空港で見送りの盧晩晩(ルー・ワンワン)は、レン・チューに手作りチョコレートを渡し、「全部食べ終わったら帰ってきてね」と、再会の約束を交わします。二人は、帰国後のデートプラン、朝日や夕日、星空を一緒に見る約束もします。
レン・チューを見送った後、盧晩晩(ルー・ワンワン)は少し寂しい気持ちで病院の整形外科での研修を始めます。新しい挑戦に少し戸惑いながらも頑張る晩晩(ワンワン)は、合間を縫って汪彧揚(ワン・ユーヤン)のお見舞いに手料理を持って行きます。しかし、汪彧揚(ワン・ユーヤン)はゲームに夢中で、オンラインゲームで知り合った女性に気がある様子。晩晩(ワンワン)は彼のマイペースぶりに呆れながらも、どこか安心します。
一方、範毅(ファン・イー)は橋橋(チャオチャオ)との交際記念に、高価なブランドバッグをプレゼントします。橋橋(チャオチャオ)は値段を気にしますが、範毅(ファン・イー)の気持ちを受け取り、贈り物を受け取ります。後ほど、それが本物だと知り、範毅(ファン・イー)の想いの深さに驚きつつも、喜びを感じます。
盧晩晩(ルー・ワンワン)は研修の傍ら、大学の総合楼改修に伴う部室統合の知らせを受けます。新入部員がいない烘焙部は解散の危機に。悩んだ晩晩(ワンワン)は、ビデオ通話でレン・チューに相談します。レン・チューは、烘焙部での活動が晩晩(ワンワン)の趣味や特技を伸ばす良い機会だと考え、慎重な判断を促します。
レン・チューは、一人暮らしの晩晩(ワンワン)のために、会話ができるAIチャットボットを開発し、送ります。晩晩(ワンワン)は、翌日の午後の授業がないことを確認すると、レン・チューに会いに行くことを決めます。
その頃、孟西白(モン・シーバイ)は王昕羽(ワン・シンユィ)をデートに誘うためのメッセージに悩んでいました。レン・チューは彼にアドバイスしますが、孟西白(モン・シーバイ)は王昕羽(ワン・シンユィ)に微信の友達申請を送ったところ、詐欺と間違われ、拒否されてしまいます。
サプライズでレン・チューの滞在先に訪れた盧晩晩(ルー・ワンワン)は、彼を驚かせます。その夜、レン・チューは晩晩(ワンワン)を連れて先輩たちとの食事会に参加します。将来の目標を持つ先輩たちの姿、そして自分の人生をしっかりと歩むレン・チューを見て、晩晩(ワンワン)は刺激を受けます。レン・チューの助言もあり、晩晩(ワンワン)は医学とベーキングの両立、つまり病院の栄養科で働くという道に気づきます。
食事の後、レン・チューは晩晩(ワンワン)を大学の屋上に連れて行き、望遠鏡で土星の環を見せます。感動する晩晩(ワンワン)に、レン・チューは「僕も土星の環みたいに、君をずっと守っていたい」とロマンチックな言葉を囁きます。
一方、孟西白(モン・シーバイ)は王昕羽(ワン・シンユィ)に電話料金をチャージして、改めて友達申請を送ります。今度は承認されますが、ビデオ通話でぎこちない対応をしてしまい、再び詐欺師と勘違いされ、ブロックされてしまいます。それでも孟西白(モン・シーバイ)は諦めずに、王昕羽(ワン・シンユィ)へのアプローチを続けます。
盧晩晩(ルー・ワンワン)は烘焙部を栄養部に改め、多くの学生を集めることに成功します。範毅(ファン・イー)は、橋橋(チャオチャオ)がプレゼントしたバッグを持っていないことに気づき、理由を尋ねます。高価なバッグを持つことに抵抗があった橋橋(チャオチャオ)に、範毅(ファン・イー)は改めてプレゼントの価値を伝えます。このことで二人の絆はさらに深まります。
最後に、孟西白(モン・シーバイ)はダンス教室で王昕羽(ワン・シンユィ)に直接謝罪し、自分の気持ちを伝え、二人の関係は進展します。盧晩晩(ルー・ワンワン)は、レン・チューの支えを受けながら、医学とベーキングの夢を追い続けます。研究室の仲間やレン・チューから花束をもらい、幸せと温かさを感じます。
第21話の感想
第21話は、それぞれのカップルがそれぞれの形で愛を深め、未来に向けて歩み始める、心温まるエピソードでした。盧晩晩(ルー・ワンワン)とレン・チューは、物理的な距離はあっても、お互いを思いやる気持ちと将来への希望を共有することで、絆をより一層強めました。手作りチョコレートやAIチャットボットといったアイテムが、二人の愛情を象徴的に表現しており、微笑ましい気持ちになりました。特に、屋上での土星の環のシーンは、二人のロマンチックな関係性を美しく描き出しており、印象的でした。
対照的に、孟西白(モン・シーバイ)と王昕羽(ワン・シンユィ)の関係は、まだまだぎこちなく、コミカルな展開が中心でした。孟西白(モン・シーバイ)の不器用ながらも一途な想いは微笑ましいものの、現代のコミュニケーションツールを使いこなせない彼の姿には、少しもどかしさも感じました。しかし、それでも諦めずに王昕羽(ワン・シンユィ)にアプローチし続ける彼の姿は、応援したくなる魅力があります。今後の二人の関係の発展に期待したいです。
範毅(ファン・イー)と橋橋(チャオチャオ)は、高価なプレゼントをめぐるやりとりを通して、お互いの価値観や考え方の違いを理解し、歩み寄る姿が描かれていました。橋橋(チャオチャオ)の慎ましい性格と、範毅(ファン・イー)の愛情表現の不器用さが、リアルなカップルを感じさせ、共感できました。
つづく