路炎晨(ルー・イエンチェン)と帰暁(グイ・シャオ)はついに結婚!役所で婚姻届を受け取り、幸せいっぱいの笑顔で出てきた二人は、まるで青春時代の初々しさを取り戻したよう。帰暁(グイ・シャオ)は嬉しそうに結婚指輪を見せ、「結婚おめでとう!」と叫ぶ。路炎晨(ルー・イエンチェン)も幸せの象徴である赤い婚姻届を手に、満面の笑み。

仕事の関係で、路炎晨(ルー・イエンチェン)は斉寧(チーニン)に近い工海へ転勤。偶然にも秦明宇(チン・ミンユー)の同僚も工海への出張が決まる。帰暁(グイ・シャオ)は喜び勇んで、親友の段柔(ドゥアン・ロウ)に結婚を報告。段柔(ドゥアン・ロウ)は心からの祝福を送り、二人の幸せを心から喜んだ。

お昼時、路炎晨(ルー・イエンチェン)は遠く離れた山の上から帰暁(グイ・シャオ)に電話。日々の出来事を共有したくてたまらない様子。友人と食事をしていた帰暁(グイ・シャオ)は、電話を受けると急いで店外へ。しかし、突然の仕事のトラブルで路炎晨(ルー・イエンチェン)は帰暁(グイ・シャオ)との約束を守れなくなり、通話が途切れてしまう。心配になった帰暁(グイ・シャオ)は、段柔(ドゥアン・ロウ)を誘って工海へサプライズ訪問することに。段柔(ドゥアン・ロウ)は少し戸惑いつつも、帰暁(グイ・シャオ)の熱意に押され同行を決意。

工海に著くと、帰暁(グイ・シャオ)はすぐに路炎晨(ルー・イエンチェン)に電話。「もうすぐ著くよ!」と興奮気味に告げるが、またしても通話が切れてしまう。路炎晨(ルー・イエンチェン)は少年のようにその場でくるくる回り、喜びを爆発させ、車へ駆け戻った。帰暁(グイ・シャオ)との再会を心待ちにしている。

一方、秦明宇(チン・ミンユー)も休暇を利用して工海へ。そこで偶然段柔(ドゥアン・ロウ)と出会う。路炎晨(ルー・イエンチェン)と帰暁(グイ・シャオ)は二人をくっつけようと画策するが、秦明宇(チン・ミンユー)は少し照れくさそうに「まずは友達から」と答える。帰暁(グイ・シャオ)たちはドライブコースを少し変更。「宝物(バオベイ)」と書かれた道路標識を見つけた二人は、思わず顔を見合わせて微笑む。段柔(ドゥアン・ロウ)が車から降りると、秦明宇(チン・ミンユー)は緊張のあまり言葉が出ない。二人の初めての出会いは、微妙な雰囲気に包まれていた。

久しぶりの再会に、帰暁は運転する路炎晨(ルー・イエンチェン)から目を離さない。秦明宇(チン・ミンユー)と段柔(ドゥアン・ロウ)は少しぎこちない。秦明宇(チン・ミンユー)は頑張って話題を探すものの、風邪で喉を痛めている段柔(ドゥアン・ロウ)は、ほとんど微笑んで聞いているだけ。段柔(ドゥアン・ロウ)に見とれて道を間違えてしまう秦明宇(チン・ミンユー)。言葉には出さないものの、二人の間には確かに何かが芽生え始めていた。

夕食時、路炎晨(ルー・イエンチェン)と帰暁は、久しぶりの二人だけの時間を楽しみたいと、別々のテーブルに座ることを提案。秦明宇(チン・ミンユー)と段柔(ドゥアン・ロウ)は自然と子供や家族の話で盛り上がる。帰暁は路炎晨(ルー・イエンチェン)に、段柔(ドゥアン・ロウ)が過去の辛い結婚生活から、精神的な繋がりを大切に思っていること、そして秦明宇(チン・ミンユー)の誠実さが段柔(ドゥアン・ロウ)の理想にぴったりだとこっそり耳打ちする。

夜遅く、路炎晨(ルー・イエンチェン)は優しく帰暁の手を拭き、足を洗ってあげる。二人は過去の思い出話に花を咲かせる。帰暁は、昔、海健鋒(ハイ・ジェンフォン)を通して路炎晨から受け取った「ラブレター」が、実は謝罪の手紙だったことを思い出す。誤解から二人の関係がぎくしゃくしていた当時、路炎晨のその手紙に深く感動したのだと。甘い雰囲気に包まれる二人。そこに秦明宇(チン・ミンユー)が突然現れ、路炎晨が帰暁の足を洗っている場面を目撃。気まずそうに部屋を出ていく。路炎晨は笑いながらドアを閉め、二人の甘い時間を再開した。

第21話の感想

第21話は、路炎晨と帰暁の新婚生活の始まりと、秦明宇(チン・ミンユー)と段柔の出会いを描いた、心温まるエピソードでした。結婚という人生の大きな節目を迎え、幸せいっぱいの二人。特に、帰暁の無邪気な喜びようが印象的で、見ているこちらも幸せな気持ちになりました。路炎晨も、普段のクールな姿とは一変、少年のように喜びを爆発させるシーンは、彼の帰暁への深い愛情を感じさせ、胸がキュンとしました。

一方、秦明宇(チン・ミンユー)と段柔のぎこちない初対面も、今後の展開への期待感を高めます。お互いへの好意を隠しきれない様子が微笑ましく、二人の関係がどのように発展していくのか、今から楽しみです。特に、秦明宇が段柔に見とれて道を間違えてしまうシーンは、彼の不器用ながらも誠実な人柄が表れていて、とても可愛らしかったです。

また、二人のカップルの対比も興味深い点でした。新婚の路炎晨と帰暁は、まるで恋人同士のようにラブラブで、見ているこちらが照れてしまうほど。一方、秦明宇と段柔は、まだお互いを探り合う段階で、初々しい雰囲気が漂っています。二人のカップルのそれぞれの形での幸せを描き、それぞれの未来を予感させる、希望に満ちたエピソードでした。

つづく