あらすじ
第17話では、蒋歩贏が瑤光の付け髭に気づき、からかう場面から始まります。しかし、瑤光は怒るどころか、夜空に流れる流星を一緒に眺めながら、蒋歩贏と穏やかな時間を過ごします。流れ星に願いをかける瑤光。心の中では、将来の伴侶が蒋歩贏のような人であればいいのにと密かに願っていました。
一方、慕冰河と蒋歩汀は些細な誤解から口論になってしまいます。しかし、星辰の仲裁のおかげで、二人は無事に仲直りします。
小分隊が合流した後、星辰は薬の影響で一時的に子供のようになってしまいます。その様子に、仲間たちは心配を募らせます。
槐鎮に到著すると、町全体が奇妙な霧に包まれていることに気づきます。手がかりを探すため、一行は別々に捜索を開始しますが、すぐに散り散りになってしまいます。
ネタバレ
瑤光の付け髭に気づいた蒋步贏は、何かを察したように笑いながら「小白顔」とからかう。瑤光はとっさにどう仮応すればいいのか分からず、適当に合わせてごまかす。道中、蒋步贏は「こんな小白顔も悪くない」とからかい続け、瑤光は困り果てながらも内心イライラしていた。
夜になり、二人は焚き火を囲んで座っていた。流れ星を見つけた蒋步贏は、瑤光の手を引いて一緒に眺める。星空の下で、蒋步贏は即興で歌を歌い始める。上手ではないが、瑤光は面白がり、思わず笑ってしまう。その時、緑色の光点が近づいてきて、二人は危険を感じ、急いでその場を離れた。
逃げる途中、瑤光は月老廟に立ち寄り、優しくて強く、自分を大切にしてくれる夫に出会えるよう祈る。そして、無意識に蒋步贏の姿を思い浮かべる。一方、蒋步贏は適当にお参りし、「今の兄弟がいれば十分だ」と呟く。
同じ頃、慕冰河は星辰に会いに来るが、蒋歩汀が現れ、慕冰河を突き飛ばす。二人は言い争いを始めるが、星辰の仲裁で、蒋歩汀は星辰と慕冰河がただの兄妹であることを受け入れ、和解する。
その後、一行は槐鎮で合流する。夜、星辰と瑤光は一緒に寝床に入り、話をしているうちに、星辰は瑤光が蒋步贏に想いを寄せていることに気づく。翌日、四人は大伯と荘主に別れを告げ、次の目的地へ向かう。道中、大伯からもらった贈り物を開けると、中には金の葉がぎっしり詰まっており、皆は大喜びする。
さらに、蒋歩汀は星辰に武器にもなる帯をプレゼントする。しかし、星辰が内力を製御する薬を服用すると、6歳児のような精神状態になってしまう。皆は心配する。
槐鎮に到著すると、町は異様な静けさに包まれ、奇妙な霧が立ち込めていた。不気味な雰囲気だが、一行は綺麗な家を見つけ、中には煮えたぎった麺の入った鍋があった。蒋歩汀は、町には人が住んでいるが、何らかの理由で隠れているのだと推測する。禁地を探すため、四人は二手に分かれて行動を開始するが、濃霧の中で互いを見失ってしまう。
第17話の感想
第17話は、ロマンス、コメディ、サスペンスが絶妙に絡み合い、目が離せない展開でした。特に瑤光と蒋步贏の関係性の変化が印象的です。いつもクールな瑤光が、蒋步贏の無邪気な言動に振り回され、戸惑いながらも楽しそうな様子が微笑ましかったです。付け髭事件からの「小白顔」呼びは、二人の距離を縮める効果的なスパイスになっていました。星空の下での歌のシーンは、二人の間に流れる穏やかな空気を感じさせ、胸がキュンとしました。瑤光が月老廟で祈るシーンでは、彼女の秘めた想いが垣間見え、今後の展開への期待が高まります。
一方、星辰と蒋歩汀、慕冰河の三角関係にも進展がありました。蒋歩汀の嫉妬深い一面や、星辰の冷静な対応、慕冰河の誠実さが丁寧に描かれており、それぞれのキャラクターの心情がよく伝わってきました。最終的に和解するシーンは、安堵感と同時に、彼らの友情の強さを感じさせました。
つづく