夏休みが終わり、学生たちはキャンパスに戻ってきました。臨床係の授業で、病院での見学実習の枠がいくつかあると先生が発表すると、盧晩晩(ルー・ワンワン)はすぐに手を挙げました。

その後、学生会の選挙で、盧晩晩(ルー・ワンワン)はクラス代表としてディベート大会に出場することに選ばれてしまいます。

一方、数学科では、範毅(ファン・イー)がレン・チューにディベート大会への出場を勧めていました。しかし、レン・チューは答えのないディベートは時間の無駄だと考えて断っていました。

盧晩晩(ルー・ワンワン)は、勉強で助けてもらったお礼に、レン・チューに手作りのスイーツを研究室に届けます。そこに範毅(ファン・イー)が人工知能に関するディベートの議題を持って現れ、盧晩晩(ルー・ワンワン)も出場すると知ったレン・チューは、出場を決意します。喜んだ範毅(ファン・イー)は、盧晩晩(ルー・ワンワン)がレン・チューのために作ったケーキを勝手に食べてしまい、盧晩晩(ルー・ワンワン)は少しムッとします。しかし、レン・チューが気にせず自分の使ったフォークで他のスイーツを食べるのを見て、嬉しさを感じます。

翌日、病院実習に向かう盧晩晩(ルー・ワンワン)を、レン・チューは寮の前で待っていて送っていきます。病院では、同じクラスの安嘉先(アン・ジアシエン)も実習生として来ていました。初日の盧晩晩(ルー・ワンワン)の仕事は、宅配便や出前を受け取ることだけで、うんざりしていました。

実習後、安嘉先(アン・ジアシエン)は盧晩晩(ルー・ワンワン)に、梁夏(リアン・シア)が一年留学すること、そして梁夏(リアン・シア)が不安なので両親同士を会わせる予定だと話します。さらに、盧晩晩(ルー・ワンワン)とレン・チューとの関係を尋ねますが、そこにレン・チューが現れ、盧晩晩(ルー・ワンワン)を迎えに来ました。

帰り道、関愛(グアン・アイ)は二人を見かけ、盧晩晩(ルー・ワンワン)を呼び止めます。ディベート大会でレン・チューの好みを探ってほしいと頼みますが、盧晩晩(ルー・ワンワン)は自分もレン・チューのことが好きになったと告白し、正々堂々勝負しようと宣言します。

病院実習で暇を持て余していた盧晩晩(ルー・ワンワン)に、同じく実習中の孟西白(モン・シーバイ)は、積極的に機会を掴むように、手術の見学を申し込むようにアドバイスします。レン・チューはディベートの相談を兼ねて盧晩晩(ルー・ワンワン)を迎えに行く予定でしたが、盧晩晩(ルー・ワンワン)は手術見学のため、すぐに返事ができないと伝えます。手術に集中していた盧晩晩(ルー・ワンワン)は、レン・チューが病院で一晩中待っていたことを後で知ります。鼻血を出した盧晩晩(ルー・ワンワン)を心配そうに介抱し、持ってきた豆乳を渡すレン・チューに、盧晩晩(ルー・ワンワン)は幸せを感じます。

寮に戻ると、盧晩晩(ルー・ワンワン)はディベートの仮方に変更されたことを知ります。範毅(ファン・イー)は大会側のミスだと言いますが、盧晩晩(ルー・ワンワン)は関愛(グアン・アイ)の仕業だと気づきます。橋橋(チャオチャオ)は棄権を勧めますが、盧晩晩(ルー・ワンワン)は出場を決意します。レン・チューの隣に立つには、実力を見せつけなければならないと考えたのです。

レン・チューは仮方に変更されたことを知り、自分が棄権すると言いますが、盧晩晩(ルー・ワンワン)は学覇らしくないと仮対します。ディベート大会当日、正方三番のレン・チューと仮方三番の盧晩晩(ルー・ワンワン)が対決します。盧晩晩(ワンワン)は堂々と自分の意見を主張し、レン・チューも感嘆します。自由討論で、恋愛経験を問われたレン・チューは、好きな人がいること、そしてその人が会場にいることを明かします。盧晩晩(ワンワン)に問いかけられ、レン・チューはその人への気持ちを確信します。

第16話の感想

第16話は、盧晩晩(ワンワン)の成長と、レン・チューとの関係性が大きく進展する重要なエピソードでした。病院実習での戸惑いや、ディベート大会での葛藤を通して、盧晩晩(ワンワン)はより主体的に行動し、自分の気持ちを素直に表現できるようになっていく様子が描かれています。

最初は病院実習で雑用ばかりを任され、落胆する盧晩晩(ワンワン)でしたが、孟西白(モン・シーバイ)のアドバイスを受け、手術見学に積極的に参加することで、医療現場の厳しさややりがいを肌で感じ、医師としての自覚を芽生えさせます。この経験は、彼女が将来医師として活躍するための貴重な一歩となるでしょう。

また、ディベート大会では、関愛(グアン・アイ)の策略によって不利な状況に立たされますが、それでも諦めずに自分の意見を堂々と主張する姿は、彼女の芯の強さを改めて感じさせます。そして、レン・チューとの対決を通して、互いに惹かれ合っていることを再確認し、二人の距離はさらに縮まります。レン・チューが公衆の面前で好きな人の存在を明かし、それが盧晩晩(ワンワン)であることを示唆するシーンは、見ているこちらもドキドキさせられました。

つづく