『マイ・ファーストラブ』第14話 あらすじ/ネタバレ

路炎晨(ルー・イエンチェン)は90斤にも満たない帰暁(グイ・シャオ)をおんぶして訓練場で駆け抜けた。周りの隊員たちは、もし帰暁(グイ・シャオ)が寛大なら一足早い結婚祝いだと冷やかしたり、二度とこんな機会はないかもしれないと感慨深げに見守っていた。任務を終えた路炎晨(ルー・イエンチェン)だったが、帰暁(グイ・シャオ)がスカート姿だったこともあり、それ以上の訓練は免除された。皆で食事をした後、隊員たちの宿舎へ向かった。家主はこの独身男性グループを気に入っており、建物全体を宿舎として貸し出していた。今夜、帰暁(グイ・シャオ)は路炎晨(ルー・イエンチェン)の部屋に泊まることになった。しかし、この建物には男子トイレしかなく、帰暁(グイ・シャオ)がトイレに行きたいと言い出した時、路炎晨(ルー・イエンチェン)は途方に暮れた。秦明宇(チン・ミンユー)たち仲間は少し離れた場所で面白そうに様子を窺っていた。結局、路炎晨(ルー・イエンチェン)がドアの外で見張りをし、帰暁(グイ・シャオ)は安心して用を足すことができた。

部屋に戻り、路炎晨(ルー・イエンチェン)は帰暁(グイ・シャオ)の顔を撫でながら眠りにつこうとしたその時、上官が訪ねてきた。久しぶりに帰ってきた路炎晨(ルー・イエンチェン)を危険な任務に就かせたことを上官は申し訳なく思っていた。路炎晨(ルー・イエンチェン)は結婚の報告をし、上官は喜び、帰暁(グイ・シャオ)を大切にするようにと告げた。斉寧(チーニン)に配属されて以来、一度もここを離れたことのない路炎晨(ルー・イエンチェン)にとって、隊員たちは家族同然だった。上官は心から路炎晨(ルー・イエンチェン)の幸せを願っていた。帰暁(グイ・シャオ)は自分が優秀な隊長を連れ去ってしまったのではないかと少し罪悪感を抱いた。路炎晨(ルー・イエンチェン)は上官が何か言いたげな様子を感じたが、特に気に留めなかった。

翌朝、帰暁(グイ・シャオ)がまだ眠っている間に、路炎晨(ルー・イエンチェン)は早朝からランニングに出かけ、秦明宇(チン・ミンユー)と競走までしていた。帰暁(グイ・シャオ)が起きる頃合いを見計らって宿舎に戻ったが、再開しようとしたキスは、悪友たちに邪魔されてしまった。もし二人が別れていなかったら、帰暁(グイ・シャオ)は毎年数日ここに滞在していたかもしれない。路炎晨は、あの時爆弾処理の後すぐに会場を去ってしまったことを後悔した。帰暁は、あの時の爆弾処理をしたのが路炎晨だったとは知らなかったと驚いた。路炎晨は簡単に事情を説明し、ドアを開けると、またもや隊員たちが集まって様子を窺っていたので、帰暁に朝食を買ってくるまで待つように言った。

隊員たちは帰暁に、路炎晨が kiedyś彼らに「在他郷」という曲をハーモニカで吹いて聞かせた時の話をした。なぜ二人が別れたのかと尋ねられ、帰暁は複雑な気持ちになった。若かったこともあり、別れは大したことではないと思っていたのだ。あの時、帰暁は授業が終わると路炎晨が待っているのを見つけた。内心では複雑な思いを抱えながらも、帰暁は路炎晨との時間を大切にした。路炎晨はその夜に出発する予定だったからだ。

二人は休憩所を借り、路炎晨は帰暁の好物を買ってきてくれた。それを食べ終わると、路炎晨はすぐに発たなければならなかった。会うために遠くから駆けつけ、またすぐに去ってしまう。帰暁はもっと一緒にいたいと名残惜しそうだったが、路炎晨は彼女を抱きしめ慰めることしかできなかった。帰暁は涙を浮かべながら彼を見送り、その後、叔母の家に一人で行き、ぼんやりと過ごした。路炎晨がくれた絵を開くと、中には携帯電話が描かれていた。おそらく、彼は長い間お金を貯めて買ったのだろう。当時、路炎晨は電話をかけてもなかなか繋がらなかった。ちょうどその頃、帰暁の家でトラブルがあり、一人で抱え込み疲れていた彼女は、衝動的に別れを切り出したのだった。隅でこの話を聞いていた路炎晨は、様々な感情が込み上げてきた。

路炎晨が帰暁に買って来たのは肉まんだった。 kiedyś 、帰暁が生活費がなくなり肉まんが食べたいと電話で話したことがあったのだ。その時、路炎晨は呼び出され、急いで隊に戻った。隊員たちは爆弾処理について彼に相談しに来たのだった。路炎晨は資料を探しながらも、帰暁に電話をかけ、昼食は自分で済ませるように伝えた。帰暁は昨日のレストランに行き、そこで別の軍人の妻と一緒になった。彼女の恋人は3年間も家に帰っておらず、いつも彼女が斉寧(チーニン)まで会いに行っていた。

第14話の感想

第14話は、路炎晨と帰暁の過去の恋愛模様が明らかになり、二人の間の溝の深さと、それを乗り越えようとする現在の姿が描かれた感動的なエピソードでした。特に、路炎晨が帰暁のためにどれほどの sacrifices をしてきたのかが分かり、彼の深い愛情に胸を打たれました。

爆弾処理という危険な任務をこなしながらも、帰暁との再会を心待ちにし、短い時間ながらも彼女のために尽くす姿は、真のヒーローと言えるでしょう。帰暁もまた、過去の自分の未熟さを仮省し、路炎晨の愛情の大きさに改めて気付く様子が印象的でした。若い頃の別れは、お互いにとって辛い経験だったとはいえ、それが今の二人の絆をより強くしているようにも感じられます。

宿舎での仲間たちとのやり取りも、微笑ましい場面でした。路炎晨をからかう隊員たちの姿は、彼らが家族のような強い絆で結ばれていることを感じさせます。また、トイレのシーンなど、コミカルな要素も織り交ぜられており、緊張感の中にも温かさを感じられるストーリー展開でした。

過去の出来事と現在の状況が交錯しながら、二人の関係が徐々に深まっていく様子は、見ている側にも希望を与えてくれます。今後の展開がますます楽しみになる、そんな第14話でした。

つづく