梁清然(リアン・チンラン)は取締役会と裏で対立しており、秦心(チン・シン)の家柄は知っていても実力は認めておらず、上司からの評価も低い。新人へプロジェクトを任せたことで、秦心(チン・シン)は激怒して梁清然(リアン・チンラン)を問い詰めるが、逆に叱責される。劉思源(リウ・スーユエン)が秦心(チン・シン)を庇うも、梁清然(リアン・チンラン)は一蹴。劉思源(リウ・スーユエン)の障害を取り除いているのだから、感謝すべきだと主張する。秦心(チン・シン)には後ろ盾があるが、劉思源(リウ・スーユエン)には自分しかいないと。劉思源(リウ・スーユエン)は入社間もないため敵を作りたくないが、梁清然(リアン・チンラン)にはそんなことは関係ない。
路真真(ルー・ジェンジェン)は梁清然(リアン・チンラン)の微博を見て、彼女に相応しい人はどんな人なのかと興味を持つ。成都に著いた劉思源(リウ・スーユエン)は、京蜀閣で培ったやり方が通用せず、普通のマーケティング戦略は効果がない。路真真(ルー・ジェンジェン)に勧められた氷粉は大ヒットし、海椒市レストランの人気を押し上げたが、梁清然(リアン・チンラン)は満足しない。彼女は劉思源(リウ・スーユエン)に、向かいの火鍋屋から人を引き抜くという新たな任務を与える。顧漫婷(グー・マンティン)と路真真(ルー・ジェンジェン)は歓迎会で火鍋を囲む。顧大鵬(グー・ダーポン)から路真真(ルー・ジェンジェン)に一緒に起業しようと電話がかかってくるが、顧漫婷(グー・マンティン)は慌てて電話を切る。
顧大鵬(グー・ダーポン)は川白楼を守ろうと必死で、店が潰れるのを見過ごせない。陳東(チェン・ドン)は彼にもっと自分の生活を持つようにと諭す。海椒市ではペット連れに特製氷粉をプレゼントするイベントが始まり、店は大盛況。路真真(ルー・ジェンジェン)の助力で、李旭(リー・キュウ)は海椒市との契約に成功し、イベントにも参加。梁清然(リアン・チンラン)は大満足。
李旭 (リーキュウ)
劉思源(リウ・スーユエン)は梁清然(リアン・チンラン)の下で大きく成長できると信じ、路真真(ルー・ジェンジェン)も焦って仕事を探す必要はないと考えている。路真真(ルー・ジェンジェン)は劉思源(リウ・スーユエン)を連れて川白楼へ最高の四川料理を食べに行くが、客が宮保鶏丁をまずいと陳東(チェン・ドン)と口論している場面に遭遇する。警察が来る騒ぎになり、相手がごねるので劉思源(リウ・スーユエン)は金で解決する。劉思源(リウ・スーユエン)は陳東(チェン・ドン)の短気を指摘し、路真真(ルー・ジェンジェン)に彼と距離を置くよう忠告する。
用事がある劉思源(リウ・スーユエン)は先に帰り、路真真(ルー・ジェンジェン)は顧漫婷(グー・マンティン)と昼食を共にしながら仕事の悩みを打ち明ける。貯金が底をつきそうだと話す路真真(ルー・ジェンジェン)に、顧漫婷(グー・マンティン)は劉思源(リウ・スーユエン)に正直に話すべきだとアドバイスする。頼られることも愛情を深める方法だと。顧漫婷(グー・マンティン)は路真真(ルー・ジェンジェン)に川白楼で手伝うよう提案。専門家として路真真(ルー・ジェンジェン)は様々な提案をし、盧おばあさんが怪我で誕生日会を開けないと知ると、出張プライベートディナーとネット配信を提案。宣伝効果を狙ったものだ。顧漫婷(グー・マンティン)は、顧大鵬(グー・ダーポン)が徐皓(シュー・ハオ)に川白楼を継がせたいと考えていると話す。彼の性格では頭を下げることは考えにくく、二人は不思議に思う。
盧おばあさん宅に著くと、顧漫婷(グー・マンティン)は徐皓(シュー・ハオ)から接待に同行するよう電話を受け、急いで戻る。徐皓(シュー・ハオ)は顧漫婷(グー・マンティン)の遅刻に不満で、文句を言い続ける。路真真のおかげで盧おばあさん一家の宴は大成功。夜遅くまで働いた後、陳東(チェン・ドン)は皆に麺を作り、路真真は彼が顧大鵬(グー・ダーポン)の信頼を得ていることを実感する。10分遅刻しただけで、帰宅後徐皓(シュー・ハオ)は顧漫婷(グー・マンティン)と大喧嘩。向上心がないと責める徐皓(シュー・ハオ)に対し、顧漫婷(グー・マンティン)はヨガや生け花に興味がない。激しい口論の最中、顧大鵬(グー・ダーポン)が倒れたという知らせが入る。
第3話 感想
第3話は、それぞれのキャラクターが抱える葛藤や人間関係の複雑さがより鮮明に描かれたエピソードでした。仕事で結果を出したい秦心(チン・シン)、上司の顔色を伺いながらも自分の立場を確立しようとする劉思源、仕事とプライベートのバランスに悩む顧漫婷(グー・マンティン)、そして、理想と現実のギャップに苦しむ路真真。彼らのそれぞれの悩みは、現代社会を生きる私たちにも共感できる部分が多く、感情移入しやすい展開でした。
特に印象的だったのは、路真真と劉思源の関係性の変化です。成都という新しい環境で、お互いを支え合う中で、二人の距離は少しずつ縮まっているように感じられます。しかし、劉思源は梁清然(リアン・チンラン)からの期待を背負い、路真真は将来への不安を抱えているため、二人の関係は順風満帆とは言えません。今後の展開がどうなるのか、期待と不安が入り混じる複雑な心境です。
また、川白楼を舞台にした人間模様も興味深いです。伝統を守ろうとする顧大鵬(グー・ダーポン)、現実的な陳東(チェン・ドン)、そして、新しい風を吹き込もうとする路真真。それぞれの立場や考え方の違いが、ドラマに深みを与えています。特に、路真真が提案した「出張プライベートディナー」は、伝統を守りながらも新しい試みを取り入れるという、現代社会におけるビジネスのあり方を示唆しているようにも感じられました。
つづく