祈今朝 第25話 あらすじ/ネタバレ
葛清霏(かつせいひ)は、明日の洛埋名(らくまいめい)との取引が完瞭したら、すぐに越今朝(えつきんちょう)を連れ戻すよう赢旭危(えい きょくき)に命じられます。
小媛(しょうえん)は、扁絡桓(へんらっかん)をうまく守れなかったことを悔やんでいますが、扁絡桓(へんらっかん)は休養すれば大丈夫だと慰めます。赢旭危(えい きょくき)が扁絡桓(へんらっかん)を見舞いに来たことに気づいた小媛(しょうえん)は、禁閉を破って慌てて立ち去ります。
赢旭危(えい きょくき)は扁絡桓(へんらっかん)に後悔しているかと尋ねますが、扁絡桓(へんらっかん)は後悔していないと答えます。すべては彼らの計画通りに進んでいるからです。赢旭危(えい きょくき)は扁絡桓(へんらっかん)に申し訳ないと感じますが、扁絡桓(へんらっかん)はすべてを一人で背負うべきではないと仮論します。
扁絡桓(へんらっかん)は越祈(えつき)の様子を見に行き、彼女の体に異常がないことを確認します。そして、越祈(えつき)の血を採取して柷敔(きゅうき)に対抗しようと企てます。
洛埋名(らくまいめい)は、かつて一人命と引き換えに安寧を手に入れましたが、今度は一族全員の命と引き換えに自由を得ようとします。熱海の守護者である彼は、盗賊として捕らえられていましたが、熱海の封印を解き、迷いから目覚めました。
洛埋名(らくまいめい)はすぐに洛昭言(らくしょうげん)が洛家に戻ってきたことに気づき、藏鋒(ぞうほう)に彼女の安全を確保するよう命じます。洛昭言(らくしょうげん)は洛埋名(らくまいめい)に、なぜ衡道衆(こうどうしゅう)に芒宛寨への旅を伝えたのかと問いただします。洛埋名(らくまいめい)は苦衷を打ち明けますが、すぐに洛昭言(らくしょうげん)、閑卿(しずか)、越今朝(えつきんちょう)を陣法の中に閉じ込め、熱海の血縛を解こうとしていることを明かします。
洛昭言(らくしょうげん)、越今朝(えつきんちょう)、閑卿(しずか)は陣法の破綻を探しますが、一方の洛埋名(らくまいめい)は八角塔で法術を施し、一族全員を殺害します。洛家の者は、家主である洛昭言(らくしょうげん)の仕業だと誤解します。
洛昭言(らくしょうげん)は陣法の中で、かつて洛埋名(らくまいめい)に贈った絵を見つけ、そこから破綻を発見します。3人は協力して陣法から脱出します。
しかし、陣法から脱出した洛昭言(らくしょうげん)は激しい痛みを感じます。閑卿(しずか)は陣法が洛昭言(らくしょうげん)の生命力を吸収していることに気づきます。洛埋名(らくまいめい)も洛昭言(らくしょうげん)の存在に気づき、無理やり彼女の生命力を吸収しようとしますが、最終的に陣法は消滅します。洛昭言(らくしょうげん)は洛家の遺体を目の当たりにして悲しみに暮れます。
洛昭言(らくしょうげん)は閑卿(しずか)と共に八角塔に向かい、藏鋒(ぞうほう)は洛昭言(らくしょうげん)だけを洛埋名(らくまいめい)のもとへ行くように指示します。洛昭言(しょうげん)は仕方なく洛埋名(らくまいめい)と対峙します。
洛埋名(らくまいめい)はついに自由を手に入れたこと、そして洛家を滅ぼしたことを告白します。洛昭言(しょうげん)は洛埋名(らくまいめい)が多くの無辜の人々を殺したことを責め、彼を斬りつけようとしますが、かつて親密だった家族への情から、躊躇してしまいます。
洛昭言(しょうげん)は洛埋名の口から、一族全員の命と引き換えに彼女の命を救ったことを知り、さらに悲しみに沈みます。
葛清霏(かつせいひ)と朔漩(さくせん)は、血縛が解けたことを知り、洛埋名に一緒に去るように促します。葛清霏(かつせいひ)は、一族全員の命と引き換えに洛昭言(しょうげん)一人を救ったことを後悔しているのではないかと洛埋名に尋ねます。洛埋名は、無理やり法術を解いたことで、あと3日しか生きられず、永遠に輪廻転生できないことを明かします。
しかし、洛埋名はすべてどうでもよくなったと言い、自分が最も望んでいたものを手に入れたと語ります。
第25話感想
第25話では、物語が大きく動き、衝撃的な展開が続きました。特に、洛埋名の行動は衝撃的で、一族全員の命と引き換えに自由を得ようとする姿は、彼の狂気を垣間見ることができます。
一方、洛昭言(しょうげん)は洛埋名の真意を知り、複雑な感情を抱きます。かつて親密だった兄が、ここまで変わってしまったことに悲しみを感じつつも、それでも彼を斬りつけることはできません。
また、葛清霏(かつせいひ)と朔漩(さくせん)の登場も物語に新たな展開をもたらしました。2人は洛埋名に共感するような発言をしており、今後どのような行動を取るのか気になります。
つづく