祈今朝 第16話 あらすじ/ネタバレ

今朝は居十方を連れて正武盟を訪れ、彼の名誉回復を訴えます。居十方はかつて自分を嘲笑した同門生に堂々と勝負を挑み、見事勝利を収めます。さらに今朝と居十方は手を組み、かつて居十方を嘲笑した二人と再び戦い、圧勝します。居十方は彼らを責めることなく、真の目的は啓元(けいげん)宗を一緒に倒すことだと明かします。

勇武堂堂主温仰(おん よう)の説教を受け、かつて居十方を嘲笑した二人は彼に謝罪します。居十方は盟主左冠人(さかんじん)に会い、閑卿(しずか)は良い人だと改めて主張します。左冠人(さかんじん)も皆が閑卿(しずか)を信頼している様子を見て、彼が邪悪な妖魔ではないことを認め、越今朝(えつきんちょう)たちと協力して敵と戦うことを約束します。計画が漏れるのを防ぐため、左冠人(さかんじん)は彼らに早急に旅立つよう指示し、正武盟の精鋭を同行させます。

居十方は左冠人(さかんじん)が機巧堂堂主としての地位を剝奪していないことを知り、温仰(おん よう)も今回の武闘会を通じて多くの人が彼に対する見方を変えたと告げます。居十方が啓元(けいげん)宗を倒す戦いで真の実力を発揮すれば、彼はこれからも機巧堂の堂主であり続けられると温仰(おん よう)は言います。

一方、越祈(えつき)は天晴之海で扈生之術を解く方法を探しながら、離れた仲間たちを恋しがっています。越今朝(えつきんちょう)はしばしば越祈(えつき)がまだ側にいる幻覚に陥ります。二人はお互いを強く想っていますが、今は会うことができません。ただ、かつて互いに贈り合った魚の玉佩を握りしめ、お互いを偲ぶことしかできません。越今朝(えつきんちょう)は越祈(えつき)の天晴之海での生活を心配し、一人で酒に溺れます。居十方は越今朝(えつきんちょう)を慰めようとしますが、彼の言葉によって越今朝(えつきんちょう)は自分がずっと越祈(えつき)に頼っていたことを認めます。

高骁(こう ぎょう)は聖宣大人(せいせん おとな)的召集を受け、各地の司詔と啓元(けいげん)珠を総壇に運ぶことになります。彼は宗主の座を継承できることを喜び、浪隠閣の管理を孟誠(もう せい)に任せます。越今朝(えつきんちょう)と居十方は正武盟の人々を連れて啓元(けいげん)宗の浪隠閣の拠点を捜索します。途中で正武盟の人々は待ち伏せに遭いますが、越今朝(えつきんちょう)に助けられます。居十方は山中の異変に気づき、彼の案内で一行は啓元(けいげん)宗の拠点を発見します。

越今朝(えつきんちょう)は居十方に仮面を作らせ、扁絡桓(へんらっかん)になりすまして浪隠閣に潜入します。孟誠(もう せい)は彼が聖宣大人(せいせん おとな)であると勘違いし、彼に敬意を払います。越今朝(えつきんちょう)は孟誠(もう せい)を浪隠閣から連れ出し、啓元(けいげん)宗総壇の場所を聞き出そうとします。孟誠(もう せい)は拷問に耐え切れず、総壇の場所を明かします。一方、洛昭言(らくしょうげん)たちは正武盟の人々を率いて拠点に向かい、啓元(けいげん)宗に捕らえられた人々を救出します。扁絡桓(へんらっかん)も浪隠閣に到著し、越今朝(えつきんちょう)が自分になりすまして啓元(けいげん)宗に潜入している姿を目撃します。

越祈(えつき)は天晴之海で扈生之術について情報を集めますが、誰もその術法を知りません。そこで彼女は本を読み漁り、瞑想之術を見つけます。彼女は柷敔(きゅうき)の意識に入り、扈生を解く方法を探そうとします。

第16話 感想

第16話は、ストーリー展開が大きく進展し、見どころ満載の回でした。

まず、居十方が正武盟で名誉回復を果たしたシーンは、とても爽快でした。かつて彼を嘲笑していた同門生に堂々と勝利し、さらに左冠人(さかんじん)からも認められたことで、彼の屈辱は晴らされたと言えるでしょう。

また、越今朝(えつきんちょう)と居十方のコンビネーションも見事でした。二人は息の合った連携で敵を圧倒し、啓元(けいげん)宗との戦いに向けて準備を整えたように感じられます。

一方、越祈(えつき)は天晴之海で扈生之術を解く方法を探し続けています。彼女は柷敔(きゅうき)の意識に入り、解決策を見つけようとしていますが、果たしてうまくいくのでしょうか。

そして、高骁(こう ぎょう)は宗主の座を継承するために、各地の司詔と啓元(けいげん)珠を総壇に運ぶことになりました。彼はついに念願の座に就くことができるのでしょうか。

つづく