幼い頃から、路炎晨(ルー・イエンチェン)はいつも姉の路帰暁(グイ・シャオ)を守ってきました。今回も、路炎晨(ルー・イエンチェン)は父の面前で姉を庇い、路帰暁(グイ・シャオ)は内心深く自責の念に駆られています。路炎晨(ルー・イエンチェン)は路帰暁(グイ・シャオ)を家まで送り届けると、孟小衫(モン・シャオシャン)のレストランへ行き、趙敏姗(ジャオ・ミンシャン)の問題に対処します。路帰暁(グイ・シャオ)はまだ出張中です。路父(ルーの父)は食事中に自慢話をしており、趙敏姗(ジャオ・ミンシャン)一家は終始不機嫌な様子。秦楓(チン・フォン)と孟小衫(モン・シャオシャン)は、その場を和ませようと仲裁に入ります。路炎晨(ルー・イエンチェン)が到著すると、路父(ルーの父)は皮肉を言いますが、路炎晨(ルー・イエンチェン)は結婚を破棄する決意を表明し、路父(ルーの父)は激怒して立ち上がり、彼を殴ろうとします。

秦楓(チン・フォン)が路父(ルーの父)をなだめ、孟小衫(モン・シャオシャン)は路炎晨(ルー・イエンチェン)と趙敏姗(ジャオ・ミンシャン)に二人きりで話すように促します。趙敏姗(ジャオ・ミンシャン)は、両家は既に深く知り合っているため、路炎晨(ルー・イエンチェン)が全財産を自分の家族に渡すことは不可能だと考えています。結局は結婚して子供を産むのだから、と結婚に強いこだわりを見せます。しかし、路炎晨(ルー・イエンチェン)は、小楠(シャオナン)を少なくとも5、6年は一緒に育てなければならないため、結婚は絶対にできないと断言します。孟小衫(モン・シャオシャン)と秦楓(チン・フォン)は後始末をし、路炎晨(ルー・イエンチェン)は孟小衫(モン・シャオシャン)に、もし復縁できるなら、路帰暁(グイ・シャオ)を大切にすると約束します。

路母(ルーの母)は趙敏姗(ジャオ・ミンシャン)に謝罪し、路炎晨(ルー・イエンチェン)が結婚を破棄するつもりだとは知らなかったと言い訳し、週末に工場に食事に来て親睦を深めるよう誘います。路帰暁(グイ・シャオ)の上司である呉成野(ウー・チョンイエ)は、かつて路帰暁(グイ・シャオ)の父の部下でした。呉成野(ウー・チョンイエ)が路帰暁(グイ・シャオ)に好意を抱いていることは誰の目にも明らかです。しかし、路帰暁(グイ・シャオ)は携帯電話で路炎晨(ルー・イエンチェン)とメッセージをやり取りすることに夢中で、問題解決の糸口が見え始め、路炎晨(ルー・イエンチェン)は路帰暁(グイ・シャオ)に早く寝るように促します。短いメッセージのやり取りで、二人の心は喜びで躍ります。眠れない小楠(シャオナン)は、ノートとペンで路炎晨に路帰暁(グイ・シャオ)の家を描いて見せ、路炎晨も楽しそうに見ています。

孟小衫(モン・シャオシャン)は海東(ハイ・ドン)に、趙敏姗(ジャオ・ミンシャン)に「女は悠長に構えていられない」と伝えるよう頼み、路炎晨のためにもよく考えるようにと伝えます。海東(ハイ・ドン)は仕方なく趙敏姗(ジャオ・ミンシャン)に会いに行き、彼女の条件なら再婚は簡単だから、路炎晨との関係をこれ以上長引かせる必要はないと助言します。趙敏姗(ジャオ・ミンシャン)が迷っている様子を見て、海東(ハイ・ドン)は笑みを浮かべます。路父(ルーの父)が騒ぎ立てるので、路炎晨は小楠(シャオナン)を海東(ハイ・ドン)に預け、自分は寮で生活することにします。もうすぐ新年ですが、路炎晨は家に帰ることができません。路炎晨が携帯電話を見ながら物思いにふけっていると、路帰暁(グイ・シャオ)から電話がかかってきます。小楠(シャオナン)の先生が保護者と面談したいと言い、秦明宇(チン・ミンユー)は当直で来られないため、二人で行くことになりました。路帰暁は明日帰ってくるので、路炎晨は何度もフライト番号を送るように言って、迎えに行くと言います。電話を切った後、路炎晨は世話をする必要のある小さな警察犬を預かります。

飛行機を降りた後、路帰暁は友人の許(シュー)医師と会う約束をしていました。路炎晨が何も言わずに現れ、許(シュー)医師は気を利かせてその場を去ります。路帰暁はコーヒーを混ぜながら、路炎晨の仕事に興味津々で、2008年の初々しい恋愛時代を思い出します。春節は勤務のため、路炎晨は路帰暁を家まで送り届ける際に、新年の挨拶を済ませます。路炎晨は旧暦1月8日に路帰暁と一緒に担任の先生に会いに行く予定なので、春節の勤務は最初から最後まで担当するつもりです。新年は最も忙しい時期であり、イベント会場の警備は路炎晨たちが担当し、路炎晨は毎年このように過ごしています。2016年の春節を思い出します。当時、彼は中隊長に昇進したばかりでしたが、爆弾事件に遭遇し、路帰暁もたまたま同じ町にいました。

第7話の感想

第7話は、路炎晨と路帰暁の関係性の深さと、周囲の人間模様が丁寧に描かれたエピソードでした。特に印象的だったのは、路炎晨の揺るぎない路帰暁への愛情です。趙敏姗(ジャオ・ミンシャン)との結婚を破棄するという大きな決断は、小楠(シャオナン)の存在だけでなく、路帰暁への想いが原動力となっていることが強く伝わってきました。路父(ルーの父)との対立や、小楠(シャオナン)の世話など、様々な困難に直面しながらも、路帰暁との未来を信じ、前向きに進んでいく姿に心を打たれました。

また、孟小衫(モン・シャオシャン)と秦楓(チン・フォン)の友情にも注目です。彼らは常に路炎晨を支え、問題解決のために奔走します。特に孟小衫(モン・シャオシャン)は、趙敏姗(ジャオ・ミンシャン)との仲介役を買って出るなど、難しい立場でありながらも、友人として親身になって行動する姿が印象的でした。二人の存在は、路炎晨にとって大きな心の支えとなっていることでしょう。

一方、路帰暁は出張中で直接登場するシーンは少ないものの、路炎晨とのメッセージのやり取りから、二人の強い絆を感じることができました。短い言葉のやり取りながらも、互いを思いやる気持ちが溢れており、見ているこちらも温かい気持ちになりました。

最後に、小楠(シャオナン)の存在も忘れてはなりません。幼いながらも、路炎晨と路帰暁の橋渡し役として重要な役割を果たしています。路炎晨に路帰暁の家を描くシーンは、二人の関係性を象徴するようで、とても微笑ましい場面でした。

つづく