「マイ・ファーストラブ」第20話 あらすじ/ネタバレ

帰暁(グイ・シャオ)は暖かい家で安らかに眠り、路炎晨(ルー・イエンチェン)はそっと彼女に布団をかけ、目には隠しきれない優しさと喜びが溢れていた。一人屋上へ上がり、夜風を感じながら、もうすぐ父親になる喜びに浸る。その喜びは傍らの小楠(シャオナン)にも伝わった。しかし、小楠(シャオナン)は赤ちゃんの誕生で自分が斉寧(チーニン)の実家に戻らなければならず、家のスペースが足りなくなるのではと不安を抱えていた。帰暁(グイ・シャオ)はこの家を気に入っていたが、小楠(シャオナン)は彼女と段柔(ドゥアン・ロウ)が困る姿は見たくないと思っていた。路炎晨(ルー・イエンチェン)は小楠(シャオナン)を安心させ、これは大人の責任だと伝え、一人で考えを整理するため散歩に出かけた。

路炎晨(ルー・イエンチェン)は親友の海東(ハイ・ドン)を訪ね、二人は夜遅くまで語り合った。海東(ハイ・ドン)は孟小衫(モン・シャオシャン)への想いを抱き続けながら、路炎晨(ルー・イエンチェン)の突然の変化に驚いていた。路炎晨(ルー・イエンチェン)は自分がもうすぐ父親になること、そして赤ちゃんは年内に生まれる予定だと興奮気味に告げた。この知らせに海東(ハイ・ドン)は驚きながらも心から祝福した。路炎晨(ルー・イエンチェン)はついに本当の家族を持つことができ、喜びのあまり涙を流した。海東(ハイ・ドン)も感動し、二人の兄弟愛はさらに深まった。

翌日、路炎晨(ルー・イエンチェン)は帰暁(グイ・シャオ)に付き添い、細心の注意を払いながら産婦人科検診を受けた。帰暁(グイ・シャオ)は緊張しながらも朗報を待ち、最終的に赤ちゃんの健康が確認され、二人は安堵した。帰暁(グイ・シャオ)は赤ちゃんの出生地について考え、もし斉寧(チーニン)で生まれるなら、そこは路炎晨(ルー・イエンチェン)の第二の故郷であり、特別な意味を持つだろうと語った。その後、路炎晨(ルー・イエンチェン)は結婚手続きのため部隊へ戻り、帰暁(グイ・シャオ)は孟小衫(モン・シャオシャン)と共に結婚式の準備を進めた。帰暁(グイ・シャオ)は路炎晨(ルー・イエンチェン)の借金を返済しようと申し出たが、孟小衫(モン・シャオシャン)はそれは海東(ハイ・ドン)個人の問題であり、自分たちが負担するべきではないと主張し、帰暁(グイ・シャオ)と路炎晨(ルー・イエンチェン)の深い愛情に感嘆した。

結婚式の準備は時間との戦いだったが、孟小衫(モン・シャオシャン)は積極的に手伝いを申し出て、帰暁(グイ・シャオ)は感謝した。しかし、斉寧(チーニン)から突然の招集命令が届き、路炎晨(ルー・イエンチェン)は応援に向かうことになった。秦明宇(チン・ミンユー)は代わりに任務を遂行しようと申し出たが、人手不足のため、路炎晨は命令を受け入れざるを得なかった。この突然の出来事に路炎晨は不本意ながらも結婚式の延期を決断した。彼は帰宅後、帰暁(グイ・シャオ)と小楠(シャオナン)に事情を説明し、弟子の世話を頼むなど、細やかな気遣いを見せた。

夕食時、路炎晨は豪華な料理を用意し、三人は楽しい時間を過ごした。彼は帰暁(グイ・シャオ)に斉寧(チーニン)への任務を伝え、帰暁(グイ・シャオ)は寂しさを感じながらも理解と支持を示した。夜遅く、路炎晨は海東(ハイ・ドン)に帰暁の世話を頼み、冷蔵庫をいっぱいに満たすなど、彼女のあらゆるニーズを満たそうとした。帰暁は路炎晨に「夫の道を守るように」と優しく言い聞かせ、その信頼は路炎晨の帰還への決意をさらに強固なものにした。

翌朝、帰暁は路炎晨と名残惜しそうに別れを告げ、二人の目には別れを惜しむ気持ちと深い愛情が溢れていた。路炎晨は帰暁が再び眠りについた後、静かに家を出て、小楠(シャオナン)は一人で家を守った。しかし、運命は時としていたずらをする。飛行機の遅延が路炎晨に予期せぬ転機をもたらした。彼はすぐに引き返し、帰暁を連れて婚姻届を提出するため役場へ向かった。

役場の前で、路炎晨と帰暁は偶然帰暁の家族と出会い、誤解が解けた後、お互いの本当の目的を知ることになった。弟の助けを借り、彼らは順番を繰り上げて手続きを行い、恋人から夫婦へと華麗な転身を遂げた。結婚証明書を受け取った二人は顔を見合わせ、10年間の愛のマラソンはついに完結した。この瞬間、すべての待ち時間と努力が最高の幸せへと変わった。

第20話の感想

第20話は、路炎晨と帰暁の10年に渡る愛のマラソンがついにゴールを迎える、感動的なエピソードでした。幾度もの試練を乗り越え、深め合った二人の絆が、結婚という形で結実する瞬間に、胸が熱くなりました。

特に印象的だったのは、路炎晨の父親としての自覚と責任感の芽生えです。帰暁への深い愛情はもちろんのこと、小楠(シャオナン)への配慮、そして生まれてくる子供への期待と不安が入り混じった複雑な感情を繊細に表現していました。屋上で夜風を受けながら喜びに浸る姿、そして親友の海東(ハイ・ドン)に打ち明けるシーンは、彼の心情の変化を如実に表しており、思わずもらい泣きしてしまいました。

また、小楠(シャオナン)の不安も胸を締め付けました。幼いながらも、家族が増えることへの喜びと、自分の居場所がなくなるかもしれないという不安の間で揺れ動く姿は、見ていて切なくなりました。しかし、路炎晨の言葉と、帰暁の温かい愛情に包まれ、最終的には笑顔を見せることができたのは、本当に良かったです。

そして、物語のクライマックス、飛行機の遅延というハプニングが、二人の運命を大きく変えました。まさに「奇跡」と呼ぶにふさわしい展開に、思わず息を呑みました。路炎晨が急いで帰暁のもとへ戻り、そのまま婚姻届を提出するシーンは、二人の強い愛と決意を感じさせ、最高のハッピーエンドとなりました。

つづく