学園祭で生徒会が籤引きのイベントを開催。足の怪我で寮にいた範毅(ファン・イー)は暇つぶしに手伝いに行くことに。そこで盧晩晩(ルー・ワンワン)と橋橋(チャオチャオ)に遭遇。盧晩晩(ルー・ワンワン)が引いた籤は「片思いMVP」。頭を怪我するほど安嘉先(アン・ジアシエン)に片思いしていた経験から、もう二度と同じ道を歩みたくないと思う。そこにレン・チューが範毅(ファン・イー)に寮の鍵を届けに来る。範毅(ファン・イー)はレン・チューにも籤を引かせ、レン・チューは盧晩晩(ルー・ワンワン)が何を引いたか知りたがるが、盧晩晩(ルー・ワンワン)は焦って橋橋(チャオチャオ)を連れてその場を去る。
レン・チューは会場へ急ぐ。王昕羽(ワン・シンユィ)が心配そうに待っていた。彼女は恋愛にうつつを抜かし勉強を疎かにしてしまい、先生にメインダンサーの座を奪われてしまった。孟西白(モン・シーバイ)に知られたくない彼女は、レン・チューに観に来ないように邪魔してほしいと頼む。妹の切実な願いを聞き入れ、レン・チューは手伝うことに。孟西白(モン・シーバイ)が来ると、レン・チューは口実を作って彼を会場に入れず、公演を見逃させてしまう。孟西白(モン・シーバイ)は王昕羽(ワン・シンユィ)に花束を渡すため楽屋に行くが、王昕羽(ワン・シンユィ)は出演したふりをして、孟西白(モン・シーバイ)と人前でいちゃつき、周囲から「恋愛中だけ頑張るタイプ」と陰口を叩かれる。
臨床学科の専門コンテストに、盧晩晩(ルー・ワンワン)は橋橋(チャオチャオ)と参加することに。しかし、アニメーション製作のパートで二人は行き詰まる。盧晩晩(ルー・ワンワン)はレン・チューに頼りたくなかったが、橋橋(チャオチャオ)はこっそりレン・チューに助けを求める。レン・チューはすぐに図書館に来て手伝いを申し出る。さすが秀才、あっという間にアニメーションを完成させる。しかし、レン・チューが盧晩晩(ルー・ワンワン)にアニメーションを説明する際、二人の距離が非常に近く、盧晩晩(ルー・ワンワン)はドキドキしてしまう。
レン・チューへの感謝として、橋橋(チャオチャオ)は食堂で食事をご馳走する。食事中、橋橋(チャオチャオ)はレン・チューの盧晩晩(ルー・ワンワン)への気持ちを探る。レン・チューが引いた籤を見せると、橋橋(チャオチャオ)はレン・チューに恋の予感があると告げ、さらに「片思いMVP」がここにいると匂わせる。焦った盧晩晩(ルー・ワンワン)は橋橋(チャオチャオ)を連れて逃げるように去る。盧晩晩(ルー・ワンワン)は橋橋(チャオチャオ)の余計な世話を責めるが、レン・チューへの自分の気持ちを確かめるため、再びレン・チューのもとへ。レン・チューに触れるとドキドキするかどうか試そうとするが、結局諦める。たとえレン・チューを好きだと分かったとしても、また片思いで辛い思いをしたくないからだ。
関愛(グアン・アイ)は盧晩晩(ルー・ワンワン)とレン・チューが一緒にいるところを目撃し、盧晩晩(ルー・ワンワン)に何をしているのか尋ねる。盧晩晩(ルー・ワンワン)は機材の調整だとごまかすも、関愛(グアン・アイ)は盧晩晩(ルー・ワンワン)に接近しようと、製菓サークルに入って一緒にスイーツ作りをしようと考える。さらに、関愛(グアン・アイ)は盧晩晩(ルー・ワンワン)に好きな人がレン・チューだと明かす。この告白に盧晩晩(ルー・ワンワン)は落ち込んでしまう。一方、関愛(グアン・アイ)は盧晩晩(ルー・ワンワン)にレン・チューへの想いを宣言した後、友人を通してレン・チューの連絡先を手に入れ、積極的にアプローチしようと決意する。
橋橋(チャオチャオ)が体調不良で発表に出られなくなり、盧晩晩(ルー・ワンワン)は一人で発表することに。最初は緊張でうまく発表できなかったが、レン・チューからの励ましのメッセージを見て、スムーズに発表を終える。発表後、盧晩晩(ルー・ワンワン)はレン・チューに感謝を伝える。しかし、レン・チューは盧晩晩(ルー・ワンワン)が関愛(グアン・アイ)に自分の連絡先を教えたと勘違いし、彼女を責める。盧晩晩(ルー・ワンワン)はレン・チューに関愛(グアン・アイ)への好意を素直に認めるよう促すが、レン・チューは怒って立ち去る。
関愛(グアン・アイ)は盧晩晩(ルー・ワンワン)に、彼女もレン・チューのことが好きかどうか尋ねる。盧晩晩(ルー・ワンワン)はもう惨めな思いをしたくないため、レン・チューのことが好きではないときっぱりと伝える。この言葉を戻ってきたレン・チューが聞いてしまい、再び失望して去っていく。
第11話の感想
第11話は、登場人物たちの複雑な想いが交錯し、見ていて胸が締め付けられるような展開でした。特に盧晩晩(ワンワン)の心情の変化が繊細に描かれており、共感せずにはいられません。
以前、安嘉先(アン・ジアシエン)に片思いしていた時の辛い経験から、もう二度とあんな思いはしたくないと心に決めていた盧晩晩(ワンワン)。しかし、レン・チューの優しさに触れるうちに、彼への想いが芽生え始めてしまいます。橋橋(チャオチャオ)の言葉や関愛(グアン・アイ)の登場によって、その想いはさらに複雑なものになっていきます。好きだと気づいても、また傷つくことを恐れて素直になれない盧晩晩(ワンワン)の姿は、もどかしくも切ないですね。
一方、レン・チューは王昕羽(ワン・シンユィ)の頼みを聞き入れ、孟西白(モン・シーバイ)を公演会場から遠ざけます。妹思いの優しい一面を見せる一方で、盧晩晩(ワンワン)に対しては誤解から冷たい態度をとってしまうことも。二人の間のすれ違いが、今後の展開をさらに不安にさせます。
関愛(グアン・アイ)は、自分の気持ちを隠さず積極的にレン・チューにアプローチしていきます。その行動力は大胆ですが、同時に少し危うさも感じさせます。盧晩晩(ワンワン)への宣戦布告とも取れる発言は、今後の三角関係をさらに複雑にしていくでしょう。
橋橋(チャオチャオ)は、相変わらず盧晩晩(ワンワン)とレン・チューの間を取り持とうと奮闘します。二人の恋を応援する気持ちは伝わってくるものの、少し空回りしているようにも見えます。彼女の言動が、今後二人の関係にどのような影響を与えるのか、注目したいところです。
つづく