第23話 あらすじ

今回は、段柔(ドゥアン・ロウ)と秦明宇(チン・ミンユー)、そして帰暁(グイ・シャオ)と路炎晨(ルー・イエンチェン)のそれぞれの愛情が描かれています。好奇心旺盛な段柔(ドゥアン・ロウ)は、秦明宇(チン・ミンユー)に連れられて賑やかな駅へとやって来ました。秦明宇(チン・ミンユー)は、段柔(ドゥアン・ロウ)の食べたいものや見たい景色など、小さな願いにも丁寧に気を配り、紳士的な振る舞いをみせます。段柔(ドゥアン・ロウ)が冗談半分で小楠(シャオナン)の母親でもおかしくない年齢だと口にした時、秦明宇(チン・ミンユー)は少し戸惑った様子を見せますが、すぐにいつもの温かい笑顔で段柔(ドゥアン・ロウ)に寄り添います。

一方、帰暁(グイ・シャオ)は段柔(ドゥアン・ロウ)の旅行を知り、自分も路炎晨(ルー・イエンチェン)と汽車で斉寧(チーニン)へ行きたいと言い出します。路炎晨(ルー・イエンチェン)はすぐに切符を手配し、二人は久しぶりの汽車旅を楽しみます。車内では、互いに寄り添い、穏やかで甘い時間を過ごします。帰暁(グイ・シャオ)は、別れた後、路炎晨(ルー・イエンチェン)に会いに行こうと切符や旅行プランまで準備していたけれど、結局行けなかったという秘密を打ち明け、二人の距離はさらに縮まります。

秦明宇(チン・ミンユー)と路炎晨(ルー・イエンチェン)は忙しい中でも、二人の女性のために準備を怠りません。秦明宇(チン・ミンユー)は旅行プランを練り、路炎晨(ルー・イエンチェン)はたくさんの食べ物を買い込み、ホテルに届けます。プラン通り、帰暁(グイ・シャオ)と段柔は充実した楽しい日々を過ごし、友情を深めていきます。

別れの前の夜、路炎晨は帰暁(グイ・シャオ)を訪ね、二人は惜しみながら抱き合います。秦明宇と段柔の間にも、微妙な空気が漂います。段柔は再び斉寧(チーニン)を訪れることに躊躇している様子を見せながらも、この場所への愛著を口にします。夜遅く、段柔は秦明宇を自分の部屋に誘いますが、秦明宇は自製心を保ち、車の中で夜を明かします。この様子に帰暁(グイ・シャオ)は感動しつつも、複雑な気持ちを抱きます。

翌朝、秦明宇と路炎晨は帰暁と段柔を駅まで送り届けます。別れ際、路炎晨の細やかな気遣いに段柔は驚き、帰暁は、その優しさの裏にある路炎晨の深い愛情を感じ取ります。

隊に戻った路炎晨は、沈老(シェンラオ)の訃報に悲しみに暮れます。沈老(シェンラオ)との深い絆、そして結婚を祝福してくれた沈老(シェンラオ)の言葉が、胸に重くのしかかります。沈老(シェンラオ)の突然の死に、路炎晨は命のはかなさを痛感し、急いで町へ行き、帰暁に無事を知らせるとともに、敬愛する先輩を偲びます。

第23話の感想

第23話は、それぞれのカップルの関係性が際立つエピソードでした。秦明宇と段柔の関係は、まだ始まったばかりで、お互いをよく理解しようともがいている段階です。段柔の冗談めかした発言に戸惑う秦明宇の姿は、彼の不器用ながらも誠実な人柄を表しています。車中泊を選ぶ彼の行動は、段柔への尊重と、二人の関係性を大切に育みたいという思いが感じられ、好感が持てました。一方、帰暁と路炎晨は、既に深い絆で結ばれており、お互いを理解し合っているからこその安心感が伝わってきます。二人の久しぶりの列車の旅は、穏やかで幸せな雰囲気に満ちており、見ているこちらも温かい気持ちになりました。特に、帰暁が過去の秘密を打ち明けるシーンは、二人の信頼関係の深さを改めて感じさせ、感動的でした。

しかし、幸せな時間とは裏腹に、沈老(シェンラオ)の訃報という悲しい出来事が路炎晨を襲います。沈老(シェンラオ)との別れは、人生の儚さを突きつけるものであり、路炎晨の悲しみは計り知れません。喜びと悲しみが交錯する展開は、視聴者の感情を揺さぶり、物語に深みを与えています。全体を通して、それぞれのカップルの描写が丁寧に描かれており、それぞれの関係性の変化や成長を感じることができました。今後の展開がますます楽しみです。

つづく