中国ドラマ「祈今朝＜ききんちょう＞」31話ネタバレと感想

『祈今朝＜ききんちょう＞』第31話あらすじ/ネタバレ

朝の光が差し込む部屋で、越祈(えつき)は目を覚ました越今朝(えつきんちょう)に優しい笑顔を向けます。目覚めたことを祝うために、越祈(えつき)は越今朝(えつきんちょう)のために熱々の卵麺を作りました。越今朝(えつきんちょう)は一口食べて絶賛し、この麺を「越氏卵麺」と名付けました。越祈(えつき)は彼のネーミングセンスをからかいます。

そこに小媛(しょうえん)が飛び込んできます。扁絡桓(へんらっかん)の存在によって記憶を失った彼女は、越今朝(えつきんちょう)を三哥としか覚えていません。小媛(しょうえん)は越今朝(えつきんちょう)に草蜻蛉を作ってもらうようにせがみます。突然の頼みに、越今朝(えつきんちょう)は自分が誰かの物語の中にいるような不思議な感覚に陥ります。それでも、彼は丁寧に草蜻蛉を作りました。しかし、小媛(しょうえん)はこれが記憶の中の三哥のものとは違うことに気づき、昔の草蜻蛉と比較します。この「違和感」に、越今朝(えつきんちょう)はさらに重苦しい気持ちになります。

驭界枢のすべてが越今朝(えつきんちょう)には見慣れないものばかりですが、越祈(えつき)、居十方、閑卿(しずか)、明繡 (あけみ)、洛昭言(らくしょうげん)だけは深い親近感を感じます。越祈(えつき)もまた、帰墟から戻って以来、柷敔(きゅうき)の殺し屋としての自分の存在意義について新たな認識を持つようになりました。すべての生命にはやむを得ない事情があり、柷敔(きゅうき)を阻止することは正義だと彼女は信じています。

柷敔(きゅうき)に対抗するため、越今朝(えつきんちょう)は赢旭危(えいきょくき)との協力することを決意します。しかし、彼は相手の誠意がなければ協力しないと率直に言います。赢旭危(えいきょくき)は、越今朝(えつきんちょう)に衡道衆(こうどうしゅう)を代表して正武盟に協力提案をし、柷敔(きゅうき)と共同で戦うことを提案します。彼は、偽の熱海钥環を使って柷敔(きゅうき)を騙し、彼女が禺族(ぎょぞく)を地上に連れてきたときに、正武盟が禺族(ぎょぞく)を牽製し、その間に柷敔(きゅうき)と霧魂の束縛を解く計画を明らかにしました。葛清霏(かつせいひ)は、霧魂を失った柷敔(きゅうき)は最も弱体な時であり、闇殺の絶好の機会であると付け加えます。

神州各地で発生している石化現象を見て、越今朝(えつきんちょう)は景安が危機に瀕していることを悟り、正武盟に協力を求めるために急ぎます。途中、越祈(えつき)は柷敔(きゅうき)によって苦しめられている人々を目の当たりにします。特に紀大叔(きおじさん)などの無辜の者の惨状を見て、彼女は自責の念に駆られ、蒼生を救う決意をさらに強くします。

居十方たちは景安で緊急救助を行いますが、柷敔(きゅうき)の力は強く、多くの民衆が犠牲になります。越今朝(えつきんちょう)と越祈(えつき)の尽力により、柷敔(きゅうき)は一時的に撤退しましたが、一行はすぐに正武盟へと向かいます。正武盟では、洛昭言(らくしょうげん)、閑卿(しずか)たちは熱海の移動軌跡から、柷敔(きゅうき)の次の標的は臧風原である可能性が高いと推測します。彼らは偽の熱海钥環を使って柷敔(きゅうき)をおびき寄せ、同時に彼女の力を弱体化させ、緻命の一撃を与えるという綿密な計画を立てます。

景安での経験は、越祈(えつき)に大きな責任感を与えました。彼女は絶望の中でも生きようとする人々の姿を見て、柷敔との戦いにさらに強い決意を抱きます。居十方は、衡道衆(こうどうしゅう)が啓元(けいげん)宗を操っていること、そして鯤との戦いの困難さを明らかにします。啓元(けいげん)珠によって苦しむ正武盟の陳千軍(ちんせんぐん)たちを助けようとする越祈(えつき)でしたが、啓元(けいげん)珠と体が融合しすぎていて、どうすることもできませんでした。しかし、彼女は諦めず、救出方法を探し続けます。

このエピソードでは、越今朝とその仲間たちは危機に直面しながらも一歩一歩前進し、その信頼と絆は試練の中でさらに強固なものとなります。そして、柷敔との最終決戦は静かに幕を開けます。