もうすぐ春節。学生たちは冬休みに入り、盧晩晩(ルー・ワンワン)は成績優秀で満足げ。レン・チューはペットの亀「任路」に別れを告げようとするので、盧晩晩(ルー・ワンワン)は食堂へ亀を連れて行く。食堂のおばさんが春節の夕食の予約を取っていたが、レン・チューは帰省しないものの、夕食会にも参加しない様子。盧晩晩(ルー・ワンワン)が理由を聞くと、彼は春節を祝ったことがなく、普段の食事と違いがないと思っていると知る。

橋橋(チャオチャオ)は荷造りをして帰省の準備。範毅(ファン・イー)が手伝いに来て、橋橋(チャオチャオ)に励まされ、「会いたい」と告白する。一方、帰宅した盧晩晩(ルー・ワンワン)に、母親はレン・チューが送ってくれたか尋ね、彼が学校で一人で年を越すと知り、家に招待するように勧める。

心配になった盧晩晩(ルー・ワンワン)は学校へ自転車で向かい、スーパーで麦片を買おうとしていたレン・チューに遭遇。彼が春節に麦片を食べると聞き、盧晩晩(ルー・ワンワン)は家に招待し、レン・チューは快諾する。王昕羽(ワン・シンユィ)は失恋で泣き腫らし、慰めのない母親に落胆。気を紛らわすために映画を見に行くが、幸せそうな恋愛映画を見て孟西白(モン・シーバイ)への想いを募らせる。

盧晩晩(ルー・ワンワン)の家に著いたレン・チューは、家族が春聯を貼っているのを見て手伝いを申し出る。その後、父親が鍵を忘れ、全員が締め出されてしまうと、レン・チューは塀を乗り越えて鍵を取りに行く。盧晩晩(ルー・ワンワン)は母親が用意したお揃いの服を著るのを恥ずかしがっていたが、レン・チューは羨ましいと言い、彼にも服が用意される。一家は同じ服を著て記念写真を撮る。

レン・チューは一家と一緒に餃子を作り、賑やかな夕食を囲む。母親がどんな女性が好みか尋ねると、レン・チューは家庭的で器用な女性と答え、父親は娘のことだと確信する。食後、一家はカードゲームをし、レン・チューは計算高く連勝するが、最後のゲームでは盧晩晩(ルー・ワンワン)に景品を譲るため、わざと負ける。

深夜、雪が降り始め、盧晩晩(ルー・ワンワン)は外に飛び出し、二人は一緒に花火を楽しむ。盧晩晩(ルー・ワンワン)はレン・チューにお年玉を渡し、初めてのお年玉にレン・チューは喜ぶ。盧晩晩(ルー・ワンワン)がクラスのグループチャットで紅包を奪い損ねると、レン・チューは盧晩晩(ワンワン)と範毅(ファン・イー)と新しいグループを作り、紅包を送る。そして範毅(ファン・イー)を妨害し、盧晩晩(ワンワン)が紅包をゲットできるように仕向ける。

新年が明け、レン・チューは再び盧家を訪れ、今度は年始の贈り物を持参する。父親にはネックマッサージャー、母親には防寒著、盧晩晩(ワンワン)には英語検定の過去問を贈り、盧晩晩(ワンワン)は少しがっかりする。盧晩晩(ワンワン)が聴診器を持っているのを見て、レン・チューが尋ねると、母親の心拍数を測るとのこと。レン・チューは聴診器を温めてあげようと手を触れ、その感触に盧晩晩(ワンワン)は改めてレン・チューへの恋心を自覚する。

学校へ帰るレン・チューを見送る際、盧晩晩はついに勇気を出して告白し、彼に恋人になってほしいと伝える。

第14話の感想

第14話は、春節の温かい雰囲気の中で、盧晩晩とレン・チューの関係が大きく前進する、心温まるエピソードでした。特に印象的だったのは、レン・チューが初めて体験する「家族の温かさ」です。これまで一人で過ごしていた彼が、盧家の人々と共に過ごし、笑顔を見せる姿は、見ているこちらまで幸せな気持ちになりました。餃子作りやカードゲーム、そして花火を楽しむシーンは、まさに「家族団欒」といった雰囲気で、レン・チューの表情も柔らかく、自然体でした。

盧晩晩の家族も、レン・チューを温かく迎え入れ、彼もまた、積極的に家事に協力したり、家族へのプレゼントを丁寧に選んだりする姿は、彼の誠実で優しい人柄を表しています。英語の参考書をプレゼントするという少しズレたチョイスも、彼らしいユーモアを感じさせます。

つづく