晴れたある日、レン・チューと範毅(ファン・イー)はそれぞれ彼女を迎えに大学へ。レン・チューは完璧な彼氏ぶりを発揮し、盧晩晩(ルー・ワンワン)を時間通りに迎え、重いカバンも持ってあげる。その様子を見ていた橋橋(チャオチャオ)は羨ましさでいっぱい。

ワンワンはレン・チューの優しさに感謝し、食堂で一緒に夕食を食べることに。疲れた一週間を過ごした二人は、明日からの週末にデートをする約束を同時に提案し、息の合った様子を見せる。

デート当日、ワンワンは念入りに計画を立てていた。最初の目的地は映画館。レン・チューの好みに合わせて文芸恋愛映画を選んだものの、ワンワンは映画の途中で寝てしまう。気まずそうに目を覚ますワンワンだったが、レン・チューは可愛いと笑って許してくれた。

次は、ワンワンが選んだ脱出ゲームへ。レン・チューは初めてかと思いきや、驚くべき頭脳で次々と謎を解き、あっという間にクリアしてしまう。ワンワンはせっかくのお金が無駄になったと少しがっかり。

脱出ゲームは失敗に終わったものの、レン・チューはワンワンの気持ちに感謝し、彼女の笑顔が自分の喜びだと伝える。

一方、王昕羽(ワン・シンユィ)は大学の健康診断で、医師の中に孟西白(モン・シーバイ)がいるのを発見する。シーバイはシンユーを最初に診察し、彼女のために医師として来たことを告白。さらに、釣りに誘うメールを送るが、シンユーは釣りが好きではないこと、メールでの連絡を好まないことを理由に断ってしまう。シーバイは復縁の難しさを痛感し、新しい携帯電話まで購入する。

ワンワンは諦めず、レン・チューを手作り木工品のお店へ連れて行く。二人はそれぞれ作品を作り、お互いにプレゼントし合う。

その後、レン・チューは二人が初めて出会ったレストランへワンワンを連れて行く。そこは片面鏡になっており、レン・チューはここでワンワンに一目惚れしたことを明かす。二人はそこで写真を撮って、SNSで交際宣言をする。

しかし、SNSの仮応は冷ややかで、二人の交際を信じない声や、写真が加工されたものだという疑いの声まで上がる。怒るワンワンを見て、レン・チューは大学構内で大胆に告白し、キスをする。このサプライズにワンワンは大満足。

寮に戻ったワンワンは、レン・チューからもらった木工品をチャオチャオに見せる。チャオチャオはレン・チューの作品をあまり評価しないが、ワンワンにとっては大切な宝物。一方、梁夏(リアン・シア)から、安嘉先(アン・ジアシエン)と別れ、3ヶ月後に海外へ行くという連絡が入る。シアは二人の幸せを願い、空港に見送りに来てほしいと頼む。ワンワンは電話で事情を聞き、将来について約束できない二人が別れることが最善の選択だと理解する。シアはワンワンが親友であることを改めて伝え、別れを惜しむ。

レン・チューへの愛情表現として、ワンワンは手作りのドクロをプレゼントする。レン・チューの友達は理解に苦しむが、レン・チューはこの特別なプレゼントを気に入る。

チャオチャオとファン・イーは一緒に食事をする。ファン・イーはバスで痴漢に遭ったことをチャオチャオに打ち明ける。怒ったチャオチャオは翌日、ファン・イーの職場まで同行することに。案の定、痴漢が現れ、チャオチャオは見事な機転で犯人を捕まえ、懲らしめる。

SNSでの一件を挽回するため、レン・チューは手作りケーキをワンワンにプレゼントする。しかし、ワンワンはケーキの味にがっかり。レン・チューは万能ではないことを証明することになる。レン・チューは、大学の交流プログラムで1ヶ月間、他の大学へ行くことを伝える。ワンワンを安心させるため、遠距離恋愛の誓約書を作成し、電話やビデオ通話をすること、他の女性からの誘いを断ることを約束する。感動したワンワンはキスで返事をし、誓約書にサインをする。様々な出来事を乗り越え、二人の絆はより一層深まる。

第20話の感想

第20話は、レン・チューとワンワンの初々しい恋愛模様が中心に描かれ、見ているこちらも顔がニヤけてしまうようなエピソード満載でした。特に、デートプランを一生懸命考えて準備するワンワンの姿は可愛らしく、レン・チューへの愛情がひしひしと伝わってきました。しかし、完璧なデートプランのはずが、映画で寝てしまったり、脱出ゲームであっさりクリアされてしまったりと、予想外の展開に笑ってしまいました。それでも、レン・チューはワンワンの気持ちを受け止め、彼女の笑顔を大切にしていることが伝わってきて、二人の関係性がより一層深まったように感じました。

一方、シンユーとシーバイの関係は、まだぎくしゃくしたまま。シーバイの復縁への努力は伝わってくるものの、シンユーの態度は依然として冷たく、今後の展開が気になります。また、シアとジアシエンの破局は悲しい出来事でしたが、お互いの将来を考えての決断だったのでしょう。シアの旅立ちのシーンは、きっと涙なしでは見られないでしょう。

そして、チャオチャオとファン・イーのエピソードも印象的でした。痴漢被害に遭ったファン・イーを心配し、職場まで同行するチャオチャオの行動は、まさに親友の鑑。犯人を捕まえるシーンは、スカッとする展開で、見ていて気持ちが良かったです。

つづく