「マイ・ファーストラブ」第4話 あらすじ

路炎晨(ルー・イエンチェン)は皆にご飯をおごったことで父親に激怒され、家から閉め出されそうになる。しかし、彼はとっさにドアに鍵をかけ、中にいる帰暁(グイ・シャオ)を「彼女だ」と庇う。父親は叔父たちに説得されてその場を去り、路炎晨(ルー・イエンチェン)は工場で寝るように言われるが、ひとまず安堵する。路炎晨(ルー・イエンチェン)は帰暁(グイ・シャオ)に謝罪し、ついさっきの発言は軽率だったと仮省する。二人はまだ外に出る勇気がなく、帰暁(グイ・シャオ)は路炎晨(ルー・イエンチェン)の機の上で参考書を物色しているうちに、彼の秘めた将来の夢を偶然見つける。帰暁(グイ・シャオ)は路炎晨(ルー・イエンチェン)の様子を見に行く間、鍵をかけて待っていたが、だいぶ時間が経っても帰ってこない。心配になった帰暁(グイ・シャオ)が探しに行くと、路炎晨(ルー・イエンチェン)は一人で座り込んで元気がない様子だった。帰暁(グイ・シャオ)は病院に行くかと尋ねるが、路炎晨(ルー・イエンチェン)は大丈夫だと答え、彼女の自転車を車のトランクに入れて送ると言う。実は、去年の受験しなかった夏休み中に、彼はすでに運転免許を取得していたのだ。家に著いた帰暁(グイ・シャオ)は、彼に復読するかどうか尋ねると、路炎晨(ルー・イエンチェン)は嬉しそうに明日手続きに行くと言う。部屋に戻ってから、帰暁(グイ・シャオ)はふと疑問に思う。路炎晨(ルー・イエンチェン)はどうやって自分の家の住所を知っていたのだろうか?

翌日、路炎晨(ルー・イエンチェン)が復読するという噂は学校中に広まる。彼は北京を出ていくために必死で勉強に取り組む。運動会のリレーの選手が足りなくなった時、路炎晨(ルー・イエンチェン)が代わりに走る事になり、帰暁(グイ・シャオ)はスタンドから大声で応援する。路炎晨(ルー・イエンチェン)がそれに気づいて手を振ると、帰暁(グイ・シャオ)は喜びで飛び跳ねる。帰暁(グイ・シャオ)が路炎晨の代わりに売店でカップ麺の代金を払うと、彼は大量のお菓子を買って彼女の機に置いていく。二人は隣のクラス同士で、廊下ですれ違う度にドキドキしていた。

帰暁(グイ・シャオ)は800メートル走で転倒し、顔を怪我してしまう。路炎晨はそれを見て、破傷風にならないように気をつけろ、顔に傷が残っても気にしなくていいと冗談を言う。帰暁は落ち込んだ様子で自転車で帰宅するが、路炎晨はわざわざ彼女を送っていく。2009年の夏、彼らは卒業し、様々な出来事が起こる。隣のクラスでぼーっとしている帰暁は路炎晨の姿が見えず、そこに海健鋒(ハイ・ジェンフォン)がもじもじしながら告白しに来る。海東(ハイ・ドン)と孟小衫(モン・シャオシャン)は別れてしまい、孟小衫(モン・シャオシャン)は彼が趙敏珊と曖昧な関係を続けているのが原因だと話す。帰暁と路炎晨はそれぞれ二人を説得しようと試みるが、海東(ハイ・ドン)が復縁を迫って強引にキスをする場面を目撃してしまう。気まずいながらも、どこか好奇心を掻き立てられる。

黄婷(ホワン・ティン)は路炎晨と一緒に祖母に点滴を付き添っていると帰暁に連絡し、一緒に来ないかと誘う。路炎晨は、自分が来いと言えば帰暁は必ず来るだろうと自信満々だ。帰暁は急いでベッドから起き上がり、ポニーテールにしてワンピースに著替えて病院へ向かう。路炎晨は彼女を見るとすぐに立ち上がり、中庭に出て「俺のこと好きだろ?」と尋ねる。帰暁はそんな聞き方ある?と思いながらも、思わず路炎晨の手を握ってしまう。二人は初めて、そして慎重に手をつなぐ。路炎晨は地方の警察学校に進学するため、なかなか会えなくなると告げる。帰暁は静かに頷く。その後、二人は付き合うからには別れない、もし別れたら泣いてやると約束する。

夏休み中、二人はよく一緒に過ごす。帰暁は以前から気になっていたことを尋ねる。なぜいつも自分にチョークを投げていたのか、なぜ一緒にビリヤードをしてくれたのか。大学合格通知が届いた日、帰暁は少し落ち込む。もっと早く告白してくれていたら、同じ街で大学生活を送れたのに、と。

遠距離恋愛は辛いし、不安も大きい。それに路炎晨はとてもかっこいいので、帰暁は気が気でない。孟小衫(モン・シャオシャン)と海東(ハイ・ドン)はとっくに別れており、孟小衫(モン・シャオシャン)の新しい恋人は秦楓(チン・フォン)というネットカフェのオーナーだ。学生時代の恋愛を続けているのは帰暁と路炎晨だけになり、孟小衫(モン・シャオシャン)は二人に頑張ってほしいと願っている。冬休み、路炎晨は北京に戻ってくるが、家に泊まる場所がなく、ずっと修理工場で過ごしている。おかげで帰暁はいつでも会いに行けるし、彼が車を修理する様子を見るのも楽しい。ある日、二人は布団の中で一緒に映画を見ていたが、ラブシーンになり気まずい雰囲気になる。帰暁は場を和ませようと、学校でたくさんの男子に言い寄られて困っていると話す。路炎晨はすかさず帰暁に覆いかぶさり、今度誰かに言い寄られたら「彼氏がいる」とはっきり言え、と囁く。

第4話 感想

第4話は、路炎晨と帰暁の関係性が大きく前進する、甘酸っぱくも心温まるエピソードでした。父親との衝突から始まった物語は、二人の距離を急速に縮めていきます。咄嗟に帰暁を「彼女」と庇う路炎晨の男らしさ、そして謝罪する誠実さに胸キュンしたのは私だけではないはず。帰暁が路炎晨の秘めた夢を偶然見つけるシーンも印象的でした。お互いを知り、理解していく過程が丁寧に描かれており、二人の未来への期待感が高まります。

特に、運動会での応援シーンや、売店でのお菓子のやり取りなど、高校生らしい初々しいやり取りに思わず顔が綻んでしまいました。些細な出来事ですが、そこには確かな愛情が芽生えていることが感じられ、見ているこちらも幸せな気持ちになります。

一方で、帰暁の怪我に対する路炎晨の仮応には少しハラハラさせられました。冗談めかした言葉の裏に隠された優しさを読み取るには、もう少し時間がかかるかもしれません。

卒業後の海健鋒(ハイ・ジェンフォン)の告白や、海東(ハイ・ドン)と孟小衫(モン・シャオシャン)の別れなど、周囲の環境の変化も二人の関係に影響を与えていきます。青春時代の複雑な人間関係の中で、路炎晨と帰暁の絆がどのように試されていくのか、今後の展開が楽しみです。

そして、ついに訪れた二人のファーストキス!病院の中庭での告白シーンは、純粋で繊細な感情が丁寧に描かれており、思わず息を呑んでしまいました。遠距離恋愛という試練が待ち受けているからこそ、より一層二人の愛が深まっていくことを期待せずにはいられません。

つづく