「マイ・ファーストラブ」第26話 あらすじ/ネタバレ

帰暁(グイ・シャオ)は路炎晨(ルー・イェンチェン)がいない夢を見て驚き、目を覚ましました。現実でも路炎晨(ルー・イエンチェン)は週末まで仕事で不在です。帰暁(グイ・シャオ)は検診を土曜日に変更し、一緒に来てもらおうと考えました。ますます彼に依存していく彼女は、見送る時も名残惜しそうでした。

仕事中、路炎晨(ルー・イエンチェン)の母親から電話があり、帰暁(グイ・シャオ)は緊張しながら出ました。二人が結婚したことを既に知っていた姑は、彼女に「お母さん」と呼ぶように言いますが、まだ慣れない様子です。躊躇する父親を横目に、母親は本当の用件を切り出しました。父親が帰暁(グイ・シャオ)と話したいと言うのです。不安な気持ちで挨拶を交わすと、落ち著いた様子の父親は、男親として彼女の両親に挨拶したいと申し出ました。帰暁(グイ・シャオ)の父親は北京にいないため、母親に連絡を取りました。路炎晨(ルー・イエンチェン)にも相談しますが、有益なアドバイスは得られませんでした。

義両親との初対面は、帰暁(グイ・シャオ)よりも母親の方が落ち著いていました。会は無事に終わり、路炎晨(ルー・イエンチェン)も安堵します。土曜日、路炎晨(ルー・イエンチェン)は帰暁(グイ・シャオ)の検診に付き添いますが、男性は診察室に入れません。外で待っている彼に、帰暁(グイ・シャオ)は胎児の心音を録音して聞かせます。初めての命の音に感動するものの、うまく表現できない路炎晨(ルー・イエンチェン)に、帰暁(グイ・シャオ)は学生時代の高得点は一体どうやって取ったのかとからかいます。許先生は、いつも一人で来る帰暁(グイ・シャオ)に付き添いがいることを珍しがり、検診の内容を詳しく聞くように路炎晨(ルー・イエンチェン)に勧めます。

数か月後、路炎晨(ルー・イエンチェン)は極秘任務のため、一旦斉寧(チーニン)に戻ることになりました。任務期間は未定です。家事を済ませた彼は斉寧(チーニン)へ戻り、帰暁(グイ・シャオ)から送られてくる子供の写真を眺めて過ごします。電話ができるうちに連絡を取り合いますが、ある日、爆弾騒ぎの緊急出動で呼び出されます。現場には不審者が侵入しており、路炎晨(ルー・イエンチェン)は厳重に警戒します。しかし、爆弾処理班はまだ到著しておらず、彼は中にいる人物を探しに向かいます。侵入者は何かを探している様子で、彼らを避難させた直後、爆発が起きます。秦明宇(チン・ミンユー)が倒れていますが、幸いにも生きていました。

病院に運ばれた秦明宇(チン・ミンユー)を待つ間、路炎晨(ルー・イエンチェン)は帰暁(グイ・シャオ)から検診に行くという連絡を受けます。来月が出産予定ですが、路炎晨(ルー・イエンチェン)は任務で付き添えません。帰暁(グイ・シャオ)は落胆を隠して明るく振る舞います。秦明宇(チン・ミンユー)は足の骨折で手術が必要でしたが、回復すれば日常生活に支障はないようです。ただ、手はリハビリが必要とのこと。深刻な怪我にもかかわらず、彼は冗談を言う余裕がありました。段柔(ドゥアン・ロウ)の様子がおかしいことに気付いた帰暁は心配しますが、彼女は秦明宇(チン・ミンユー)が最近よく小楠(シャオナン)に電話をかけていることを気にしているようでした。帰暁は任務が少ないからだろうと慰めます。段柔(ドゥアン・ロウ)を心配させまいと、路炎晨(ルー・イエンチェン)は医師に秦明宇(チン・ミンユー)の状態を確認すると、すぐに任務に戻りました。帰暁に任務へ向かうことを連絡し、彼女は彼に気を付けるように伝えます。出産が迫っていますが、路炎晨は任務の内容も言えないほど機密性の高い任務のため、帰暁の元へ戻ることはできません。

帰暁が検診を受ける頃、路炎晨は危険な任務の真っ隻中にいました。検診の担当医は顔なじみの許先生に代わり、帰暁は午後に入院することになります。そのため、小楠(シャオナン)の世話を海東(ハイ・ドン)に頼むしかありませんでした。

第26話の感想

第26話は、帰暁と路炎晨の関係性の変化と、迫り来る出産、そして路炎晨の危険な任務という複数の要素が絡み合い、ハラハラドキドキさせられる展開でした。

特に印象的だったのは、二人の間の空気感の変化です。妊娠によって帰暁は路炎晨への依存を強め、彼もまた父親になるという責任を改めて感じている様子が伝わってきました。些細な日常のやり取りからも、二人の絆が深まっていることが感じられ、見ているこちらも温かい気持ちになりました。胎児の心音を初めて聞いた路炎晨の言葉にならない感動も、これから父親になる彼の心情を象徴するようで、胸を打たれました。

しかし、そんな幸せな雰囲気とは裏腹に、路炎晨の任務の危険性も浮き彫りになっていきます。爆弾騒ぎへの出動、そしてその後の極秘任務。出産が間近に迫る中、路炎晨は帰暁のそばにいることができません。帰暁は不安を抱えながらも、彼を信じて明るく振る舞う姿が健気で、切なくなりました。

秦明宇(チン・ミンユー)の負傷も大きな出来事でした。命に別状はなかったものの、大きな怪我を負った彼を心配する段柔(ドゥアン・ロウ)の姿が印象的です。二人の関係性にも変化の兆しが見え、今後の展開が気になります。

全体を通して、幸せな出来事と不安な出来事が交錯する、感情の起伏が激しい回でした。出産という大きなイベントを目前に控え、帰暁と路炎晨、そして周りの人々がどのような選択をしていくのか、今後の展開から目が離せません。

つづく