帰暁(グイ・シャオ)は路炎晨(ルー・イエンチェン)からの電話に出た。彼の優しい声に、異変を感じ取った路炎晨(ルー・イエンチェン)は、風邪を引いたのかと尋ねる。お昼ご飯を食べている路炎晨(ルー・イエンチェン)に、帰暁(グイ・シャオ)はいたずらっぽく音を立てて食べてほしいと頼む。姿は見えないけど、一緒にいるみたいだと。路炎晨(ルー・イエンチェン)は笑いながら、麺をすする音を大きくした。二人の間には、甘い空気が流れている。

帰暁(グイ・シャオ)は子供のように、路炎晨(ルー・イエンチェン)の服装を尋ねる。彼女にとって、彼は誰よりもかっこいい。そして、嬉しい知らせが!路炎晨(ルー・イエンチェン)は任務を終え、今週中に帰ってくるという。帰暁(グイ・シャオ)は、突然の帰還に喜び、準備を始める。

警察の合同任務を終えた路炎晨(ルー・イエンチェン)は、北京に戻る前に斉寧(チーニン)の仲間たちを訪ねる。変わらない友情に、仲間たちは彼への尊敬を表す。秦明宇(チン・ミンユー)は突然の訪問に驚きながらも喜び、何も聞かずに彼らを歓迎した。

一方、帰暁(グイ・シャオ)は小楠(シャオナン)の世話をする。手作り麺を食べさせ、家まで送る。その後、母親と会い、結婚の話をする。母親は急な結婚に驚きつつも、両家の顔合わせがまだ済んでいないことを心配する。

その時、路炎晨(ルー・イエンチェン)の姉から電話が。義兄が出張で、子供を見てくれる人がいない。しかも、路炎晨(ルー・イエンチェン)の母親が病気になってしまったという。帰暁(グイ・シャオ)は迷わず、手伝いに行くことを決める。母親も一緒に病院へ行き、二人で路炎晨(ルー・イエンチェン)の母親の看病をする。優しい言葉に、母親は温かさを感じ、新たな人生の可能性に思いを馳せる。

路炎晨(ルー・イエンチェン)は帰暁(グイ・シャオ)に、予定より早く到著すると連絡する。しかし、帰暁(グイ・シャオ)は母親の病気のことを隠す。彼を心配させたくないからだ。午後は、路炎晨(ルー・イエンチェン)と秦明宇(チン・ミンユー)は射撃訓練を行う。技術だけでなく、心の交流でもある。それぞれ悩みを抱えながらも、互いに負担をかけまいと、何も言わない。

夜、仲間たちは路炎晨のためにバーベキューパーティーを開く。路炎晨は、帰暁(グイ・シャオ)と結婚し、もうすぐ子供が生まれることをさりげなく伝える。結婚式は、帰暁(グイ・シャオ)が最高の状態で臨みたいから、出産後にするという。彼は、この話題がパーティーの中心にならないよう、上司に秘密にしておくよう頼む。

パーティーでは、路炎晨のユーモアが爆発する。秦明宇(チン・ミンユー)の初恋の話を持ち出し、皆を笑わせる。以前、隊に優秀な女性がいて、秦明宇(チン・ミンユー)も密かに想いを寄せていた。ある時、路炎晨は秦明宇(チン・ミンユー)が饅頭をマウス代わりに使っているのを見つける。その不器用な恋心に、皆は笑いをこらえきれなかった。

翌朝、路炎晨は斉寧(チーニン)を後にし、天聞へ戻る。そこで、帰暁(グイ・シャオ)の父親と会う。父親は結婚のことを知っていたが、任務中の安全を改めて彼に伝える。家に帰ると、帰暁(グイ・シャオ)は路炎晨に飛びつく。お風呂にも一緒に入ろうとする。そして、母親の病気のことを話す。路炎晨は帰暁を思いやり、家のことは自分が解決すると決める。

第24話 感想

第24話は、路炎晨と帰暁の愛の深さと、周囲の人々の温かさ、そしてそれぞれの抱える葛藤が繊細に描かれたエピソードでした。

帰暁と路炎晨の電話でのやり取りは、二人の親密さを改めて感じさせます。離れていても繋がっている安心感、些細なことで喜び合える幸せが伝わってきて、見ているこちらも心が温かくなりました。特に、帰暁が路炎晨の食事の音を聞きたいというシーンは、彼女の無邪気さと、彼への深い愛情が表現されていて印象的でした。

路炎晨が仲間たちと再会するシーンも感動的でした。強い絆で結ばれた彼らの友情は、言葉ではなく、表情や雰囲気で雄弁に語られていました。秦明宇(チン・ミンユー)との射撃訓練のシーンは、男同士の友情と、それぞれの胸の内にある葛藤が静かに表現されていて、見応えがありました。

一方で、帰暁の母親の結婚への心配、路炎晨の姉の窮状、路炎晨の母親の病気など、様々な問題が同時進行で描かれ、物語に緊張感を与えています。帰暁が一人でこれらの問題を抱え込もうとする姿は、彼女の優しさと責任感の強さを表していますが、同時に、彼女が抱える負担の大きさも感じさせます。路炎晨が家族の問題を一人で解決しようとするのも、彼なりの愛情表現なのでしょう。

最後に、路炎晨が仲間たちに結婚と妊娠を報告するシーンは、彼の成長と変化を感じさせる重要な場面でした。飄々とした態度の中に、家族への深い愛情と責任感が垣間見え、今後の展開への期待が高まります。全体を通して、温かい人間ドラマと、それぞれのキャラクターの心情の変化が丁寧に描かれた、心に残るエピソードでした。

つづく