祈今朝 第20話 あらすじ/ネタバレ

越今朝(えつきんちょう)と越祈(えつき)の再会

越今朝(えつきんちょう)は部屋に戻ると、越祈(えつき)を強く抱きしめた。二人は固く結ばれ、二度と離れないことを誓い、深いキスを交わした。しかし、この光景を扁洛桓(へんらくかん)が目撃してしまう。彼は二人の共鳴術が自分を超えたことを目の当たりにし、大きな衝撃を受ける。

贏旭危(えいきょくき)の決意

一方、贏旭危(えいきょくき)の体調は悪化の一途を辿っていた。体内の腐敗により、彼の命はあと一年しかないと宣告される。しかし、彼は驚くほど冷静だった。彼はこの一年で天晴之海の危機を解決できると考えていた。啓元(けいげん)宗はすでに存在せず、彼の責任はさらに重くなっていた。

衡道衆(こうどうしゅう)の脅威

洛昭言(らくしょうげん)たちは、扁洛桓(へんらくかん)が越祈(えつき)に大量の啓元(けいげん)珠を吸わせたことに疑問を抱いていた。越祈(えつき)も、それによって力が強くなったことに驚いていた。そこに左冠人(さかんじん)が現れ、衡道衆(こうどうしゅう)が啓元(けいげん)珠を広く配布していることを明かす。これは、より大きな危機が迫っていることを意味していた。彼は衡道衆(こうどうしゅう)に対抗するために同盟を提案し、洛昭言(らくしょうげん)は快諾した。

越今朝(えつきんちょう)の決意

越今朝(えつきんちょう)は銀之魅影を左冠人(さかんじん)に返そうとしたが、この剣は彼を選んだ運命だと告げられる。今朝はまた、越祈(えつき)に扁洛桓(へんらくかん)が共鳴術を使用したことを打ち明けた。二人は顧寒江(こかんこう)が回復したら、一緒に天晴之海に向かい、衡道衆(こうどうしゅう)と天晴之海の秘密を明らかにすることを決意する。

顧寒江(こかんこう)の死

顧寒江(こかんこう)は臨終の際、明繡を閑卿(しずか)に託し、目の前の人を大切にするよう諭した。彼は生死輪廻の道理と九泉钥環の譲渡不可能性について明繡に語った。明繡は涙ながらに無垢守護を引き継いだものの、師匠の犠牲に納得できず、悲しみに暮れた。顧寒江(こかんこう)は明繡に看取られながら安らかに息を引き取り、深い悲しみと後悔を残した。

明繡の決意

越今朝(えつきんちょう)たちは顧寒江(こかんこう)の死を聞いて悲しみに暮れ、居十方は自責の念に駆られた。閑卿(しずか)は一人で酒に溺れ、洛昭言(らくしょうげん)は彼を慰めた。二人は亡き友を偲んだ。

明繡は九泉の異変に気づき、顧寒江(こかんこう)のために一縷の望みをかけて行動を起こす。彼女は一人で与青山に向かった。居十方たちはそれに気づき、正武盟の飛行船で追いかけた。与青山で彼らは顧寒江(こかんこう)の遺体を見つけたが、明繡の姿はなく、九泉に関する古書が残されていた。

明繡が一人で龍潭(りゅうたん)に侵入し、怪我をして意識を失っていることを知った一行は、彼女を救出し、手厚く看病した。目を覚ました明繡は、再び龍潭(りゅうたん)に侵入しようと主張する。越祈(えつき)たちは彼女の意誌を尊重し、同行することに決めた。洛昭言(らくしょうげん)は熱海守護である洛埋名(らくまいめい)に助けを求めることを提案する。彼は龍潭(りゅうたん)への道筋を教えてくれるかもしれない。一行は翌日、洛家を訪れ、洛埋名(らくまいめい)の協力を求めることにした。

第20話 感想

第20話は、感動と衝撃が入り混じった、とても見応えのある回でした。

まず、感動的なシーンとしては、越今朝(えつきんちょう)と越祈(えつき)の再会シーンが挙げられます。二人は離れ離れになっていたものの、ついに再会を果たし、固く結ばれました。彼らの深い愛情が伝わってくるシーンで、見ていて心が温まりました。

また、顧寒江(こかんこう)の死は非常に衝撃的でした。彼は最後まで仲間のために戦い、無垢守護としての責任を果たしました。彼の死は大きな悲しみをもたらしましたが、彼の意誌は仲間たちに受け継がれていくでしょう。

一方、衝撃的なシーンとしては、扁洛桓(へんらくかん)が越祈(えつき)に大量の啓元(けいげん)珠を吸わせたシーンが挙げられます。これは、彼の野心を垣間見せるシーンであり、今後の展開が気になります。

つづく