レン・チューは盧晩晩(ルー・ワンワン)の誕生日パーティーを盛大に祝うため、範毅(ファン・イー)に企画を依頼。範毅(ファン・イー)は王昕羽(ワン・シンユィ)、汪彧揚(ワン・ユーヤン)ら仲間を集めて準備を進める。一方、レン・チューと盧晩晩(ルー・ワンワン)は梁夏(リアン・シア)の出国を見送りに空港へ。盧晩晩(ルー・ワンワン)は梁夏(リアン・シア)に薬セットを贈り、海外での健康を気遣う。そして、以前屋上で自分の弱さを指摘してくれたおかげで、レン・チューに告白する勇気が出たと感謝を伝える。安嘉先(アン・ジアシエン)も梁夏(リアン・シア)を見送りに来ており、新しいブランケットをプレゼント。盧晩晩(ルー・ワンワン)と梁夏(リアン・シア)は抱き合って別れを告げ、二人は安嘉先(アン・ジアシエン)と梁夏(リアン・シア)だけの時間を作る。
盧晩晩(ルー・ワンワン)はレン・チューに特別な送別会を開きたいと考えていた。遠距離恋愛が終わったら盛大な歓迎会も計画しており、送別会は自身の誕生日に決めた。レン・チューにもサプライズにしたかったのだ。レン・チューは橋橋(チャオチャオ)に送別会の準備で盧晩晩(ルー・ワンワン)に協力するよう指示。自分も盧晩晩(ルー・ワンワン)に二重のサプライズを用意していると伝え、橋橋(チャオチャオ)には秘密を守るよう念を押す。
橋橋(チャオチャオ)と盧晩晩(ルー・ワンワン)は待ち合わせ、送別会の会場について相談。盧晩晩(ルー・ワンワン)は特別な場所を希望しており、橋橋(チャオチャオ)は没入型ミステリーゲームの会場を提案。盧晩晩(ルー・ワンワン)も乗り気になり、当日、橋橋(チャオチャオ)は二重スパイとして盧晩晩(ルー・ワンワン)を会場へ案内しながら、レン・チューに状況を逐次報告する。到著すると、既に衣装を著たレン・チューが二人を出迎えた。レン・チューが選んだシナリオは「洞房花燭驚魂夜」。盧晩晩(ルー・ワンワン)には花嫁役を演じてほしいと言う。
盧晩晩(ルー・ワンワン)は衣装に著替え、皆で台本読み合わせ。王昕羽(ワン・シンユィ)は新郎の生き別れの妹、孟西白(モン・シーバイ)は新郎の父、範毅(ファン・イー)は新郎家の護衛、橋橋(チャオチャオ)は花嫁と親しい一般客、汪彧揚(ワン・ユーヤン)は仲人役を演じる。物語は、結婚式当日に花嫁の鳳冠が紛失したことから始まる。皆で鳳冠を探し、犯人を突き止めるのが目的だ。盧晩晩(ルー・ワンワン)は手がかり探しよりも、レン・チューと会場を散策することに夢中。レン・チューは盧晩晩(ルー・ワンワン)が鳳冠を隠したのではないかと疑い、からかおうとするが、汪彧揚(ワン・ユーヤン)に邪魔をされる。照れた盧晩晩(ルー・ワンワン)は逃げるように手がかりを探しに行き、庭で鳳冠を発見。その後、システムの指示に従い、吉時を待つことになる。
汪彧揚(ワン・ユーヤン)はゲームに熱中し、疲れて庭の輿の中で寝てしまう。孟西白(モン・シーバイ)と範毅(ファン・イー)は輿の中にいるのが盧晩晩(ルー・ワンワン)だと思い込み、そのまま輿を担いで移動させてしまう。夜、新郎役のレン・チューは寝室に入り、蓋頭で顔を隠した花嫁に、今日のミステリーゲームは盧晩晩(ルー・ワンワン)のために用意したものだと告げる。しかし、蓋頭を取ると、花嫁はなんと汪彧揚(ワン・ユーヤン)だった。
レン・チューは隠された任務を続けている盧晩晩(ルー・ワンワン)を外で見つけ、二人は部屋に戻り、ゲームの洞房パートを始める。蓋頭を取り、交杯酒を交わす。盧晩晩(ルー・ワンワン)は一杯で酔い、二人は甘い夜を過ごす。翌朝、目覚めたレン・チューは改めて盧晩晩(ルー・ワンワン)に誕生日おめでとうと言い、用意していた隕石の指輪をプレゼントする。盧晩晩(ルー・ワンワン)はレン・チューのロマンチックな演出に感動するが、突然腹痛に襲われる。孟西白(モン・シーバイ)が診察すると急性虫垂炎だと分かり、急いで病院へ搬送、手術を受けることになる。
一ヶ月後、盧晩晩(ルー・ワンワン)は無事に退院。レン・チューは彼女を水族館に連れて行く。そこでレン・チューは「スキャンダル解消計画書」を盧晩晩(ルー・ワンワン)に渡す。今回は、盧晩晩(ワンワン)を好きになってしまった責任を一生背負うと宣言。盧晩晩(ワンワン)は計画書を「恋愛育成計画書」に書き換え、二人は署名し、甘いキスを交わす。
最終回の感想
「初恋の方程式」最終回、第24話は、まさに"甘い"という言葉がぴったりのエンディングでした。盧晩晩(ワンワン)の誕生日とレン・チューの出国が重なり、少し切ない展開も予想されましたが、蓋を開けてみれば、サプライズ尽くしのハッピーエンド。特に、レン・チューが仕組んだミステリーゲームでのプロポーズは、遊び心と愛情が溢れていて、見ているこちらまで幸せな気分になりました。
ドタバタ劇も満載でした。汪彧揚(ワン・ユーヤン)が花嫁役と間違えられるシーンは爆笑もので、シリアスな展開になりそうな場面での良いアクセントになっていました。また、盧晩晩(ワンワン)の急性虫垂炎も、ハラハラさせられましたが、最終的には大事に至らず、これもまた二人の絆を深めるエピソードとなりました。
全体を通して、それぞれのキャラクターの魅力が最大限に引き出されていたと感じます。橋橋(チャオチャオ)の協力的な姿勢、範毅(ファン・イー)の計画力、そして友人たちの温かさ。彼らのおかげで、盧晩晩(ワンワン)とレン・チューの恋はより一層輝きを増していました。
ラストシーンの水族館でのプロポーズは、二人の原点回帰という点でも感動的でした。「スキャンダル解消計画書」から「恋愛育成計画書」への変更は、二人の関係性の変化を象徴する名シーン。レン・チューの「責任をとる」という男らしい言葉も、胸キュンポイントでした。
笑いあり、涙あり、そして胸キュンありの、大満足の最終回でした。二人の未来が明るく幸せに満ちていることを願わずにはいられません。