな彼女を、スールオは揺るぎない信念で支えます。一方、スージーは、一連の出来事を仕組んだ黒幕はイェン・ウェイルンで、菲尚スポーツを買収しようと企んでいるのではないかと疑い始めます。反撃に出るため、スージーとヤン・カイは、弱みを装う作戦を立て、水面下で証拠を集め始めます。安寧は、パン・シンに助けられ、海外へ逃亡しようとしますが、土壇場で考え直し、スージーを支えるために残ることを決意します。また、シャオクイはスールオに想いを寄せますが、それは叶わぬ片思いだと気づきます。
物語はクライマックスへと進み、スールオが交通事故に遭い、生死の境を彷徨います。安寧はスールオの身を案じ、病院へと急ぎます。そして、このエピソードでは、スー・マオとイェン・ウェイルンの関係も明らかになり、さらに大きな陰謀が渦巻いていることを暗示します。
ネタバレ
安寧への誹謗中傷が激化し、フェイシャン社は危機に陥る。蘇菲は閻偉倫の関与を疑い、楊凱の助けを借りながら調査を進める。一方、閻偉倫は四毛事件を利用して蘇菲を追い詰め、フェイシャン社の買収を企てる。蘇菲は一旦は辞任を表明し、離婚を後悔したと弱みを見せるが、これは楊凱と仕組んだ芝居だった。密かに二人の会話を録音し、仮撃の機会を伺う。
幼稚園で安寧は保護者たちに罵倒されるが、蘇洛に助けられる。蘇洛は小葵との芝居を明かし、どんなことがあっても安寧の味方だと伝える。しかし、龐鑫は再び安寧に海外へ行くよう説得する。ネットでの炎上が激しくなり、安寧は自宅に戻れず、蘇洛の家に身を寄せる。
フェイシャン社への批判も高まり、安寧は蘇菲に迷惑をかけまいと、龐鑫の提案を受け入れ、鑫源グループとの契約解除を条件に海外へ行くことを決める。蘇菲と最後の夜を過ごし、別れを告げずに去ろうとするが、蘇菲は現状に屈せず、壁を壊して新しい道を作る覚悟だと語る。安寧は蘇菲と娘の確執を心配し、閆悠然に母親の苦労を理解するよう説得する。
出発当日、龐鑫が安寧親子を空港へ送るが、間もなくして二人が姿を消したとの連絡が入る。龐鑫は安寧に電話するも繋がらず、焦燥する。しかし、安寧は安康と共に引き返し、蘇菲と共に困難を乗り越える決意を固めていた。
小葵は蘇洛に惹かれるも、葉わぬ恋だと諦める。安寧は全てを公表するため、ライブ配信を決意する。楊凱と蘇菲は四毛が周曉東の予約した部屋に滞在していたことを突き止め、周曉東が閻偉倫の部下であることから、二人の繋がりを確信する。罠を仕掛け、楊凱が周曉東に扮して四毛に接触し、蘇菲たちは編集した閻偉倫の音声を聞かせ、四毛の警戒心を解こうとする。
安寧が蘇洛と電話中、突然ブレーキ音が聞こえ、通話が途切れる。位置情報をもとに現場へ向かうと、事故現場と血痕を発見する。蘇洛は病院へ搬送され、安寧は病院へ駆けつけるが、白い布で覆われた遺体を見て、恐怖に襲われる。
第16話の感想
第16話は、まさに息詰まる展開でした。安寧へのバッシングの激化、フェイシャン社の危機、そして蘇菲と楊凱の仮撃準備と、様々な要素が複雑に絡み合い、緊張感が高まります。特に、蘇菲が閻偉倫に弱みを見せるシーンは、彼女の覚悟と演技力が際立っていました。一見諦めたように見える彼女の表情の裏には、復讐への強い意誌が隠されており、今後の展開への期待が高まります。
一方、安寧と蘇洛の関係にも大きな変化がありました。これまで以上に二人の絆が深まり、互いを支え合う姿に胸を打たれました。しかし、ラストシーンの事故は衝撃的でした。蘇洛の生死が分からず、安寧の悲痛な表情が目に焼き付いて離れません。次回への不安と期待が入り混じる、非常に印象的な終わり方でした。
また、小葵の蘇洛への片思いも切ない展開です。葉わぬ恋だと知りながらも、蘇洛を想う小葵の純粋な気持ちに心を揺さぶられました。そして、安寧のライブ配信を決意するシーンも印象的です。全てを明らかにして、世間の批判に立ち向かおうとする彼女の勇気には、感銘を受けました。真実を明かすことで、どのような結果が待ち受けているのか、今後の展開から目が離せません。
つづく